トランスポートルールを削除する

[アーティクル]
10/19/2016

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2011-04-13

トランスポートルールは、ハブトランスポートサーバーまたはエッジトランスポートサーバーによってルーティングされるメッセージに、メッセージングポリシーを適用するために使用されます。ルールが直ちに必要でない場合には、ルールを無効にすることができます。以下の手順に従って不要になったルールを完全に削除できます。

重要

ハブトランスポートサーバーからトランスポートルールを削除すると、そのルールは Active Directory から削除されます。Exchange 2010 組織内のどのハブトランスポートサーバーでも使用できなくなります。エッジトランスポートサーバーは、トランスポートルールを Active Directory Lightweight Directory サービス (AD LDS) インスタンスにローカルに格納しており、それらのトランスポートルールは、エッジトランスポートサーバーで管理されています。

前提条件

トランスポートルールがハブトランスポートサーバーまたはエッジトランスポートサーバーで作成されている。

実行内容

EMC を使用してトランスポートルールを削除する
シェルを使用してトランスポートルールを削除する

EMC を使用してトランスポートルールを削除する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メッセージングのポリシーと準拠のアクセス許可」の「トランスポートルール」。

ハブトランスポートサーバーのトランスポートルールを削除する

ハブトランスポートサーバーで EMC を開きます。
コンソールツリーで [組織の構成] をクリックし、[ハブトランスポート] をクリックします。
[トランスポートルール] タブで、削除するルールを右クリックし、[削除] をクリックします。
トランスポートルールを削除する場合は、[はい] をクリックします。

エッジトランスポートサーバーのトランスポートルールを削除する

削除するトランスポートルールが格納されたエッジトランスポートサーバーで EMC を開きます。
コンソールツリーで、[エッジトランスポート] をクリックします。
[トランスポートルール] タブで、削除するルールを右クリックし、[削除] をクリックします。
トランスポートルールを削除する場合は、[はい] をクリックします。エッジトランスポートサーバーの Active Directory Lightweight Directory サービスインスタンスから、選択したトランスポートルールが削除されます。

重要

複数のエッジトランスポートサーバーを展開している場合は、すべてのエッジトランスポートサーバーでルールの削除が必要になる場合があります。

シェルを使用してトランスポートルールを削除する

シェルを使用する場合は、ハブトランスポートサーバーでもエッジトランスポートサーバーでもトランスポートルールを削除する手順は同じです。

次のコマンドを実行して、変更を加えずにトランスポートルールが受ける影響を確認します。
```
Remove-TransportRule "Messages From DG-Sales" -WhatIf
```
注意

WhatIf パラメーターを使用して、操作の結果が予期した内容であることを確認します。WhatIf パラメーターの詳細については、「WhatIf、Confirm、および ValidateOnly スイッチ」を参照してください。
次のコマンドを実行して、トランスポートルールを削除します。
```
Remove-TransportRule "Messages From DG-Sales"
```