JDBC Driver の展開

Microsoft SQL Server JDBC Driver に依存するアプリケーションを展開する場合、アプリケーションと共に JDBC ドライバを再配布する必要があります。Windows オペレーティング システムのコンポーネントである Windows Data Access Component (Windows DAC) とは異なり、JDBC ドライバは SQL Server のコンポーネントであると見なされます。

注メモ :

JDBC ドライバは、アプリケーションでの必要性に応じて自由に配布できますが、そのためには最初に登録する必要があります。JDBC ドライバの再配布のために登録するには、Microsoft SQL Server JDBC Driver の再配布権への登録に関するページ (英語ページの可能性があります) を参照してください。

アプリケーションと共に JDBC ドライバを展開する方法には 2 種類あります。1 つは、JDBC ドライバのファイルを、独自のカスタム インストール パッケージの一部として含める方法です。2 つ目の方法では、Microsoft によって提供される JDBC インストール パッケージを使用します。これは、デベロッパー センター内の Microsoft SQL Server JDBC Driver に関するページ (英語ページの可能性があります) からダウンロードできます。

以下のセクションでは、Windows および UNIX オペレーティング システム上で JDBC インストール パッケージを使用する方法について説明します。

注メモ :

一般的な Java アプリケーションの展開については、Sun Microsystems の Web サイトで、Java 展開の概要に関するページ (英語ページの可能性があります) を参照してください。

Windows システム上での JDBC Driver の展開

Windows オペレーティング システム上で JDBC ドライバを展開する場合、実行可能な zip ファイル形式のインストール パッケージを使用する必要があります。これは通常、sqljdbc_<version>_enu.exe という名前です。

実行可能な zip 形式のファイルをサイレントで実行するには、次のようにコマンド ラインまたはバッチ ファイルで /auto コマンド ライン オプションを使用する必要があります。

sqljdbc_<version>_enu.exe /auto

注メモ :

/auto オプションを使用しても、ユーザーの画面上に WinZip ダイアログ ボックスは表示されるため、完全なサイレント インストールではありません。ただし、このダイアログ ボックスで操作を行う必要はなく、解凍処理が完了するとダイアログ ボックスは閉じます。

UNIX システム上での JDBC Driver の展開

UNIX オペレーティング システム上で JDBC ドライバを展開する場合、gzip ファイル形式のインストール パッケージを使用する必要があります。これは通常、sqljdbc_<version>_enu.tar.gz という名前です。

JDBC ドライバをインストールする前に、gzip ユーティリティおよび tar ユーティリティの両方がユーザーのシステム上にインストールされ、これらのユーティリティの実行可能ファイルを含むフォルダが PATH 環境変数に追加されていることを確認します。

gzip 形式のファイルをサイレントで実行するには、次のようにコマンド ラインまたはバッチ ファイルで xfz コマンド ライン オプションを使用する必要があります。

tar xfz sqljdbc_<version>_enu.tar.gz

注メモ :

xfz オプションを使用しても、一部の警告は標準出力に送信される可能性があるため、完全なサイレント インストールではありません。

参照

その他の技術情報

JDBC ドライバの概要