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メールボックス マネージャーを構成して、Journal メールボックスのサイズを管理する

 

Journal LocalUser メールボックスでは、メールボックスのメンテナンスを追加で実装しないと、削除済みアイテム フォルダーがすぐにいっぱいになります。 Exchange メールボックス マネージャーは、メッセージの保存期間およびサイズの制限を設定し、それらの制限を超えているメッセージを検索して処理するツールです。 メールボックス マネージャーを構成して、Journal LocalUser メールボックスのサイズを管理できます。

メールボックス マネージャーを構成して、Journal メールボックスのサイズを管理するには

  1. Windows Server 2003 および Microsoft Exchange Server が実行されているコンピューターにログオンし、Exchange システム マネージャーを起動します。

  2. [受信者] フォルダーを展開します。

  3. [受信者ポリシー] を右クリックし、[新規作成] をポイントし、[受信者ポリシー] をクリックします。

  4. [新しいポリシー] ダイアログ ボックスで、[メールボックス マネージャーの設定] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

  5. [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[名前] ボックスに「Journaling Mailbox Manager」と入力し、[変更] をクリックしてフィルター ルールを変更します。

    [Exchange 受信者を検索します] ダイアログ ボックスが開きます。

  6. [全般] タブで、次の操作を実行します。

    • [検索] ボックス: 既定値を受け入れます。

    • [Exchange メールボックスを持つユーザー] チェック ボックス: このチェック ボックスをオンにします。

    • 他のすべてのチェック ボックス: これらのチェック ボックスはオフのままにします。

  7. [格納域] タブで、[このメールボックス ストア内のメールボックス] を選択し、そのオプションの横の [参照] をクリックします。

    [Exchange ストア データベースの選択] ダイアログ ボックスが開きます。

  8. [選択するオブジェクト名を入力してください] に「Journaling Mailbox Store」と入力します。

  9. [名前の確認] をクリックして、アカウントを正しく解決し、選択内容を確認します。

    [Exchange ストア データベースの選択] ダイアログ ボックス

  10. [OK] をクリックし、再度 [OK] をクリックして、[Exchange ストア データベースの選択] ダイアログ ボックスを閉じます。

  11. [Exchange 受信者を検索します] ダイアログ ボックスで、[検索開始] をクリックして、新しいポリシーが適用される受信者を検証します。

    変更したメールボックス ストアが表示されます。

    注意

    受信者ポリシーは第 3 段階で作成した Journal LocalUser メールボックスに解決される必要があります。また、ここにシステム メールボックスも表示される場合があります。

  12. 受信者ポリシーが Journal LocalUser メールボックスのみと一致する場合は、[OK] をクリックして、[Exchange 受信者を検索します] ダイアログ ボックスを閉じます。

  13. 受信者ポリシーのフィルターへの変更を受け入れるように求めるメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。

    [プロパティ] ダイアログ ボックスが再度表示されます。

  14. [メールボックス マネージャーの設定 (ポリシー)] タブをクリックします。

  15. [メールボックスの処理時の操作] ボックスの一覧の [直ちに削除する] をクリックします。

  16. フォルダーの一覧で、次の操作を実行します。

    • [削除済みアイテム] チェック ボックス: このチェック ボックスをオンにします。

    • 残りのすべてのフォルダーのチェック ボックス: これらのチェック ボックスはすべてオフにします。

    • [削除済みアイテム] フォルダー: このフォルダーをクリックします。

  17. [編集] をクリックします。

    [フォルダーの保存期間の設定] ダイアログ ボックスが開きます。

  18. [フォルダーの保存期間の設定] ダイアログ ボックスで、次の操作を実行します。

    • [メッセージ サイズ (KB)] チェック ボックス: サイズに関係なくメッセージを削除できるように、このチェック ボックスをオフにします。

    • [保存期間 (日)] チェック ボックス: このチェック ボックスをオンにし、「30」と入力します。

    重要

    既定のポリシーでは、削除済みアイテム フォルダーでの保存期間が 30 日を超えたメッセージがすべて削除されます。 それだけの電子メールを保持できるストレージがない場合は、保存期間を短くすることを検討してください。 冗長性のために少なくとも 7 日間は保持することをお勧めします。

  19. [OK] をクリックし、[OK] をクリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

    Exchange システム マネージャーが再度表示されます。

  20. [受信者] ノードを展開し、新しいポリシーを右クリックし、[今すぐこのポリシーを適用] をクリックします。

  21. 更新を確認するメッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。

  22. [サーバー] ノードを展開し、Journal LocalUser のメールボックスが格納されているサーバー (メールボックス ストアではなく) の名前を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  23. [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[メールボックスの管理] タブをクリックします。

  24. [メールボックス管理処理の開始] ボックスの一覧の [カスタム スケジュールを使用する] をクリックし、[カスタマイズ] をクリックします。

  25. [スケジュール] ダイアログ ボックスで、メールボックス マネージャーを実行するすべての日付と時刻のセルをクリックし、[OK] をクリックします。

  26. [プロパティ] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックして、メールボックス マネージャーのスケジュールを保存します。再度 [OK] をクリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。