メールボックスの削除
Exchange メールボックスを使用できないようにする方法は 2 とおりあります。
- Exchange システム マネージャを使用してメールボックスを削除します。
- メールボックスが有効なユーザーを Active Directory から削除します。これにより、メールボックスは所有者のいない状態になります。メールボックスはまだ存在していますが、どのユーザーもアクセスできません。
ユーザーを削除せずにメールボックスを削除する
メールボックスを削除するには Exchange タスク ウィザードを使用します。このウィザードは、Exchange システム マネージャ (メールボックスを右クリックしてアクセス) と Active Directory ユーザーとコンピュータ (ユーザーを右クリックしてアクセス) の両方から起動できます。
メールボックスはストアからすぐには削除されません。メールボックス管理プロセスが次回実行されたときに、メールボックスは削除済みとマークされます。メールボックスは、メールボックス ストアの設定 [削除済みメールボックスの保存期間 (日)] と [ストアのバックアップが完了するまで、メールボックスとアイテムを削除しない] によって指定された期間ストアに残り、その間は Exchange システム マネージャを使用して表示することができます。この期間が過ぎるかストアがバックアップされると、メールボックスは自動的に削除されます。
メールボックスは削除済みとマークされた後で手動によって削除することもできます。メールボックスの一覧で、メールボックスを右クリックして [削除] をクリックします。詳細については、Exchange Server 2003 ヘルプを参照してください。
重要 : |
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削除されたメールボックスは、メールボックス ストアのバックアップから回復する場合を除いて回復不可能です。 |
メールボックス データを削除せずにユーザーを削除する
Active Directory ユーザーとコンピュータを使用してユーザーを削除した場合、メールボックス ストア内のメールボックス情報は削除されません。メールボックス管理プロセスが次に実行されると、メールボックスは所有者なしとマークされます。所有者がいないメールボックスは、ストアの [削除済みメールボックスの保存期間 (日)] 設定に従って自動的に削除されます。既定値は 30 日です。ストアから手動でメールボックスを削除することもできます。メールボックスの削除の詳細については、Exchange Server 2003 ヘルプを参照してください。