Set-UMAutoAttendant

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-06-28

Set-UMAutoAttendant コマンドレットは、既存のユニファイド メッセージング (UM) 自動応答を変更します。

構文

Set-UMAutoAttendant -Identity <UMAutoAttendantIdParameter> [-AfterHoursKeyMapping <MultiValuedProperty>] [-AfterHoursKeyMappingEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursMainMenuCustomPromptEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursMainMenuCustomPromptFilename <String>] [-AfterHoursTransferToOperatorEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursWelcomeGreetingEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursWelcomeGreetingFilename <String>] [-AllowDialPlanSubscribers <$true | $false>] [-AllowedInCountryOrRegionGroups <MultiValuedProperty>] [-AllowedInternationalGroups <MultiValuedProperty>] [-AllowExtensions <$true | $false>] [-BusinessHoursKeyMapping <MultiValuedProperty>] [-BusinessHoursKeyMappingEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursMainMenuCustomPromptEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursMainMenuCustomPromptFilename <String>] [-BusinessHoursSchedule <ScheduleInterval[]>] [-BusinessHoursTransferToOperatorEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursWelcomeGreetingEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursWelcomeGreetingFilename <String>] [-CallSomeoneEnabled <$true | $false>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-ContactAddressList <AddressListIdParameter>] [-ContactRecipientContainer <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ContactScope <DialPlan | GlobalAddressList | AddressList>] [-DomainController <Fqdn>] [-DTMFFallbackAutoAttendant <UMAutoAttendantIdParameter>] [-HolidaySchedule <MultiValuedProperty>] [-InfoAnnouncementEnabled <True | False | Uninteruptible>] [-InfoAnnouncementFilename <String>] [-Language <UMLanguage>] [-MatchedNameSelectionMethod <Title | Department | Location | None | PromptForAlias | InheritFromDialPlan>] [-Name <String>] [-NameLookupEnabled <$true | $false>] [-OperatorExtension <String>] [-PilotIdentifierList <MultiValuedProperty>] [-SendVoiceMsgEnabled <$true | $false>] [-SpeechEnabled <$true | $false>] [-TimeZone <String>] [-TimeZoneName <UMTimeZone>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

Set-UMAutoAttendant [-AfterHoursKeyMapping <MultiValuedProperty>] [-AfterHoursKeyMappingEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursMainMenuCustomPromptEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursMainMenuCustomPromptFilename <String>] [-AfterHoursTransferToOperatorEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursWelcomeGreetingEnabled <$true | $false>] [-AfterHoursWelcomeGreetingFilename <String>] [-AllowDialPlanSubscribers <$true | $false>] [-AllowedInCountryOrRegionGroups <MultiValuedProperty>] [-AllowedInternationalGroups <MultiValuedProperty>] [-AllowExtensions <$true | $false>] [-BusinessHoursKeyMapping <MultiValuedProperty>] [-BusinessHoursKeyMappingEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursMainMenuCustomPromptEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursMainMenuCustomPromptFilename <String>] [-BusinessHoursSchedule <ScheduleInterval[]>] [-BusinessHoursTransferToOperatorEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursWelcomeGreetingEnabled <$true | $false>] [-BusinessHoursWelcomeGreetingFilename <String>] [-CallSomeoneEnabled <$true | $false>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-ContactAddressList <AddressListIdParameter>] [-ContactRecipientContainer <OrganizationalUnitIdParameter>] [-ContactScope <DialPlan | GlobalAddressList | AddressList>] [-DomainController <Fqdn>] [-DTMFFallbackAutoAttendant <UMAutoAttendantIdParameter>] [-HolidaySchedule <MultiValuedProperty>] [-InfoAnnouncementEnabled <True | False | Uninteruptible>] [-InfoAnnouncementFilename <String>] [-Instance <UMAutoAttendant>] [-Language <UMLanguage>] [-MatchedNameSelectionMethod <Title | Department | Location | None | PromptForAlias | InheritFromDialPlan>] [-Name <String>] [-NameLookupEnabled <$true | $false>] [-OperatorExtension <String>] [-PilotIdentifierList <MultiValuedProperty>] [-SendVoiceMsgEnabled <$true | $false>] [-SpeechEnabled <$true | $false>] [-TimeZone <String>] [-TimeZoneName <UMTimeZone>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

Set-UMAutoAttendant コマンドレットを使用すると、既存の UM 自動応答の設定を変更または修正できます。既定では、一部の UM 自動応答パラメータは必須であり、作成されます。しかし、UM 自動応答の作成後、その自動応答のすべてのプロパティが書き込み可能になるわけではありません。このため、UM 自動応答の値の中には、その自動応答をいったん削除してから新しい自動応答を作成しない限り、変更または修正できないものがあります。

Set-UMAutoAttendant コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに Exchange 組織管理者の役割が委任されている必要があります。

Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.UMAutoAttendantIdParameter

このパラメータには、参照する UM 自動応答の ID を指定します。このパラメータは、UM 自動応答のディレクトリ オブジェクト ID になります。

AfterHoursKeyMapping

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、UM 自動応答の勤務時間外のキー マッピングを指定します。キー マッピングは、9 個ものエントリから成るテーブル内の 1 つのエントリとして定義されます。0 キーは、オペレータへの転送用に予約されています。

次に、2 つのエントリから成るカスタム テーブルの例を示します。

"Sales, 77899"、"Service, 78990"。

既定値は無効です。

AfterHoursKeyMappingEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、UM 自動応答の勤務時間外のキー マッピングを有効にするか無効にするかを指定します。キー マッピングは、9 個ものエントリから成るテーブル内の 1 つのエントリとして定義されます。0 キーは、オペレータへの転送用に予約されています。

次に、2 つのエントリから成るカスタム テーブルの例を示します。

"Sales, 77899"、"Service, 78990"。

AfterHoursMainMenuCustomPromptEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、勤務時間外のカスタム メイン メニューを有効にするかどうかを指定します。既定値は無効です。

AfterHoursMainMenuCustomPromptFilename

省略可能

System.String

このパラメータには、勤務時間外のカスタム メイン メニューのプロンプトに使用される .wav ファイルを指定します。

AfterHoursTransferToOperatorEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、勤務時間外にオペレータの内線番号に通話を転送できるようにするかどうかを指定します。

AfterHoursWelcomeGreetingEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、勤務時間外の案内応答を有効にするかどうかを指定します。このパラメータを無効に設定した場合は、システムの既定のオーディオが使用されます。既定値は無効です。

AfterHoursWelcomeGreetingFilename

省略可能

System.String

このパラメータには、勤務時間外の案内応答メッセージに使用される .wav ファイルを指定します。

AllowDialPlanSubscribers

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ダイヤル プラン サブスクライバが同じダイヤル プランのいずれかのサブスクライバに解決される番号にダイヤルできるようにするかどうかを指定します。既定値は $true です。

AllowedInCountryOrRegionGroups

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、許可されている国内または地域のダイヤル グループ名の一覧を指定します。名前は、ダイヤル プランに定義されているグループ名と一致している必要があります。文字列の長さは 128 文字未満である必要があります。

AllowedInternationalGroups

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、許可されている国際ダイヤル グループ名の一覧を指定します。名前は、ダイヤル プランに定義されているグループ名と一致している必要があります。文字列の長さは 128 文字未満である必要があります。

AllowExtensions

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ダイヤル プラン オブジェクトに指定した番号と同じ桁数の内線に発信者が通話できるようにするかどうかを指定します。既定値は $false です。

BusinessHoursKeyMapping

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、UM 自動応答の勤務時間内のキー マッピングを指定します。キー マッピングは、9 個ものエントリから成るテーブル内の 1 つのエントリとして定義されます。0 キーは、オペレータへの転送用に予約されています。

次に、2 つのエントリから成るカスタム テーブルの例を示します。

"Sales, 77899"、"Service, 78990"。

既定値は無効です。

BusinessHoursKeyMappingEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、勤務時間内のカスタム メニューを有効にするか無効にするかを指定します。既定値は無効です。

BusinessHoursMainMenuCustomPromptEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、勤務時間のメイン メニューのカスタム プロンプトを有効にするかどうかを指定します。既定値は無効です。

BusinessHoursMainMenuCustomPromptFilename

省略可能

System.String

このパラメータには、勤務時間内のカスタム メイン メニューのプロンプトに使用される .wav ファイルを指定します。

BusinessHoursSchedule

省略可能

Microsoft.Exchange.Common.ScheduleInterval[]

このパラメータには、業務が行われている時間帯を指定します。

BusinessHoursTransferToOperatorEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、勤務時間内にオペレータの内線番号に通話を転送できるようにするかどうかを指定します。

BusinessHoursWelcomeGreetingEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、勤務時間内のカスタム案内応答を有効にするかどうかを指定します。このパラメータを無効に設定した場合は、システムの既定のオーディオが使用されます。既定値は無効です。

BusinessHoursWelcomeGreetingFilename

省略可能

System.String

このパラメータには、ウェルカム メッセージに使用される .wav ファイルを指定します。

CallSomeoneEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、通話機能を有効にするかどうかを指定します。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

このパラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するためには管理者がコマンドの処理内容を確認する必要があります。既定値は $true です。

ContactAddressList

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.AddressListIdParameter

このパラメータには、アドレス一覧の ID を指定します。ContactScope パラメータを AddressList に設定した場合は、ディレクトリ検索のスコープが定義されます。

ContactRecipientContainer

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.OrganizationalUnitIdParameter

このパラメータには、ディレクトリ検索に使用されるコンテナの名前または ID を指定します。

ContactScope

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.DialScopeEnum

このパラメータには、発信者が UM 自動応答にアクセスし、ユーザー名を指定すると示されるディレクトリ検索のスコープを指定します。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

このパラメータは、この構成変更を Active Directory ディレクトリ サービスに書き込むドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定します。

DTMFFallbackAutoAttendant

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.UMAutoAttendantIdParameter

このパラメータには、音声認識が有効な自動応答が利用できない場合に使用されるデュアルトーン多重周波数 (DTMF) 自動応答を指定します。SpeechEnabled パラメータを $true に設定した場合は、この自動応答にフォールバックの自動応答として使用する DTMF 自動応答を関連付ける必要があります。

HolidaySchedule

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、組織の祝日のスケジュールを指定します。スケジュールは、文字列の配列という形式で設定します。各文字列は、次の 3 つの部分で構成されています。

  • 名前 - 64 文字までに制限されています。
  • 祝日の日 (日付)。
  • オーディオ プロンプトのファイル名。オーディオ プロンプトは .wma 形式になります。

例 :

"Christmas, 12/25/2005, Christmas.wav"。

InfoAnnouncementEnabled

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.InfoAnnouncementEnabledEnum

このパラメータには、通知案内応答を有効にするかどうかを指定します。既定の設定は $true です。

InfoAnnouncementFilename

省略可能

System.String

このパラメータには、情報アナウンスに使用される .wav ファイルを指定します。

Instance

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.UMAutoAttendant

このパラメータには、UM 自動応答オブジェクト入力パラメータを指定します。Identity パラメータを使用しない場合は、このパラメータが必要になります。

Language

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.UMLanguage

このパラメータには、UM 自動応答で使用される言語を指定します。この言語は、利用可能なダイヤル プラン言語の一覧から選択します。

MatchedNameSelectionMethod

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.AutoAttendantDisambiguationFieldEnum

このパラメータには、名前がタッチトーン入力または音声入力と一致する複数のユーザーを区別するのに使用する選択基準を指定します。次の値を設定できます。

  • 部署
  • 役職
  • 場所
  • なし
  • エイリアスを要求
  • UM ダイヤル プランから継承

Name

省略可能

System.String

このパラメータには、UM 自動応答に使用される表示名を指定します。この名前は、64 文字までに制限されています。

NameLookupEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、発信者が名前をダイヤルするかまたは名前を音声入力することによってディレクトリ参照を実行できるようにするかどうかを指定します。このパラメータを使用すると、不明な内線への接続を回避できます。

OperatorExtension

省略可能

System.String

このパラメータには、オペレータの内線番号を指定します。このパラメータを指定しないと、ダイヤル プラン オペレータが使用されます。ダイヤル プラン オペレータを指定していない場合は、この機能が有効になりません。

PilotIdentifierList

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、1 つ以上のパイロット番号の一覧を指定します。パイロット番号は、ユニファイド メッセージング サーバーに着信呼び出しをルーティングするために使用されます。その後、自動応答によってその番号が応答されます。

SendVoiceMsgEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、メッセージ送信機能を許可するかどうかを指定します。

SpeechEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、自動応答を音声認識が有効な応答にするかどうかを指定します。自動応答に関する既定の設定は DTMF です。

Timezone

省略可能

System.String

このパラメータには、自動応答に使用するタイム ゾーンを指定します。既定のタイム ゾーンは、サーバーに設定されているタイム ゾーンです。

TimeZoneName

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.UMTimeZone

このパラメータには、Microsoft Windows タイム ゾーン表示名の全部または一部を指定します。この文字列はローカル システムのレジストリに登録されている表示名と比較され、表示名に文字列が "含まれている" かどうかが確認されます。文字列が一意の文字列でない場合は、エラーが返されます。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

このパラメータは、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。既定値は $true です。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

 

例外

例外 説明

 

 

最初の例では、MySpeechEnabledAA という名前の UM 自動応答を MyDTMFAA にフォールバックするように構成し、オペレータの内線番号を 50100 に設定し、勤務時間外はこの内線番号への転送を有効にします。

2 番目の例では、勤務時間が午前 10 時 45 分から午後 1 時 15 分まで (日曜)、午前 9 時から午後 5 時まで (月曜)、午前 9 時から午後 4 時 30 分まで (土曜) に構成され、休業時間とそれに関連した案内応答が、2006 年 1 月 2 日に "新年明けましておめでとうございます"、2006 年 4 月 24 ~ 28 日は "工事のため館内は閉鎖中です" になるように構成された、MyAutoAttendant という名前の UM 自動応答を構成します。

Set-UMAutoAttendant -Identity MySpeechEnabledAA -DTMFFallbackAutoAttendant MyDTMFAA -OperatorExtension 50100 -AfterHoursTransferToOperatorEnabled $true

Set-UMAutoAttendant -Identity MyUMAutoAttendant -BusinessHoursSchedule 0.10:45-0.13:15,1.09:00-1.17:00,6.09:00-6.16:30 -HolidaySchedule "New Year,newyrgrt.wav,1/2/2006","Building Closed for Construction,construction.wav,4/24/2006,4/28/2006"

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。