フルテキスト インデックス カタログを再構築する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2011-01-12
ここでは、フルテキスト インデックス カタログを再構築するための 2 つの方法について説明します。1 つは、Exchange 管理シェル スクリプトを通じてプログラムによって再構築する方法で、もう 1 つはフルテキスト インデックス カタログ ディレクトリを手動で削除する方法です。
フルテキスト インデックス カタログをプログラムによって再構築するには、<ドライブ>:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\Scripts\ に用意されている ResetSearchIndex.ps1 を実行します。
フルテキスト インデックス カタログを手動で再構築するには、Microsoft Exchange Search サービスを停止し、古いカタログを削除して、サービスを再開します。この手順によってサーバーで、フルテキスト インデックス カタログが強制的に再作成されるようにします。
開始する前に
以下の手順を実行するには、使用するアカウントにローカルの Administrators グループのメンバシップが委任されている必要があります。
Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
ResetSearchIndex.ps1 スクリプトを使用してフルテキスト インデックス カタログを再構築するには、次の操作を行います。
Exchange 管理シェルを起動します。
指定したメールボックス データベースに関連付けられているインデックス ディレクトリを削除する場合は、次のコマンドを実行します。
ResetSearchIndex.ps1 [-force] <dbname> [<dbname>]
すべてのメールボックス データベースに関連付けられているインデックス ディレクトリを削除する場合は、次のコマンドを実行します。
ResetSearchIndex.ps1 [-force] -all
フルテキスト インデックス カタログを手動で再構築するには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行して Microsoft Exchange Search サービスを停止します。
Net Stop MsExchangeSearch
フルテキスト インデックス カタログのディレクトリを削除します。
Exchange Search の管理に役立つスクリプトは \Exchange Server\Scripts ディレクトリ内にあります。Exchange 管理シェルを使用して、次のスクリプトを実行できます。
GetDatabaseForSearchIndex.ps1 インデックス ディレクトリ ファイルが提供されている場合、このスクリプトは、関連付けられているメールボックス データベース名を返します。スクリプト例 :
GetDatabaseForSearchIndex IndexDirectoryName1 IndexDirectoryName2
GetSearchIndexForDatabase.ps1 このスクリプトは、指定したメールボックス データベース名のインデックス ディレクトリを返します。スクリプト例 :
GetSearchIndexForDatabase MailboxdatabaseName1 MailboxdatabaseName2 -All
注 : ディレクトリ名は、CatalogData-<GUID>-<GUID> という表記規則に従っています。ここで、最初の <GUID> はデータベースの GUID で、2 番目の <GUID> は、ノードを区別するためにクラスタ化メールボックス サーバーで使用されるインスタンス GUID を表しています。フォルダ名の例を次に示します。\CatalogData-b56624f3-bf19-4463-926f-d4705ac3dd08-cc64dd2d-2428-4f12-bba2-79d6d34c4d27
.edb ファイルおよびカタログ データ ディレクトリの一般的なパスは、C:\program files\microsoft\exchange server\mailbox\first storage group\ です。
適切なカタログ ディレクトリをターゲットにしていることを確認するには、次の例を使用します。
GetSearchIndexForDatabase -All
次のコマンドを実行して Microsoft Exchange Search サービスを開始します。
Net Start MsExchangeSearch
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。