Remove-PublicFolderDatabase

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2009-09-01

Remove-PublicFolderDatabase コマンドレットを使用して、パブリック フォルダ データベースを削除します。

構文

Remove-PublicFolderDatabase -Identity <DatabaseIdParameter> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-RemoveLastAllowed <SwitchParameter>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

Caution注意 :
パブリック フォルダ データベースを削除すると、広範囲に重大な影響が及ぶ場合があります (組織内の最後のパブリック フォルダ データベースを削除する場合は、特にこの傾向が強くなります)。パブリック フォルダ データベースを削除した場合の影響とベスト プラクティスに関するガイダンスの詳細については、「パブリック フォルダ データベースを削除する方法」を参照してください。
特定の Exchange 2007 サーバー上の最後のパブリック フォルダ データベースを削除する場合は、MoveAllReplicas.ps1 スクリプトを使用して、すべてのレプリケートされたパブリック フォルダを別のストアに移動する必要があります。MoveAllReplicas.ps1 スクリプトは、すべてのパブリック フォルダのレプリカ一覧内のサーバーを別のサーバーに変更します。フォルダをレプリケートした後は、Exchange 2007 サーバーからパブリック フォルダ データベースを削除できます。レプリケートされたパブリック フォルダを移動する前にそのパブリック フォルダを削除すると、パブリック フォルダ データベースを削除する前に、削除されたパブリック フォルダがレプリケートされる場合があります。この場合、パブリック フォルダのデータは他方のパブリック ストアからも削除されます。

Remove-PublicFolderDatabase コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.DatabaseIdParameter

Identity パラメータにはパブリック フォルダ データベースを指定します。次の値を使用できます。

  • GUID
  • 識別名 (DN)
  • サーバー\ストレージ グループ\データベース名
  • サーバー\データベース名
  • ストレージ グループ名\データベース名

サーバー名を指定しない場合は、ローカル サーバーでデータベースが検索されます。同じ名前のデータベースが複数存在する場合は、指定された範囲内に存在する、同じ名前のデータベースがすべて取得されます。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータに値を指定する必要はありません。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

この構成の変更を Active Directory ディレクトリ サービスに書き込むドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。

RemoveLastAllowed

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

RemoveLastAllowed パラメータを指定すると、組織内の最後のパブリック フォルダ データベースを削除できるようになります。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータに値を指定する必要はありません。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

例外

例外 説明

 

この例は、"MyServer\Second Storage Group\Public Folder Database" という名前のデータベースを削除するための前提条件がすべて満たされた後に、このデータベースを削除する方法について示しています。

Remove-PublicFolderDatabase "MyServer\Second Storage Group\Public Folder Database"

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。