Microsoft Exchange Server パフォーマンスのトラブルシューティング

 

性能の低いサブシステムが 1 つ以上存在すると、サーバーの応答および動作に変化が生じます。通常、これはサーバーが応答しなくなるか、許容される動作と見なされる基準を下回るようになることを意味します。このパフォーマンスの低下により、サービス レベル契約 (SLA) が危険にさらされ、結果として組織自体が損失を被ることになります。

以下のトピックでは、Microsoft® Exchange Server 2003 管理者に、パフォーマンスの低下を隔離する方法、および Performance、Load Simulator、Exchange Stress and Performance 2003、Network Monitor、および Filemon などの既存のツールをこの目的に使用する方法に関する情報を提供します。これらのトピックの情報は、ハードウェアの問題または誤動作によって時間の経過と共にサーバー パフォーマンスが低下していないかどうかを確認するためにも使用できます。

これらのトピックでは、サーバーが正常な状態であるかどうかの確認、またはユーザーの操作性問題の診断および解決については扱いません。サーバーのパフォーマンス問題は、多くの場合ユーザーの操作性の低下 (クライアントの応答時間の遅延など) につながりますが、そうでない場合もあります。また、ユーザーの操作性低下が、常にサーバー パフォーマンスが原因であるとは限りません。ユーザーの操作性の低下がサーバー パフォーマンスの低下から生じていると結論する前に、ユーザーの問題をサーバーに見られるパフォーマンス低下の現象と関連付けて考慮することが重要です。

note注 :
Microsoft Exchange Server パフォーマンスのトラブルシューティングに関するドキュメントをダウンロードして、印刷するか、またはオフラインで参照してください (このサイトは英語の場合があります)。