キュー内のメッセージを表示する方法
メールの流れに関する問題が発生した場合は、全体の問題であるのか、特定の受信者またはドメインに関する問題であるのかを特定することが重要です。キュー内にあるメッセージを表示すると、これを特定する際に役立ちます。
開始する前に
このトピックの手順を実行する前に、「メールの流れと SMTP に関するトラブルシューティング」を参照してください。
この手順を実行するには、以下のアクセス許可が必要です。
- ローカル管理者グループのメンバおよび管理グループ レベルで適用された Exchange 管理者の役割を持つグループのメンバ
キュー ビューアで個々のキューを右クリックすると、以下のオプションが表示されます。- [メッセージの検索] 検査するメッセージの検索条件を指定します。
- **[キューに保持] **キューにあるすべてのメッセージの配信を停止します。このオプションを使用すると、メッセージを検査している間だけ一時的にキューからメッセージが出るのを防ぐことができます。キューに保持することによってキューからメッセージが出るのを防ぐことはできますが、キューにメッセージが追加されるのを防ぐことはできません。
- **[保持の解除] **キューにあるメッセージの配信を再開します。保持を解除しても、管理者がキューに保持するように指定した個々のメッセージの保持は解除されません。
- [再接続] 再試行状態にあるキューが直ちに接続を試みるようにします。
手順
キュー内にあるメッセージを表示するには、次の操作を行います。
- Exchange システム マネージャを起動します。[管理グループ] を展開し、<管理グループ名> を展開します。次に [サーバー] を展開し、キューを表示するサーバーを展開して [キュー] をクリックします。
注 : |
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特定のメッセージを表示する場合は、[メッセージ追跡センター] を使用すると、そのメッセージを最後に処理したサーバーを特定してから、そのサーバーのキューを表示してメッセージを検査できます。 |
- 選択したサーバーにあるキューが結果ペインに表示されます。結果ペインで検査するキューを右クリックし、[メッセージの検索] をクリックします。[メッセージの検索] ダイアログ ボックスが表示されます。
- 省略可。検索結果の絞り込みに使用する [アドレスの検索条件] を指定します。特定の送信者からのメッセージをすべて検索するには、"送信者" フィールドに SMTP アドレスを入力するか、送信者をクリックして Active Directory ディレクトリ サービスから送信者を選択します。特定の受信者宛てのメッセージをすべて検索するには、"受信者" フィールドに SMTP アドレスを入力するか、受信者をクリックして Active Directory から受信者を選択します。
- 省略可。検索結果の絞り込みに使用する [メッセージの制限] を指定します。返される検索結果の数を設定するには、[検索結果の一覧に表示するメッセージの数] ボックスの一覧から値を選択します。既定値は 100 です。特定の状態にあるメッセージだけを検索するには、[次の状態のメッセージを表示する] ボックスの一覧から値を選択します。既定では、すべてのメッセージが表示されます。キューに保持されているメッセージや再試行状態にあるメッセージのみを表示するように選択することもできます。
- [検索開始] をクリックして検索結果を表示します。検索条件に一致するメッセージが [検索結果] に表示されます。
- 各メッセージのプロパティを表示するには、結果ペインで目的のメッセージを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。メッセージの [プロパティ] ダイアログ ボックスに、送信者の名前、受信者の名前、メッセージ サイズ、およびメッセージに関するその他の詳細が表示されます。
- 各メッセージの状態を変更するには、結果ペインでメッセージを右クリックし、次のオプションから選択します。
- **[保持の解除] **キューに保持されていたメッセージの配信を再開します。
- **[キューに保持] **メッセージの配信を中断します。
- [削除 (NDR を送信)] キューからメッセージを削除し、メッセージの送信者に NDR を送信します。
- [削除 (NDR を送信しない)] キューからメッセージを削除しますが、メッセージの送信者に NDR を送信しません。