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Outlook 2013 の新機能

概要: Outlook 2013 の新機能と、変更された機能について説明します。

適用対象:  Office 2013 | Office 365 ProPlus | Outlook 2013 

対象ユーザー: IT 担当者

Outlook 2013 の新機能および Outlook 2013 のリリース以降のその他の変更は、移行時の検討事項に影響を与える可能性があります。この記事ではいくつかの新機能と移行時の検討事項を示します。Outlook 2007 からアップグレードしている場合、 Outlook 2010 での変更点 (英語の場合があります) も参照してください。

Important重要:

この記事の内容は、Outlook を組織用に構成および展開する管理者を対象としています。

Outlook 2013 のデスクトップの新機能に関する情報をお探しの場合 インフォメーション ワーカー向けの Outlook 2013 の新機能 (英語の場合があります) を参照してください。

この記事の内容

  • 新機能

  • 変更された機能

  • 移行時の検討事項

新機能

ここでは、Outlook 2013 の新機能について説明します。

Outlook 2013の追加/変更

追加/変更 説明

添付ファイル通知

Outlook 2013 には、電子メール メッセージを送信する前に、メッセージにファイルの添付漏れがないかどうかを調べてユーザーに通知する機能があります。Outlook 2013 の添付ファイル通知をオフにするには、[添付ファイル通知] ダイアログ ボックスで [今後このメッセージを表示しない] を選択するか、[ファイル]、[オプション]、[メール] の順に選択し、[メッセージの送信] で [送信するメッセージにファイルが添付されていない場合は警告する] を選択します。

noteメモ:

この機能は、英語バージョンの Outlook でのみ使用可能です。

Exchange ActiveSync (EAS)

Exchange ActiveSync は、Outlook 2013 が Outlook.com などのサービスに接続して、電子メール、予定表、連絡先、およびタスクにアクセスするためのプロトコルです。詳細については、「 Outlook 2013 で機能のカスタマイズを計画する Exchange ActiveSync」および「 Exchange Server 2013: Exchange ActiveSync (英語の場合があります)」を参照してください。

アドインの回復性

Outlook の回復性を高めるために、Outlook 2013 では、Outlook のパフォーマンス、回復性、または信頼性に悪影響を及ぼすアドインは既定で無効になります。これらのアドインを表示して再度有効にするには、Outlook 2013 で [ファイル]、[無効になっているアドインを表示] の順に選択します。IT 管理者として、Outlook 2013 のパフォーマンスに影響するアドインを自動的に無効にしない場合は、Outlook グループ ポリシー テンプレート (Outlk15.admx) を使用して、グループ ポリシー オプションの [管理対象アドインの一覧] を設定します。この設定は、ユーザーの構成 \ 管理用テンプレート \ Microsoft Outlook 2013 \ その他 にあります。詳細については、「 Outlook 2013 で機能のカスタマイズを計画する」の「 アドイン」を参照してください。

Exchange キャッシュ モードの強化

同期スライダーと Exchange ファスト アクセスの 2 つは、Exchange キャッシュ モードの新機能です。これらの機能は、既定で Exchange キャッシュ モードを有効にすると、有効になります。

Outlook 2013 ユーザーは同期スライダーを使用して、ローカルで同期する Outlook データ ファイル (.ost) 内の電子メール メッセージの数を制限できます。Exchange キャッシュ モードが有効になっている場合、既定で、Outlook 2013 は、過去 12 か月間の電子メール メッセージのみをキャッシュし、それよりも古い電子メール メッセージをローカル キャッシュからすべて削除します。ローカル キャッシュから削除されたメッセージを表示するには、フォルダー内で電子メールの一覧の末尾までスクロールし、[ここをクリックして Microsoft Exchange で詳細を表示] というメッセージをクリックします。また、 オフラインで保持する電子メールの数を変更 (英語の場合があります) できます。IT 管理者は、電子メール メッセージの既定の保存期間を変更したり、所定の保存期間を経過した電子メール メッセージをローカル キャッシュから強制的に削除したりできます。その場合は、グループ ポリシーや、Office カスタマイズ ツールを使用します。

Exchange ファスト アクセスは、オンライン モードのインスタントアクセスと、Exchange キャッシュ モードのオフライン機能および信頼性の高い同期機能とを組み合わせた機能で、特に、データをローカルで同期すると時間がかかることがユーザーから報告されている状況 (初回同期時、作業再開時、休暇明けなど) のシナリオで使用されます。Outlook 2013を最初に起動すると、最新の電子メール メッセージと、最新の予定表がすぐに表示されます。Outlook 2013 は、オフラインで使用するアイテムをバックグラウンドでキャッシュするため、ユーザーの操作が中断することはありません。

詳細については、「 Exchange ファスト アクセスと同期スライダー」および「 Outlook 2013 で Exchange キャッシュ モードの展開を計画する

IMAP の強化

Outlook 2013 では、IMAP ネットワーク操作は、フォアグラウンドではなく、バックグラウンドで発生します。Outlook が開いた後、IMAP ユーザーは受信トレイにある既存の電子メールをすばやく表示できます。これは Exchange キャッシュ モードを使用するユーザーと同様です。また、IMAP ユーザーが別の IMAP フォルダーを選択して表示する場合も、Exchange キャッシュ モードを使用するユーザーと同様に、既存の電子メールをすばやく表示できます。

Outlook 2013 では、新しい IMAP 電子メール メッセージが受信されると、IMAP ユーザーに通知します。また、ユーザーが IMAP をプライマリ アカウントとして作成すると、Exchange アカウントが表示される場合とほとんど同様に、IMAP アカウント フォルダーが表示されます。Outlook 2013 では、Outlook データ ファイル用の専用ノードは作成されません。ローミングしない特殊な Outlook フォルダー (予定表、連絡先、タスク、メモなど) については、フォルダー名の横に [このコンピューターのみ] と表示されます。

Outlook データ ファイル (.ost) の圧縮

既定で、Outlook 2013 をインストールすると、新しい圧縮版の Outlook データ ファイル (.ost) が作成されます。この新しい圧縮版の .ost は、以前のバージョンの Outlook で作成された .ost ファイルよりもサイズが最大 40% 小さくなります。詳細については、「移行時の検討事項」および「 Outlook 2013 で Exchange キャッシュ モードの展開を計画する」を参照してください。

People ハブ

People ハブは、Outlook 2013 の連絡先で使用する新しい既定のビューです。People ハブにはユーザーの Outlook プロファイルの連絡先を含み、ソーシャル ネットワークから連絡先を取り込むこともできます。また、同一人物に関する複数の連絡先からの情報を連絡先カードの単一のビューにまとめることもできます。一般的な連絡先情報に加えて、ユーザーは、自分が特定のソーシャル ネットワークで特定の相手と友人になっている場合や、自分のパブリック ソーシャル ネットワークが更新された場合に、自分が参加しているソーシャル ネットワークからその相手のソーシャル ネットワークの更新情報を表示することもできます。

Outlook 2013 の場合と同様に、IT 管理者は、Outlook 2013 ユーザーが使用できるソーシャル ネットワークを管理できます。構成情報については、「 Outlook 2013 で機能のカスタマイズを計画する」を参照してください。

パフォーマンスの強化

Outlook 2013 は、Outlook 2013 よりも迅速に起動および終了します。Outlook 2013 のパフォーマンス全体が、以前のバージョンの Outlook よりも早くなっています。

天気予報バー

予定表モジュールの予定表には明日から 3 日間の気象情報が表示されます。Outlook 2013 をインストールした後、初めて起動したときに表示される気象情報は、インストールした Outlook のマーケット バージョンに既定で設定されている都市の天候です。 天気予報の場所を変更 (英語の場合があります) するには、[予定表] ビューの都市名の横にあるドロップダウン メニューから [場所の追加] を選択します。また、[ファイル]、[オプション]、[予定表]、[天気] の順に選択して、次の 2 つのオプションを構成することもできます。

  • [予定表に天気を表示する]

  • [気温の表示方法:]: [摂氏] または [華氏]

気象情報設定はユーザー プロファイルごとに保存されます。ユーザー プロファイルに複数の Exchange アカウントが存在する場合は、ユーザーのプライマリ Exchange アカウントに指定されている場所が気象情報の場所になります。ユーザー プロファイルの予定表にはすべて、この場所が気象情報の場所として表示されます。

次の気象設定は、アカウントの種類に応じてローミングできます。

  • 気象情報がオン/オフのどちらに設定するか

  • 摂氏または華氏のどちらに設定するか

  • 気象情報の場所

  • 現在表示されている気象情報の場所

ユーザーが同じ Exchange アカウントを複数のコンピューターで使用している場合は、すべてのコンピューターに同じ気象情報の場所が表示されます。ユーザーが複数の Exchange アカウントを使用している場合は、プライマリ Exchange アカウントに関連付けられている気象情報の場所が表示されます。この場合、プライマリ Exchange アカウントに関連付けられている設定はローミングします。ユーザーが Exchange アカウントを使用せずに、同じ IMAP/POP アカウントを複数のコンピューターで使用している場合は、設定はローミングされません。

IT 管理者は、Outlook グループ ポリシー テンプレート (Outlk15.admx) を使用して、この機能をオフにしたり、気象情報の提供元サービスを変更したりできます。この設定は、[ユーザーの構成\管理用テンプレート\Microsoft Outlook 2013\Outlook オプション\基本設定]\予定表オプション] にあります。詳細については、「 Outlook 2013 で機能のカスタマイズを計画するの」「 天気予報バー」を参照してください。

Exchange Server 2013

次の表に、Exchange Server 2013 で使用できる新機能と変更された機能を示します。

Exchange Server 2013 で使用できる機能

追加/変更 説明

Outlook 用アプリ

Outlook 用アプリ は、特定のシナリオに特化されたリッチ コンテンツとサービスを Outlook 2013 に統合するクラウド対応アプリケーションです。Outlook 用アプリ は Office Store (英語の場合があります) から入手できます。エンドユーザーの Exchange アカウントが Exchange Server 2013 で管理されている場合、Exchange の管理者は、それらのエンドユーザーが特定の Outlook 用アプリ を使用できるように設定できます。

データ損失防止

データ損失防止 (DLP) は Exchange Server 2013 の新機能です。DLP 機能を使用すると、機密情報の保護と、ユーザーへの内部コンプライアンス ポリシーの通知を容易に実行できます。また、機密情報が不適切なユーザーに誤って送信されることを防ぐこともできます。この新しい Exchange DLP 機能は、機密データを容易に識別、監視、および保護できるように詳細なコンテンツ分析を実行します。

Exchange Server 2013 には、個人を特定できる情報 (PII) や、クレジット カード情報と取引情報を保護する PCI などの法的基準に基づく DLP ポリシーが組み込まれています。DLP は拡張可能なので、特定のビジネスにとって重要なその他のポリシーをサポートすることもできます。また、Outlook の新しいポリシー ヒントは、機密データを送信するユーザーにポリシー違反を通知します。

Exchange Server 2013 でデータ損失防止とポリシー ヒントを構成する方法については、「 データ損失防止 」(英語の場合があります) と「 ポリシー ヒント」(英語の場合があります) を参照してください。

サイト メールボックス

サイト メールボックスを使用すると、同じクライアント インターフェイスを使用する SharePoint 2013 ドキュメントと Exchange 電子メールの両方にアクセスできるので、グループ作業とユーザー生産性が向上します。サイト メールボックス は、SharePoint 2013 サイトのメンバーシップ (所有者とメンバー)、電子メール メッセージ用の Exchange Server 2013 メールボックスとドキュメント用の SharePoint 2013 サイトによる共有ストレージ、およびプロビジョニングとライフサイクルの要件を満たす管理インターフェイスから構成されます。

サイト メールボックスには、Exchange Server 2013 と SharePoint Server 2013 の統合および構成が必要です。詳細については、 サイト メールボックスを構成する (SharePoint Server 2013) を参照してください。

変更された機能

Outlook 2013 で変更された機能の一覧については、 Office 2013 での変更点 を参照してください。

移行時の検討事項

Outlook データ ファイル (.pst と .ost)

Outlook 2013 をインストールすると、既定で、新しい圧縮版の Outlook データ ファイル (.ost) が作成されます。この新しい圧縮版の .ost は、以前のバージョンの Outlook で作成された .ost ファイルよりもサイズが最大 40% 小さくなります。Outlook 2013 で、新しい圧縮版の Outlook データ ファイル (.ost) を作成しないようにする必要がある場合は、Outlook グループ ポリシー テンプレート (Outlk15.admx) を使用して [アップグレード時に新しい OST ファイルを作成しない] ポリシーを有効にします。この設定は、ユーザーの構成\管理用テンプレート\Microsoft Outlook 2013\アカウント設定\Exchange にあります。詳細については、「 Outlook 2013 で Exchange キャッシュ モードの展開を計画する」を参照してください。

Outlook プロファイル ファイル (.prf)

MSI バージョンの Outlook 2013では、Outlook プロファイル ファイル (.prf) を使用して、追加の Outlook 設定または MAPI サービスを指定するか、1 つ以上の個人用 Outlook データ ファイル (.pst) を展開するオプションを設定できます。Outlook 2013 の .prf ファイル形式は変更されていますが、Outlook 2013、Outlook 2007、および Office Outlook 2003 バージョンのファイルは Outlook 2013で正常に機能します。Outlook 2013 の展開のために .prf ファイルを更新する場合は、MSI のインストールに Office 2013 の Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用して .prf ファイルを作成し直すことをお勧めします。その後、新しい .prf ファイルに設定をエクスポートし、そのファイルを使用して Outlook の必要な追加設定や MAPI サービスを指定します。

Outlook は、アカウント自動構成プロセスを使用して新しい Outlook プロファイルを自動的に作成できるため, .prf ファイルを使用して新しい Outlook プロファイルを必ずしも構成する必要がない場合もあります。通常, .prf ファイルを使用して Outlook プロファイルを作成する必要があるのは、そのプロファイルと共に 1 つ以上の .pst ファイルを展開する必要がある場合のみです。それ以外の場合は、MSI 用の OCT またはクイック実行インストールを使用して、「クイック実行」に示されるレジストリ設定を展開できます。

Outlook の共存

クイック実行 バージョンの Outlook 2013 をインストールして、Outlook 2007 または Outlook 2013 と並行して実行できますが、Outlook 2003 など、それ以前のバージョンの Outlook との共存はサポートされていません。また、クイック実行バージョンの Outlook 2013 を Outlook 2007 または Outlook 2013 と並行してインストールしても、それらの Outlook を同時に実行することはできません。

クイック実行バージョンの Office 2013 をインストールした後、以前のバージョンの Office をインストールする必要がある場合は、まず、Office 2013 をアンインストールする必要があります。複数の Office バージョンの並行構成は、各バージョンを古い順にインストールした場合にのみサポートされます。

マイクロソフトは、MSI バージョンの Outlook 2013 と以前のバージョンの Outlook の並行インストールをサポートしていません。

クイック実行

MSI およびクイック実行 バージョンの Office 2013 と Outlook 2013 は、それぞれ異なる構成オプションと管理ツールを備えています。詳細については、「 Office 2013 の Office カスタマイズ ツール (OCT) リファレンス」および「 クイック実行用 Office 展開ツール」を参照してください。

Outlook プロファイルを Outlook 2013 の クイック実行 インストール用に構成するには、次の表に示す 1 つ以上のレジストリ設定を展開する必要がある場合があります。

  • Outlook で、既定値を設定した、ユーザーの操作を必要としない新しい Outlook プロファイルを作成するには、次の表に示すレジストリ設定を展開します。

    既定値を設定した新しい Outlook プロファイルを作成する

    ルート データ型 キー 値の名前 値データ

    HKEY_CURRENT_USER

    DWORD

    Software\Policies\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Autodiscover

    ZeroConfigExchange

    1 = 既定値を設定したプロファイルを作成します。

  • 新しいプロファイルに Exchange キャッシュ モード設定を構成する必要がある場合は、次の表に示すレジストリ設定を展開することもできます。

    Exchange キャッシュ モード設定を構成する

    ルート データ型 キー 値の名前 値データ

    HKEY_CURRENT_USER

    DWORD

    Software\Policies\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Cached Mode

    有効

    0 = オンライン モードを強制します。

    1 = Exchange キャッシュ モードを強制します。

  • 新しい Exchange キャッシュ モード プロファイル用に作成する .ost ファイルの場所を管理する必要がある場合は、次の表に示すレジストリ設定を展開できます。

    .ost ファイルの場所を指定する

    ルート データ型 キー 値の名前 値データ

    HKEY_CURRENT_USER

    展開可能な文字列

    Software\Policies\Microsoft\Office\15.0\Outlook

    ForceOSTPath

    .ost ファイルの場所を表す完全パスを入力します。

既定値を構成し、それらをユーザーが変更できるようにする場合は、上記と同じレジストリ値を設定しますが、Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook キーで変更します。