Exchange 2010 SP3 の新機能

 

適用先: Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2016-11-28

ここでは、MicrosoftExchange Server 2010 Service Pack 3 (SP3) の重要な新機能の概要について説明します。この概要は、組織の計画、展開、および管理を行うときに役立ちます。以下では、MicrosoftExchange Server 2010 Service Pack 2 (SP2) のリリース以降の機能変更について説明します。

  • Exchange 2013 の共存のサポート

  • 送信済みアイテム管理機能

  • Windows Server 2012

このトピックで説明する変更点に加えて、Exchange 2010 SP3 には Exchange 2010 SP2 のリリース以降に特定された問題に対応する修正も含まれています。Exchange 2010 SP3 で修正された問題の完全な一覧は、「Exchange 2010 SP3 で修正される問題」を参照してください。なお、Exchange 2010 SP3 のリリース ノートに関心がある場合は、「Exchange Server 2010 SP3 のリリース ノート」を参照してください。

Exchange 2010 の以前のバージョンで導入された機能の詳細については、以下のトピックを参照してください。

Exchange 2013 の共存のサポート

MicrosoftExchange Server 2013 を共存モードで実行する場合は、Exchange 2010 SP3 をインストール必要があります。Exchange 2010 から Exchange 2013 へのインプレース アップグレードは実行できません。ただし、Exchange 2010 SP3 のインストール後に、既存の Exchange 2010 組織に Exchange 2013 累積更新プログラム 1 (CU1) サーバーをインストールすることができます。既存の組織への Exchange 2013 サーバーのインストール方法については、「既存の Exchange 2010 組織に Exchange 2013 をインストールする (英語の場合があります)」を参照してください。

この手順を実行した後は、組織が共存モードで実行されることになります。このモードは無期限に維持できます。または、Exchange 2010 から Exchange 2013 にすべてのリソースを移動して、Exchange 2010 サーバーの使用を停止することで、Exchange 2013 へのアップグレードをすぐに完了できます。Exchange 2013 にアップグレードする方法の詳細については、「Exchange 2010 から Exchange 2013 へのアップグレード (英語の場合があります)」を参照してください。

送信済みアイテム管理機能

Exchange 2010 SP3 では、Office Outlook Web Access (OWA) に送信済みアイテム管理機能が導入されています。送信済みアイテム管理機能を使用すると、「代理で」送信されたアイテムを [送信済みアイテム] フォルダおよび送信者の [送信済みアイテム] フォルダにコピーするかどうかを制御できます。Exchange 2010 SP3 より前では、「代理で」送信されたメッセージは送信者の [送信済みアイテム] フォルダにのみコピーされます。

OWA の送信済みアイテム管理機能は、[オプション] ページで構成できます。Exchange 2010 SP3 をインストールすると、**[送信済みアイテムオプション]**設定が OWA の [オプション] ページで利用できるようになります。

Windows Server 2012

Exchange 2010 SP3 は Windows Server 2012 で使用することができます。オペレーティング システムのサポート可能性については、「Exchange Server のサポート一覧」を参照してください。

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