Get-PublicFolderDatabase

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2009-06-24

Get-PublicFolderDatabase コマンドレットを使用すると、パブリック フォルダのデータベース設定の取得できます。

構文

Get-PublicFolderDatabase [-Identity <DatabaseIdParameter>] [-DomainController <Fqdn>] [-IncludePreExchange2007 <SwitchParameter>] [-Status <SwitchParameter>]

Get-PublicFolderDatabase -Server <ServerIdParameter> [-DomainController <Fqdn>] [-IncludePreExchange2007 <SwitchParameter>] [-Status <SwitchParameter>]

Get-PublicFolderDatabase -StorageGroup <StorageGroupIdParameter> [-DomainController <Fqdn>] [-IncludePreExchange2007 <SwitchParameter>] [-Status <SwitchParameter>]

解説

  • Get-PublicFolderDatabase コマンドレットは、パブリック フォルダ データベースの設定を取得します。
  • Server パラメータ、StorageGroup パラメータ、Identity パラメータは、このうちの 1 つのみをコマンドに含めることができます。
note注 :
パラメータを指定せずに Get-PublicFolderDatabase コマンドレットを実行すると、Exchange 組織内のすべてのパブリック フォルダ データベースの属性が返されます。Get-PublicFolderDatabase コマンドレットがサーバーに直接接続したり、複雑な計算や時間のかかる計算を実行したりする必要がある場合に特定のデータベース プロパティ (バックアップおよびマウント状態情報を含む) を返すには、必ず -Status パラメータを使用してください。

Get-PublicFolderDatabase コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 表示専用管理者の役割

Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Server

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.ServerIdParameter

Server パラメータには、パブリック フォルダ データベースが置かれているサーバーの名前を指定します。このパラメータを指定した場合は、指定したサーバー上のパブリック フォルダ データベースのみが返されます。このパラメータを Identity パラメータや StorageGroup パラメータと一緒に使用することはできません。

StorageGroup

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.StorageGroupIdParameter

StorageGroup パラメータには、フォルダ データベースが入っているストレージ グループの名前を指定します。このパラメータを指定した場合は、そのストレージ グループ内のパブリック フォルダ データベースのみが返されます。このパラメータを Identity パラメータや Server パラメータと一緒に使用することはできません。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

Active Directory ディレクトリ サービスからデータを取得するドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。

Identity

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.DatabaseIdParameter

Identity パラメータにはパブリック フォルダ データベースを指定します。次の値を使用できます。

  • GUID
  • 識別名 (DN)
  • サーバー\ストレージ グループ\データベース名
  • サーバー\データベース名
  • ストレージ グループ名\データベース名

サーバー名を指定しない場合は、ローカル サーバーでデータベースが検索されます。同じ名前のデータベースが複数存在する場合は、指定された範囲内に存在する、同じ名前のデータベースがすべて取得されます。

IncludePreExchange2007

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

コマンドに IncludePreExchange2007 パラメータを含めると、Microsoft Exchange Server 2007 より前のバージョンの Exchange も含めて、組織内のすべてのパブリック フォルダ データベースに関する情報が返されますコマンドに Server パラメータ、StorageGroup パラメータ、または Identity パラメータを指定する場合は、このパラメータは必要ありません。

Status

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Status パラメータを指定すると、Exchange 2007 サーバーの追加のバックアップおよびマウント状態情報が含められます。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

例外

例外 説明

 

例

この例では、Get-PublicFolderDatabase コマンドと Format-List コマンドをパイプでつないで、組織内のすべてのパブリック フォルダ データベースのすべての属性を取得しています。

note注 :
この例では、IncludePreExchange2007 パラメータを使用しています。これは、単に他のパラメータを 1 つも含めていないからです。コマンドに Server パラメータ、StorageGroup パラメータ、または Identity パラメータを含める場合は、Exchange 2007 より前のバージョンの Exchange に関する情報を取得するために IncludePreExchange2007 パラメータは必要ありません。 
Get-PublicFolderDatabase -IncludePreExchange2007 | Format-List

パイプできるのは、Identity パラメータ、StorageGroup パラメータ、および Server パラメータのみです。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。