トピック
企業のニーズに合わせた導入と展開
Office 2003 Editions では、組織のニーズに合わせたインストールが可能なため、導入と展開を効率よく進めることができます。インストール ソースによってさまざまなメリットがあるため、自社の利用方法を確認し、最適なインストール方法を選択してください。
導入準備:インストールソースの決定と柔軟なカスタマイズ
Office 2003 Editions では、「製品 CD-ROM」、「管理者インストール ポイント」、「圧縮 CD イメージ」の 3 つから、インストール ソースを選択できます。「管理者インストール ポイント」または「圧縮 CD イメージ」を利用することで、独自にカスタマイズしたインストール ソースの作成が可能になり、多数のコンピュータにネットワーク経由で効率よくインストールできるようになります。管理者とユーザーの双方の負担を軽減して、統一された Microsoft Office 環境をスムーズに効率的に展開できます。
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ネットワーク経由で効率的に展開、集中管理も可能なインストールソース
「管理者インストール ポイント」または「圧縮 CD イメージ」によるインストールには、多くのメリットがあります。まず、ネットワーク経由でのインストールが可能なため、多数のコンピュータに効率よくアプリケーションを展開できます。
インストール ソースは事前に作成するため、アプリケーション構成の集中管理が可能です。カスタマイズされたインストール ソースを利用することができるため、ユーザーが組織名やライセンス キーを入力する必要もありません。
「管理者インストール ポイント」では、Active Directory のグループ ポリシーによって、組織単位でアプリケーションの配布が行えます。また「圧縮 CD イメージ」では、ローカル インストール ソースを利用することができるため、ユーザーによる機能追加が簡単にでき、更新プログラム適用時のインストール ソース要求がを軽減させることができます。
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ステップ 1 : インストール ソースの作成
管理者インストール ポイントまたは圧縮 CD イメージにはそれぞれ特徴があります。次の表を参考にして、自社に最適なインストール ソースを選択してください。
| インストール ソース | 管理者インストール ポイント | 圧縮 CD イメージ |
ファイルの格納方法 | 圧縮されているインストール ファイルを解凍して格納 | 圧縮されているインストール ファイルをそのまま格納 |
プロダクトキー/使用許諾契約書 | インストール時のユーザー操作を省略可能 | インストール時に同意が必要。(トランス フォーム (MST ファイル) を併用すれば省略可能) |
ローカル インストールソース | 作成不可 | 作成可能 |
展開媒体 | ネットワーク | ネットワークまたは CD-Rなどのメディア |
グループ ポリシーによる配布 | 可能 | 非サポート |
Office のアップデート | 集中管理が可能 | 個別に配布が必要 |
管理者インストール ポイントの作成方法
Office 2003 Editions クライアントを多数のユーザーに導入する方法の 1 つとして、ネットワーク サーバー上に管理者インストール ポイントを作成し、そこに用意したセットアップ プログラムを各ユーザーが実行することができます。
ネットワーク サーバーから Office 2003 Editionsを配布するには、まず、管理者インストール ポイント用の共有フォルダを作成します。少なくとも 550 MB の空きディスク領域が必要です。
次に、/a コマンドライン オプションを指定して Setup.exe を実行します。管理者インストール ポイントには、Office 2003 の CD の内容がコピーされた後、圧縮キャビネット (CAB) が解凍され、階層構造を作成します。
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圧縮 CD イメージの作成方法
Office 2003 Editions の CD では、ソース ファイルが CAB ファイルに圧縮されています。セットアップを実行して管理者インストール ポイントを作成するのではなく、圧縮ファイルをネットワーク共有に直接コピーします。
CD イメージは、Windows エクスプローラを使用して、CD 上のすべてのフォルダを選択し、CD の内容をネットワーク共有にコピーします。エクスプローラは、CD の内容がすべて表示されるように、隠しファイルの表示を有効にしてください。
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圧縮 CD イメージを利用時のローカル インストール ソースの管理
Office 2003 Editions では、ネットワーク上の圧縮 CD イメージからインストールすると、必要なインストール ファイルをローカル コンピュータ上の隠しフォルダにコピーします。このローカル インストール ソースは、インストール後も維持しておくことができ、Office アプリケーションの修復や更新プログラムの適用によるアップデート時に使用できます。
Local Installation Source Tool (LISTool.exe) による柔軟な管理
LISTool.exe を使用すると、ローカル インストール ソースを柔軟に管理できます。ハード ディスク容量が不足しているユーザーがいる場合には、ローカル インストール ソースを無効にしたり、別ドライブに移動することができます。また、頻繁にアプリケーションや機能の追加と削除が行われる場合には、ユーザーのコンピュータに完全なローカル インストール ソースを作成することも可能です。
LISTool.exe は、こちらからダウンロードできます。
完全なローカルインストールソースの保持
組織内のすべてのコンピュータで、完全なローカル インストール ソースを確実に保持したい場合には、エンタープライズ用の新しい Setup.exe を使用できます。新しい Setup.exe を使ってインストールすると、ローカル インストール ソースの作成時に障害が起きた場合、インストール プロセスを自動的に停止し、エラー メッセージを表示させることができます。また、Windows オペレーティングシステム上のディスククリーンアップ ユーティリティによるローカル インストール ソースの削除を禁止することも可能です。
新しい Setup.exe は、こちらからダウンロードして、インストール ソースの setup.exe と入れ替えてください。Setup.ini のカスタマイズによって、完全になローカルインストールの保持が可能になります。
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ステップ 2 :インストール ソースのカスタマイズ
Office 2003 Editions は、独自のツール バーにカスタマイズするなどインターフェイスに変更を加えたり、特定の機能やコンポーネントを無効にしたり、インストール後の規定値を変更することが可能です。また、更新プログラムの一括適用やインストール時の再起動を回避するように、インストール プロセスを独自にカスタマイズすることもできます。Microsoft Office なら、部署ごとに異なる構成で展開したい場合、あるいは社内全体で標準化した設定で展開したい場合など、あらゆる企業のニーズに対応できます。
| システム管理者のニーズ | ツール |
インターフェイス、オプション設定をカスタマイズしたい | プロファイル ウィザード |
以前のバージョンの Office を残したい | カスタム インストール ウィザード |
各コンポーネントのインストール状態を変更したい | カスタム インストール ウィザード |
インストールするアプリケーションと機能を選択したい | カスタム インストール ウィザード |
Outlook プロファイルの既定値を定義したい | カスタム インストール ウィザード |
配布ポイントの位置を定義したい | カスタム インストール ウィザード |
カスタム ファイルやレジストリ エントリを追加したい | カスタム インストール ウィザード |
既定のセキュリティ設定を変更したい | カスタム インストール ウィザード |
Officeに関する更新プログラムなどをまとめてインストールしたい | セットアップ設定ファイル |
インストール作業中の表示画面をカスタマイズしたい | セットアップ設定ファイル |
ローカル インストール ソースを削除したい | セットアップ設定ファイル |
セットアップ後に再起動をさせたくない | セットアップ設定ファイル |
ログの記録をカスタマイズしたい | セットアップ設定ファイル コマンドライン オプション
|
特定のセットアップ設定ファイルを指定したい | コマンドライン オプション |
管理者インストール ポイントを作成し、利用したい | コマンドライン オプション |
次に、Microsoft Office をカスタマイズする際の流れを図解でご紹介します。
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プロファイル ウィザード
プロファイル ウィザードは、各 Office アプリケーションの設定を既定のユーザー プロファイルとして作成し、配布できるツールです。ツールバーの配置を設定するなど、企業のニーズに合わせることができます。標準のユーザー プロファイルを展開すると、すべてのユーザーの Office アプリケーションが同じ設定で利用できます。
ユーザー プロファイルは、Office プロファイル設定ファイル (OPS ファイル) として保存されます。OPS ファイルを Windows インストーラ トランスフォーム (MST ファイル) に含めると、Office 2003 Editions の導入時に同じ設定を配布できます。
Office プロファイル ウィザードは、こちらからダウンロードして使用できます。
カスタム インストール ウィザード
Office 2003 Editions の既定のインストール設定内容を変更するには、カスタム インストール ウィザードを使用します。設定は、トランスフォーム (MST ファイル) に記録します。
元のパッケージ (MSI ファイル) は変更されません。インストールする際に、元のパッケージにこのトランスフォームを適用し、カスタマイズ設定された Office 2003 Editions をインストールできます。
また、カスタム インストール ウィザードにより、トランスフォームを作成し、Microsoft® Office 2003 Editions インストールの終了時にプロファイル ウィザードを続けて実行させるなど、追加のセットアップ プログラムを実行することも可能です。
カスタムインストールウィザードの起動
Office 2003 リソース キットをインストールしている場合には、[スタート] - [すべてプログラム] - [Microsoft Office] - [Microsoft ツール] - [Microsoft Office 2003 Resource Kit] の順にクリックします。
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既定のインストール先と所属の設定
すべてのユーザーに共通の既定のインストール場所と所属名を指定します。管理者インストール ポイントの作成時に所属名を指定する場合は、このテキスト ボックスに「<Default>」と入力します。
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以前のバージョンの削除
コンピュータにインストールされている以前のバージョンの Office アプリケーションを削除するかどうか指定します。
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機能のインストール状況の設定
各 Office アプリケーションおよび各機能をインストールする方法を設定します。
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ローカルインストールソースの利用
圧縮 CD イメージからインストールするユーザーの代わりに、あらかじめ使用許諾契約書に同意し、プロダクト キーを入力します。ただし、管理者インストール ポイントからインストールする場合には、ローカル インストール ソースは設定できません。
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Office ユーザー設定の変更
Office アプリケーションの特定のユーザー定義オプション (OPS ファイルに含まれていない可能性がある設定など) をカスタマイズします。このページで設定したオプションは、トランスフォームに追加された OPS ファイルで指定する設定よりも優先されます。
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レジストリエントリ、ファイル、ショートカットの追加
レジストリ設定を追加して、Office 2003 Editions のユーザー インターフェイスからは直接設定できないオプションや OPS ファイルに保存できない一部のオプションをカスタマイズすることが可能です。
また、企業のテンプレートやイメージ、カスタム アプリケーションなどのファイルを追加したり、Office アプリケーションとファイルのショートカットをカスタマイズできます。
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その他サーバーの設定
複数の管理者インストール ポイントを追加できます。
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Office セキュリティ設定の指定
Office アプリケーションの既定のセキュリティ レベルを指定します。
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インストールの追加とプログラムの起動
セットアップ完了後、ユーザーのコンピュータにインストールする別の製品や実行するプログラムを指定できます。
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Outlook の既定のプロファイルのカスタマイズ
既定のプロファイル、Exchange Server の設定、アカウント情報、電子メールの設定など、Outlook の設定を定義できます。
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MSTファイルの指定
対話的にセットアップを実行する場合に MST ファイルを指定するには、Setup.exe に TRANSFORMS オプション スイッチを指定します。または、Setup.ini ファイルをカスタマイズします。
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ステップ 3 : 展開方法の決定と導入/展開
インストール内容のカスタマイズが完了したら、次に社内の各コンピュータに展開します。さまざまな方法の中から最適なインストール方法を選択することで、Microsoft Office 環境を効率的よく短期間で展開することが可能です。
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| 展開方法 | 必要なもの | メリット | その他 |
CD / CD-R の配布 | CD / CD-R | ネットワーク環境が使えなくても導入可能 | セットアップ作業が煩雑 |
ショートカット | 特になし | 展開のためのツールなどが不要 | 導入のタイミングがまちまちになる 導入対象を厳密に指定できない
|
ディスク イメージ | サードパーティ製ディスク イメージング ツール | 短時間で一斉導入できる。(OS と共に導入) | ディスク イメージの展開は環境の置き換え (リプレイスメント) になる |
Active Directory グループ ポリシー | Active Directory ドメイン | | |
Systems Management Server | Systems Management Server | 高度なソフトウェア管理ができる | Systems Management Server を別途購入する必要がある |
ショートカットによる導入/展開
管理者インストール ポイントまたは圧縮 CD イメージをネットワークに作成している場合、適切なコマンドライン オプション* (たとえば、「setup.exe TRANSFORMS=custom1.mst /qb+ /l* %temp%\office11.txt」など) を指定した Setup.exe を作成し、ショートカットを配布することで、ユーザーのデスクトップからOffice 2003 Editions を導入できます。また、セットアップ設定ファイルにプロパティを設定することも可能です。
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* セットアップ プログラムのコマンドライン オプションについての詳細は、Office 2003 Editions リソース キットの「セットアップ プログラムのコマンドライン オプション」を参照してください。
ディスクイメージによる導入・展開
同じハードウェア構成のコンピュータを使用しており、オペレーティング システム、デバイス ドライバ、Office 2003 Editions アプリケーションなど、すべてのシステム構成を新しく導入する場合には、ディスク イメージによる導入が可能です。システム全体をテスト用コンピュータにインストールし、ハード ディスク イメージを作成して、ユーザーのコンピュータにコピーします。
Office 2003 Editions の設定をカスタマイズする場合には、カスタム インストール ウィザードのセットアップ プロパティの変更ページで、NOUSERNAME プロパティを TRUE に設定するか、セットアップ時にオプション (たとえば、「Setup.exe NOUSERNAME=TRUE」など) をつけて実行します。
その他、Windows XP Professional と Office 2003 Editions をまとめて導入・展開する方法の詳細は以下を参照してください。企業のネットワーク上の大量のコンピュータに効率よく導入するためのソリューション Business Desktop Deployment (BDD) についてのステップ バイ ステップも紹介しています。
Windows XP Professional Deployment Center
グループポリシーによる導入・展開
グループ ポリシーによるソフトウェアのインストール機能を使用すると、指定した組織のすべてのユーザーまたはコンピュータに Office 2003 Editions を一括で配布できます。最新のセキュリティ更新プログラムを配布する場合にも一元管理で効率的に配布が行えます。グループ ポリシー オブジェクトでは、トランスフォームを指定することも可能です。
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Microsoft Systems Management Server による導入/展開
「特定の条件に適合する適切なコンピュータだけに配布したい」、「指定した期日までに確実に配布したい」など、カスタマイズした Microsoft Office を高度に管理しながら展開したい場合には、Systems Management Server を使った展開方法が最適です。Systems Management Server には、次のようなメリットがあります。
ソフトウェアの期限付きインストール
導入のスケジューリング
インベントリ結果から導入条件を設定
モバイル端末にも対応
詳細は、Systems Management Server のホームページを参照してください。
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導入/展開フェーズで利用できる情報リソース
「導入/展開」フェーズでは、社内のネットワーク システムを確認し、各コンピュータへの配布方法を決定します。以下に、このフェーズで参考となる情報をご紹介します。
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