吸収および合併時の Active Directory への影響

 

吸収、合併、または事業の再編成が行われると、2 つ以上の異なる Exchange 組織が結合されることになります。このプロセスでは、複数の Exchange 組織を結合する前に、ある一定期間それらの組織を共存させておく必要がある場合があります。このシナリオでの考慮事項は、従来の複数のフォレストが存在する場合のシナリオと同様です。特に、基本的なメッセージング、共有グローバル アドレス一覧、および空き時間情報を、共存期間中に使用できる状態にしておく必要があります。

実際に組織を結合する段階になって取るべき方法は、実行中の Exchange のバージョンによって異なります。

  • Exchange 2000 または Exchange 2003 が実行されている 2 つのフォレストを結合する場合は、次の図に示すように、Active Directory 移行ツール (ADMT) を使用してアカウントを移行し、移行ウィザードを使用してメールボックスを移行します。
    c0e064b5-b319-4b54-85f3-cd3bc159796f
  • Exchange 5.5 が実行されているフォレストと Exchange 2003 が実行されているフォレストを結合する場合は、次の図に示すように、Exchange 5.5 から Exchange 2003 への外部への移行のガイドラインに従います。
    d99187e1-3473-4aa7-b7a0-b2dd8181694a

フォレストの結合の詳細については、「Exchange 5.5 から Exchange 2003 への移行の計画」および「複数のフォレスト環境での Exchange の展開の計画」を参照してください。