スタンドアロンの監視またはアーカイブ データベースの復元

 

トピックの最終更新日: 2011-06-01

障害が発生したサーバーで 1 つ以上のデータベースをホストしているのに Lync Server サービスが実行されていない場合は、SQL Server インスタンスをインストールする手順だけを遂行し、トポロジ ビルダーまたは Install-CsDatabase コマンドレットを実行して、データベースを作り直し、アクセス制御リスト (ACL) を設定します。このような状況に該当するのは、アーカイブおよび監視用のデータベースが 1 つ以上実行されているサーバーです。スタンドアロン データベースの場合は、トポロジ ビルダーから、データベースを作成するように指示するメッセージが表示されます。トポロジ ビルダーまたは Install-CsDatabase コマンドレットを使用してデータベースを作り直すことができます。

note注:
Lync Server を普段運用しているときにデータのアーカイブと監視を行う必要はありません。

次の手順では、データベースを作り直してアーカイブ データまたは監視データの収集を続行できるようにする方法を説明します。データの復元の詳細については、「監視データまたはアーカイブ データの復元」を参照してください。

tipヒント:
復元を開始する前に、システムのイメージ コピーを作成することをお勧めします。システムのイメージ コピーを作成しておくと、復元中に問題が発生した場合に、そのイメージをロールバック ポイントに使用できます。オペレーティング システムと SQL Server のインストール後にイメージ コピーを作成しておけば、証明書を復元したり再登録したりすることもできます。

スタンドアロン データベースを作り直すには

  1. 障害が発生したサーバーと同じ完全修飾ドメイン名 (FQDN) を持つクリーン サーバーまたは新しいサーバーを開始し、オペレーティング システムをインストールし、証明書を復元または再登録します。

    note注:
    組織で定めるサーバーの展開手順に従って、この手順を実行します。
  2. RTCUniversalServerAdmins グループのメンバーであるユーザー アカウントから、復元するサーバーにログオンします。

  3. インスタンス名を障害が発生する前の名前と同じにして、SQL Server 2008 R2、SQL Server 2008、または SQL Server 2005 をインストールします。

    note注:
    展開状況によっては、サーバーに複数のデータベースが存在することもあります。この同じ手順に従って、最初にサーバーを展開するときに使用した SQL Server を、SQL Server の権限やログインの情報も含めてインストールしてください。
  4. トポロジを公開してデータベースを作り直します。手順は次のとおりです。

    1. トポロジ ビルダーを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server トポロジ ビルダー] の順にクリックします。

    2. [既存の展開からトポロジをダウンロードする] をクリックし、[OK] をクリックします。

    3. トポロジを選択し、[保存] をクリックします。[はい] をクリックして選択を確定します。

    4. [Lync Server 2010] ノードを右クリックし、[トポロジの公開] をクリックします。

    5. トポロジの公開ウィザードの指示に従います。[データベースの作成] ページで、再作成するデータベースを選択します。

    6. ウィザードの残りの指示に従います。[完了] をクリックします。

    tipヒント:
    トポロジ ビルダーを実行しなくても、Install-CsDatabase コマンドレットを使えば、個々のデータベースを作成できます。詳細については、Lync Server 管理シェルのドキュメントを参照してください。
  5. データを復元します。詳細については、「監視データまたはアーカイブ データの復元」を参照してください。