Exchange Server 2007 Service Pack 3 の更新プログラムのロールアップ 7 について
トピックの最終更新日: 2012-05-31
Microsoft は、Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 3 (SP3) の更新プログラムのロールアップ 7 をリリースしました。更新プログラムのロールアップは、2012 年 4 月 16 日付けです。更新プログラムのロールアップに関する次の情報について説明します。
- 更新プログラムのロールアップによって解決される問題
- 更新プログラムのロールアップを入手する方法
- 更新プログラムのロールアップをインストールするための前提条件
更新プログラムのロールアップによって解決される問題
Exchange 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 7 は、次の Microsoft サポート技術情報の記事で説明されている問題を解決します。
Exchange Server 2007 SP3 環境での OWA 内のポルトガル語 (ブラジル) 辞書に関する旧スペルに関するルール |
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Exchange Server 2007 メールボックス サーバーの MAPI アプリケーションで GetProps メソッドを呼び出すと、MAPI_E_NOT_FOUND エラーが発生する |
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メールボックスを Exchange Server 2007 サーバーから Exchange Server 2010 サーバーへ移動してからもう一度 Exchange Server 2007 サーバーに戻した後、特定のメールボックスが自動的に動作しない |
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Exchange Server 2007 メールボックス サーバーで移動操作が完了せず、CPU リソースが 100 パーセント消費される |
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Exchange Server 2007 環境で MSExchangePOP3 サービスがクラッシュする |
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Exchange Server 2007 と Exchange Server 2010 の混在環境で、空の PR_URL_NAME プロパティを含んでいるパブリック フォルダーをレプリケートすると、Store.exe が Exchange Server 2007 サーバーでクラッシュする |
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Exchange Server 2007 環境の Outlook Web Access で、ポルトガル語 (ポルトガル) 辞書が正書法スペル ルールで使われる |
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Exchange Server 2007 環境で Active Directory が LDAP_PARAM_ERROR の値を返すと、MSExchangeRepl.exe プロセスがクラッシュする |
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Exchange Server 2007 と Exchange Server 2010 の混在環境で Outlook Web App を使用すると、フル アクセス許可を持っているユーザーが、別のユーザーのメールボックスを開けない |
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Exchange Server 2007 環境の Outlook Web Accees で autocomplete="off" パラメータが存在しない |
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Exchange Server 2007 環境で、IMAP4 クライアントを使用しているユーザーから重複した開封確認を受信する |
インストール前タスク
Forefront Security for Exchange Server
Microsoft Forefront Security for Exchange Server を使用している場合、Exchange 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 7 をインストールする前に Forefront Security for Exchange Server を無効にする必要があります。それには、fscutility /disable コマンドを実行します。
更新プログラムのロールアップ パッケージをインストールしたら Forefront Security for Exchange Server を再度有効にします。それには、fscutility /enable コマンドを実行します。
注 : |
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更新プログラムのロールアップをインストールする前に Forefront Security for Exchange Server を無効にしないと、インフォメーション ストア サービスとトランスポート サービスが起動しません。 |
パブリック フォルダー
Exchange 2007 組織でパブリック フォルダーを使用していて、パブリック フォルダー データベースの保存期間が 123 日より大きな値に設定されている場合、Exchange 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 7 をインストールする前に、以下の手順のステップに従う必要があります。
パブリック フォルダーを使用していて、パブリック フォルダー データベースの保存期間が 123 日以下の値に設定されている場合、警告メッセージが表示されます。ただし、Exchange 2007 は正常に機能し続けます。この場合、以下の同じステップに従うことにより、問題を解決できます。
- [スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「adsiedit.msc」と入力し、Enter キーを押します。
- [ADSI エディター MMC] ウィンドウで [操作]、[接続先] を順にクリックします。
- [既知の名前付けコンテキスト] リストで [構成] をクリックします。
- 次のリスト項目とサブ項目を順番に展開します。
- CN=Configuration、DC=Contoso、DC=com
- CN=Services
- CN=Microsoft Exchange
- CN=<OrganizationName>
- CN=Administrative Groups
- CN=Servers
- CN=<ServerName>
- CN=Information Store
- CN=Second Storage Group
注 : |
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一覧の <OrganizationName> および <ServerName> は組織とサーバーの実際の名前を表します。 |
- [CN=Public Folder Database] をダブルクリックします。
- [msExchOverallAgeLimit] をダブルクリックします。
- 既存の値を 86,400 で除算し、単位を秒から日に変更します。
注 : |
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Exchange 2007 環境内のすべてのパブリック フォルダー データベースでこれらのステップを繰り返す必要があります。 |
重要 : |
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パブリック フォルダー データベースをホストする、組織内の Exchange 2007 サーバーすべてが Exchange 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 7 にアップグレードされると、これらの変更が有効になります。 |
上記のステップを実行せずに Exchange 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 7 をインストールして、Exchange 管理コンソールを使用してパブリック フォルダー設定にアクセスしようとすると、以下のエラー メッセージが表示されます。
期間が長すぎるため、TimeSpan がオーバーフローしました |
また、Outlook Web Access を使用して Exchange にアクセスしようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。
例外 |
更新プログラムのロールアップの情報
Exchange Server 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ 7 は、2012 年 4 月 16 日にリリースされました。Microsoft ダウンロード センターからこの更新プログラムのロールアップを取得するには、マイクロソフト サポート技術情報の記事 2655203「Exchange Server 2007 Service Pack 3 の更新プログラムのローアップ 7 に関する説明」を参照してください。
- この更新プログラムをインストールする前に、更新プログラムの前提条件、インストール手順、および既知の問題を確認することをお勧めします。詳細については、以下の Microsoft Web サイトを参照してください。
Exchange 2007 用の最新の Service Pack または更新プログラムのロールアップをインストールする方法 - クラスター メールボックス サーバーに更新プログラムのロールアップをインストールする前に、次の Microsoft Web サイトを参照してください:
クラスタ化メールボックス サーバーへの Exchange 2007 更新プログラムのロールアップの適用 - Exchange Server 2007 サービス モデルの詳細については、次の Microsoft Web サイトを参照してください:
Exchange 2007 サービス - この更新プログラムのロールアップは、Exchange Server 2007 RTM (Release To Manufacturing) 版、Exchange Server 2007 Service Pack 1 (SP1)、Exchange Server 2007 Service Pack 2 (SP2) には適用されません。Exchange Server 2007 SP3 の更新プログラムのロールアップ パッケージのシリーズは、Exchange Server 2007 RTM、Exchange Server 2007 SP1、Exchange Server 2007 SP2 の更新プログラムのロールアップに対応するシリーズとは別のものです。
Exchange Server 2007 RTM、Exchange Server 2007 SP1、Exchange Server 2007 SP2 向け更新プログラムのロールアップの一覧については、次の Microsoft Web サイトを参照してください:
Exchange 2007 用の最新の Service Pack または更新プログラムのロールアップを入手する方法
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。