使用される用語
トピックの最終更新 : 2006-08-16
このガイドの内容を理解するために、以下の用語の意味を十分に理解しておいてください。Exchange 固有の用語については、Exchange Server 2003 の用語集のページ (英語ページの可能性があります) を参照してください。
- バックアップする
-
データベースなどのシステム コンポーネントを構成する実際のファイルを保存して、コンポーネントの重複コピーを作成すること。このファイルは、通常、専用の記憶装置など、別の場所に格納されます。
- バックアップ
-
バックアップされたファイルを格納するファイルまたはその他のメディア。メディアは、通常圧縮されます。
- バックアップ ジョブ
-
複数のファイルを一度にバックアップする操作。
- ブート パーティション
-
Windows Server 2003 オペレーティング システムがインストールされているハード ディスク パーティション。このパーティションには、%systemroot% フォルダおよび %programfiles% フォルダが含まれます。
- チェックポイント ファイル
-
トランザクション ログを追跡するファイル。チェックポイント ファイルには、データベースにまだ書き込まれていないデータを含むログ ファイルのうち最も古いファイルへのポインタが記述されます。チェックポイント ファイルの名前は、Enn.chk の形式をとります。Enn は、ストレージ グループのログ ファイルのプレフィックスです。
- クリーン シャットダウン
-
データベースがシャットダウンされる際は、データベース ヘッダーのフラグによって、データベースを整合状態にするために必要なメンテナンスが行われたかどうかが常に記録されます。整合状態でシャットダウンされたデータベースを、クリーン シャットダウンされたデータベースと呼びます。
- 整合状態
-
データベースが整合状態にある場合、トランザクション ログの再生を行わなくても、データベースを再マウントできます。このデータベースは、シャットダウンされた際に、ログ ファイル ストリームから正常に切り離されています。このようなデータベースは、新たにトランザクション ログを再生しなくても、再度、マウントしてログ ストリームに接続することができます。データベースを不整合状態から整合状態に戻すには、通常、データベースがオンラインのときに作成したバックアップを使用してデータベースを復元した後で、トランザクション ログ ファイルを再生して、復元したデータベースにデータを書き込む必要があります。
- データベース
-
このガイドでは、データベースという用語は、メールボックス ストアまたはパブリック フォルダ ストアのいずれかを意味する一般的な用語として使用されています。Exchange データベースは、メモリ内の情報およびディスク上のデータベース ファイル内の情報で構成されます。メモリ内の情報が、ディスク上のデータベース ファイルに書き込まれる前に消失した場合は、トランザクション ログ ファイルから再生できます。
- ダーティ シャットダウン
-
必要なメンテナンスを行う前にデータベースがシャットダウンされた場合、そのデータベースは不整合状態になります。この種類のシャットダウンには、ダーティ シャットダウンのフラグが付けられます。このフラグが付けられたデータベースを整合状態に戻すには、いくつかのトランザクション ログ ファイルを再生する必要があります。ダーティ シャットダウンされたデータベースは、トランザクション ログが再生され、データベースが現在のログ ストリームから正常に切り離されるまでは、マウントできません。
- Extensible Storage Engine (ESE)
-
Exchange 2003 が使用するデータベース エンジン。ESE は、DML (データ操作言語) および DDL (データ定義言語) 機能を完全に備えたマルチユーザー ISAM (Indexed Sequential Access Method) テーブル マネージャです。Exchange 2003 などのアプリケーションは、ESE を使用してレコードを格納し、インデックスを作成します。
- 全コンピュータのバックアップ セット
-
Windows Server 2003 オペレーティング システム ファイルをバックアップすると、システム状態データ、サーバーにインストールしたすべてのアプリケーションなど、コンピュータの完全なバックアップ セットが作成されます。これらのファイルは、1 つのバックアップ ジョブでバックアップする必要があります。
- ハード リカバリ
-
ハード リカバリとは、トランザクション ログ ファイルからトランザクションを再生してデータベースにデータを書き込み、復元したデータベースを整合状態に戻す処理のことです。ハード リカバリを開始するには、最新のデータベースを復元する際に、Backup で [最新の復元セット] チェック ボックスをオンにします。また、eseutil /cc コマンドを使用することもできます。ハード リカバリ処理では、RESTORE.env ファイルが使用されます。このファイルは、リカバリ処理中に生成され、データベース ファイルの復元方法、およびバックアップの復元先の一時ディレクトリから再生されるトランザクション ログ ファイルを決定します。データベースが元の位置にコピーされ、一時ディレクトリのトランザクション ログ ファイルが再生されてデータがデータベースに書き込まれた後、追加のトランザクション ログ ファイルがあれば、引き続き再生されます。これらのファイルは、復元されたデータベースのストレージ グループ用に指定されたトランザクション ログ ファイル パスで検出されます。ソフト リカバリ処理でも、追加のトランザクション ログ ファイルが検出されると、再生が行われます。
- 不整合状態
-
データベースが不整合状態にある場合、そのデータベースをマウントし直すことはできません。不整合状態にあるデータベースは、トランザクション ログ ストリームから切り離されていないため、トランザクション ログの再生が正常に完了するまではマウントできません。再生後、データベースは、ログ ストリームから切り離され整合状態になるため、マウントできるようになります。
- メールボックス ストア
-
Exchange でメールボックスを格納するためのデータベース。Exchange のメールボックス ストアは、ユーザーの個人的なデータや、各ユーザーの新しいメールボックスが作成されるときに生成されるメールボックス フォルダを格納します。メールボックス ストアは、リッチ テキスト ファイル (.edb) とストリーミング ネイティブ インターネット コンテンツ ファイル (.stm) で構成されています。.edb ファイルおよび .stm ファイルの 2 つのファイルがありますが、これら 2 つのファイルは、2 つの独立したデータベースではなく、それぞれ対等にデータベースを構成する単一データベースの構成要素と考えてください。
- マウント ドライブ
-
マウント ドライブとは、NTFS ファイル システムを使用するボリューム上の空きフォルダにマップされるドライブのことです。マウント ドライブは、他のドライブと同じように機能しますが、マウント ドライブにはドライブ文字ではなくドライブ パスが割り当てられます。マウント ドライブを使用することによって、コンピュータに使用可能な最大数の 26 のドライブ文字が割り当てられている場合でも新たにドライブを追加することができます。また、容量の大きいディスクを用意してボリュームを作成し直さなくても、ボリューム サイズを拡張できます。
- パブリック フォルダ ストア
-
パブリック フォルダに情報を保持する Exchange ストアの一部です。パブリック フォルダ ストアは、リッチテキスト ファイル (.edb) とストリーミング ネイティブ インターネット コンテンツ ファイル (.stm) で構成されています。
- 復元
-
バックアップに保存されていた元のファイルを、サーバー上の元の位置に戻すことです。
- 回復
-
Exchange データベースでは、回復とは、トランザクション ログ ファイルを再生して、復元されたデータベースにデータを書き込み、データベースを最新の状態にすることです。回復には、ソフト リカバリとハード リカバリの 2 つの異なる形式があります。
- オフライン バックアップ
-
Exchange 2003 サービスの停止時に行われるバックアップ。オフライン バックアップの実行中に、ユーザーがメールボックスにアクセスすることはできません。
- オンライン バックアップ
-
Exchange 2003 サービスの実行時に行われるバックアップ。
- 再生
-
ストレージ グループのトランザクション ログ ファイルを検査して、記録されてはいるがそのストレージ グループのデータベースには書き込まれていないトランザクションを確認する処理で、Exchange 2003 によって行われます。この処理は、ログ ファイルの再生とも呼ばれ、トランザクション ログ ファイルを使用して、データベースを最新の状態に更新します。
- リソース グループ
-
クラスタでは、リソース グループは、単一のユニットとして管理されるリソースの集まりです。Exchange 2003 クラスタでは、これらのリソースには、Microsoft Exchange System Attendant サービス (MSExchangeSA)、Microsoft Exchange Information Store サービス (MSExchangeIS)、SMTP 仮想サーバー、Microsoft Search (MSSEARCH) サービス、ルーティング情報、物理ディスク リソースなどが含まれます。フェールオーバーの実行中、リソース グループ全体が故障したノードから使用可能なノードに移されます。
- ソフト リカバリ
-
予期しない停止が発生した後でデータベースが再マウントされると、トランザクション ログ ファイルが自動的に再生されます。この処理を "ソフト リカバリ" と呼びます。
ソフト リカバリ処理では、停止の影響を受けたデータベースを含むストレージ グループ用に指定されているトランザクション ログ ファイル パスで検出されるログだけが再生されます。影響を受けたデータベースのことを、"ダーティ シャットダウンされた" データベースと呼びます。トランザクションは連続して再生されデータベースにデータが書き込まれます。ソフト リカバリでは、この連続再生の起点となるトランザクション ログ ファイルの決定にチェックポイント ファイルが使用されます。この処理により、データベースに記録されたすべてのトランザクションが書き込まれるため、データベースは最新の状態に更新されます。
- システム パーティション
-
コンピュータの起動に使用されるディスク パーティション。このパーティションのルート ディレクトリには、NTLDR、BOOT.ini などのファイルが配置されます。
- トランザクション ログ ファイル
-
Exchange 2003 データベースに対する変更点を記述した記録を格納するファイル。データベースに対して行われるすべての変更は、データベース ファイルに書き込まれる前に、トランザクション ログ ファイルに記録されます。データベースで予期しないシャットダウンが発生した場合、トランザクション ログ ファイルを再生して、データベースにデータを書き込むことによって、未完了のトランザクションを復元できます。
- Windows バックアップ セット
-
Windows Server 2003 オペレーティング システムのバックアップを維持するために必要な、最も基本的なファイルおよびフォルダのグループ。このグループには、Windows によってブート パーティションおよびシステム パーティションに作成されたすべてのファイルおよびフォルダが含まれます。また、同じバックアップ内に、Windows Server 2003 オペレーティング システムのファイルおよびフォルダと共に保存されるシステム状態データも含まれます。
