POP3 アクセス用および IMAP4 アクセス用の TLS と SSL の構成
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2015-03-09
トランスポート層セキュリティ (TLS) と Secure Sockets Layer (SSL) を使用すると、ユーザーと Microsoft Exchange Server 2010 コンピューター間の接続をセキュリティで保護することができます。TLS と SSL は、インターネット経由での通信のセキュリティを提供する暗号化プロトコルです。TLS と SSL を使用して POP3 および IMAP4 クライアントと Exchange Server 2010 クライアント アクセス サーバー間の通信のセキュリティを保護することを強くお勧めします。
Exchange 管理コンソールと Exchange 管理シェルを使用して、POP3 および IMAP4 サービスが有効になっている Exchange Server 2010 サーバーで TLS と SSL を構成できます。
クライアント アクセス サーバーのセキュリティ保護に関する詳細については、「クライアント アクセス サーバーのセキュリティ保護」を参照してください。
POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセスのセキュリティ保護のために TLS と SSL を構成する前に、Exchange 2010 クライアント アクセス サーバーで TLS と SSL を構成する処理について十分に理解しておいてください。通信をセキュリティで保護する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
クライアント アクセス サーバーに SSL 証明書をインストールする
EMC またはシェルを使用して、Exchange 2010 クライアント アクセス サーバーで POP3 用および IMAP4 用に SSL または TLS を構成することができます。
POP3 および IMAP4 用に SSL と TLS を構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
TLS または SSL を使用するように IMAP4 を構成する
POP3 アクセスおよび IMAP4 アクセスに TLS と SSL を使用する場合、Exchange 2010 クライアント アクセス サーバーは、以下の表にあるポートの一覧を使用してクライアントと通信します。
プロトコル | 既定のポート |
---|---|
IMAP4/SSL |
993 (TCP) |
IMAP4 (TLS を使用または不使用) |
143 (TCP) |
POP3/SSL |
995 (TCP) |
POP3 (TLS を使用または不使用) |
110 (TCP) |
既定では、この表の値がクライアントとの通信に使用されます。既定のポートを経由した通信を無効にする場合は、POP3 クライアントおよび IMAP4 クライアントで使用するための他のポートを指定できます。Exchange 2010 POP3 クライアントや IMAP4 クライアントに対してポートを構成する方法の詳細については、「POP3 および IMAP4 アクセスの IP アドレスとポートを構成する」を参照してください。
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