Set-ForeignConnector

AddressSpaces

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.MultiValuedProperty

このパラメータには、外部コネクタによるメッセージの送信先となるドメイン名を指定します。各アドレス スペースを入力するための完全な構文は以下のとおりです。<AddressSpaceType>:<AddressSpace>;<AddressSpaceCost>

• AddressSpaceType   アドレス スペースの種類には、SMTP、X400、またはその他のテキスト文字列を指定できます。アドレス スペースの種類を指定しない場合、アドレス スペースの種類は SMTP になります。
  
• AddressSpace   アドレス スペースの種類が SMTP の場合、入力するアドレス スペースは RFC 1035 に準拠している必要があります。たとえば、*、*.com、および *.contoso.com は使用できますが、*contoso.com は使用できません。アドレス スペースの種類が X.400 の場合、入力するアドレスは RFC 1685 に準拠している必要があります (o=MySite;p=MyOrg;a=adatum;c=us など)。アドレス スペースの種類がそれ以外の場合、アドレス スペースには任意のテキストを入力できます。
  
• AddressSpaceCost    コストの有効な値の範囲は 1 ～ 100 です。コストが低いほど、良いルートです。アドレス スペース コストを指定しない場合、コストは 1 になります。セミコロン ( ; ) を含む SMTP 以外のアドレス スペースを入力する場合は、アドレス スペース コストを指定する必要があります。
  

アドレス スペースの種類やアドレス スペースのコストを指定する場合、アドレス スペースを二重引用符 ( " ) で囲む必要があります。たとえば、次のアドレス スペース エントリは同じ意味になります。

• "SMTP:contoso.com;1"
  
• "contoso.com;1"
  
• "SMTP:contoso.com"
  
• contoso.com
  

複数のアドレス スペースを指定するには、アドレス スペースをコンマで区切ります (例 : contoso.com,fabrikam.com)。. アドレス スペースの種類とアドレス スペースのコストを指定する場合、"contoso.com;2","fabrikam.com;3" のように、アドレス スペースを二重引用符 ( " ) で囲む必要があります。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータで値を指定する必要はありません。

DropDirectory

省略可能

System.String

このパラメータには、この外部コネクタで使用するドロップ ディレクトリの名前を指定します。この外部コネクタで定義されているアドレス スペースに送信されるすべての送信メッセージは、指定されたドロップ ディレクトリに保存されます。各外部コネクタのドロップ ディレクトリの場所は、次の 2 つの項目によって制御されます。

• Set-TransportServer コマンドレットの RootDropDirectoryPath パラメータ   このオプションは、ハブ トランスポート サーバー上に存在するすべての外部コネクタに対して使用します。RootDropDirectoryPath パラメータの値には、ローカル パス、またはリモート サーバーへの汎用名前付け規則 (UNC) パスを指定できます。
  
• Set-ForeignConnector コマンドレットの DropDirectory パラメータ   この値は、ハブ トランスポート サーバー上に存在する各外部コネクタに対して設定します。
  

既定では、RootDropDirectoryPath パラメータは空白です。これは、RootDropDirectoryPath の値が Exchange 2007 インストール フォルダであることを示します。既定の Exchange 2007 インストール フォルダは、C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\ です。既定では、DropDirectory パラメータの値は外部コネクタの名前です。

DropDirectory パラメータの値に絶対パスの情報が含まれていない場合、ドロップ ディレクトリの場所は DropDirectory パラメータと RootDropDirectoryPath パラメータの組み合わせによって定義されます。DropDirectory パラメータの値に絶対パスの情報が含まれている場合は、RootDropDirectoryPath の値を指定してはいけません。ドロップ ディレクトリの場所は、DropDirectory パラメータのみによって定義されます。

ドロップ ディレクトリは自動的には作成されません。したがって、ドロップ ディレクトリ フォルダは 1 つ 1 つ手動で作成する必要があります。

ドロップ ディレクトリには、次のアクセス許可が割り当てられている必要があります。

• ネットワーク サービス : フル コントロール
  
• システム : フル コントロール
  
• 管理者 : フル コントロール
  

Enabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータは、外部コネクタを有効または無効にします。有効な入力値は、$True または $False です。既定値は $True です。

Instance

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.ForeignConnector

Instance パラメータを使用すると、オブジェクト全体をコマンドに渡して処理することができます。オブジェクト全体をコマンドに渡す必要があるスクリプトで主に使用されます。

MaxMessageSize

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Unlimited

このパラメータには、この外部コネクタを介して渡すことができるメッセージの最大サイズを指定します。MaxMessageSize パラメータの値を入力するときは、以下の単位のいずれかを付加した形式で記述します。

• B (バイト)
  
• KB (キロバイト)
  
• MB (メガバイト)
  
• GB (ギガバイト)
  
• TB (テラバイト)
  

単位が付加されていない値は、キロバイトとして扱われます。値として unlimited を入力すると、この外部コネクタにメッセージ サイズの制限が適用されません。既定値は unlimited です。このパラメータの有効な入力の範囲は、0 ～ 2147483647 KB です。MaxMessageSize パラメータの値を 0 に設定すると、外部コネクタは無効になります。ただし、Enabled 属性の値が $True のときに MaxMessageSize パラメータの値を 0 に設定すると、イベント ログのエラーが生成されます。外部コネクタを無効にするには、Enabled パラメータを使用する方法をお勧めします。

RelayDsnRequired

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、メッセージをドロップ ディレクトリに書き込むときに、外部コネクタで中継の配信状態通知 (DSN) が要求されるかどうかを指定します。このパラメータの有効な入力値は、$True または $False です。既定値は $False です。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータで値を指定する必要はありません。