送信コネクタのアドレス スペースは、送信コネクタが電子メールをルーティングする受信者ドメインを指定します。ハブ トランスポート サーバー上で構成されている送信コネクタで、SMTP アドレス スペースまたは SMTP 以外のアドレス スペースを指定できます。エッジ トランスポート サーバー上に構成されている送信コネクタでは、SMTP アドレス スペースのみ指定できます。SMTP 以外のアドレス スペースの種類を使用する場合は、スマート ホストを使用して電子メールをルーティングする必要があります。
注 : |
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ハブ トランスポート サーバー上の送信コネクタで SMTP 以外のアドレス スペースを構成できますが、送信コネクタはトランスポート メカニズムとして SMTP を使用して他のメッセージング サーバーにメッセージを送信します。ハブ トランスポート サーバーの外部コネクタは、SMTP をプライマリ トランスポート メカニズムとして使用しない、サード パーティの FAX ゲートウェイ サーバーなどのローカルのメッセージング サーバーにメッセージを送信するために使用されます。詳細については、「外部コネクタ」を参照してください。
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表 4 に、送信コネクタの SMTP アドレス スペースに有効なエントリの一覧を示します。
表 4 送信コネクタの SMTP アドレス スペースに有効なエントリ
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アドレス スペースのエントリ
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送信コネクタがメールをルーティングする先
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他の送信コネクタ エントリの明示的なアドレス スペース エントリを持たない、または他の送信コネクタのアドレス スペースに含められたサブドメインではないすべてのドメイン。
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Contoso.com
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Contoso.com ドメイン内の電子メール アドレスを持つすべての受信者。
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*.Contoso.com
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Contoso.com ドメイン内または Contoso.com の任意のサブドメイン内の電子メール アドレスを持つすべての受信者。Exchange 管理コンソールでは、[すべてのサブドメインを含む] を選択するとこの構成を設定できます。
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ルーティング解決中に、電子メールが送信先アドレス スペースに配信されるためにルーティングされるルーティング先の送信コネクタが選択されます。受信者の電子メール アドレスに最も近いアドレス スペースを持つ送信コネクタが選択されます。たとえば、Recipient@marketing.contoso.com が宛先になっている電子メール メッセージなら、*.Contoso.com アドレス スペースを使用するように構成されているコネクタを通じてルーティングされます。特定のアドレス スペースのための送信コネクタを構成すると、そのアドレス スペース宛てに送信された電子メールは必ずそのコネクタを通じてルーティングされます。また、そのアドレス スペース宛てに送信された電子メールには、常にそのコネクタ用の構成設定が適用されます。
送信コネクタのスコープを使用して Exchange 組織内の送信コネクタの可視性を制御できます。既定では、作成したすべての送信コネクタは、Exchange 組織内のすべてのハブ トランスポート サーバーが使用できます。ただし、同じ Active Directory サイトに存在する他のハブ トランスポート サーバーのみが使用できるように送信コネクタのスコープを制限できます。
Exchange 2007 RTM におけるアドレス スペースおよびコネクタのスコープ
Exchange 2007 の RTM (Release To Manufacturing) 版でアドレス スペースを指定するための完全な構文は以下のとおりです。
<ConnectorScope>:<AddressSpaceType>:<AddressSpace>;<AddressSpaceCost>
次の一覧で、アドレス スペースの要素について説明します。
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ConnectorScope
Local の値を指定すると、同じ Active Directory サイト内の他のハブ トランスポート サーバーのみがこのコネクタを使用できます。ConnectorScope 修飾子を省略すると、Exchange 2007 組織内のすべてのハブ トランスポート サーバーがこのコネクタを使用できます。
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AddressSpaceType アドレス スペースの種類は、
SMTP、X400、またはその他のテキスト文字列です。アドレス スペースの種類を省略すると、種類は SMTP アドレス スペースと見なされます。
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AddressSpace SMTP アドレス スペースの種類には、RFC 1035 準拠のアドレス スペースを入力する必要があります。たとえば、
*、*.com および *.contoso.com は使用できますが、*contoso.com は使用できません。X.400 アドレス スペースの種類には、o=MySite;p=MyOrg;a=adatum;c=us などの RFC 1685 準拠のアドレス スペースを入力する必要があります。その他のアドレスの種類の値には、アドレス スペースに任意のテキストを入力できます。
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AddressSpaceCost コストの有効な入力の範囲は 1 ~ 100 です。低いコストは、より良いルートを示します。アドレス スペースのコストを省略すると、コストとして 1 が使用されます。セミコロン (;) を含む SMTP 以外のアドレス スペースを入力する場合は、アドレス スペースのコストを指定する必要があります。
コネクタのスコープ、アドレス スペースの種類、またはアドレス スペースのコストを指定する場合、アドレス スペースを二重引用符 (") で囲む必要があります。たとえば、次のアドレス スペース エントリは同等です。
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"SMTP:contoso.com;1"
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"contoso.com;1"
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"SMTP:contoso.com"
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contoso.com
複数のアドレス スペースを指定するには、アドレス スペースをコンマで区切ります。たとえば、"contoso.com,fabrikam.com" のようにします。コネクタのスコープ、アドレス スペースの種類、またはアドレス スペースのコストを指定する場合、アドレス スペースを二重引用符 (") で囲む必要があります。たとえば、""contoso.com;2","Local:fabrikam.com;3"" のようにします。.
Exchange 2007 SP1 におけるアドレス スペースおよびコネクタのスコープ
Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 1 (SP1) のアドレス スペース構文は、Exchange 2007 RTM のアドレス スペース構文と多少異なります。Exchange 2007 SP1 でアドレス スペースを指定するための完全な構文は以下のとおりです。
<AddressSpaceType>:<AddressSpace>;<AddressSpaceCost>
以下のいずれかの方法を使用して、送信コネクタのスコープを指定できます。
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Exchange 管理コンソールで、SMTP 送信コネクタの新規作成ウィザードの [アドレス スペース] ページ、または既存の送信コネクタのプロパティにある [アドレス スペース] タブにある "範囲が限定された送信コネクタ" プロパティを使用します。
[範囲が限定された送信コネクタ] を選択すると、同じ Active Directory サイト内のハブ トランスポート サーバーのみがこのコネクタを使用できます。[範囲が限定された送信コネクタ] を選択しないと、Exchange 組織内のすべてのハブ トランスポート サーバーがこのコネクタを使用できます。
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Exchange 管理シェルで、New-SendConnector コマンドレットまたは Set-SendConnector コマンドレットを使用して IsScopedConnector パラメータを指定します。
このパラメータの値が $True である場合、同じ Active Directory サイト内のハブ トランスポート サーバーのみがこのコネクタを使用できます。このパラメータの値が $False である場合、Exchange 組織内のすべてのハブ トランスポート サーバーがこのコネクタを使用できます。