サーバーのメッセージ追跡センターを有効にする方法
メッセージング システムを通じて送信されるメッセージに関する情報をログ出力するには、Exchange Server でメッセージ追跡センターを使用します。メッセージ追跡センターは、送信者、メール メッセージ、およびメッセージ受信者に関する情報をログ出力します。特に、メッセージが送信または受信された時間、メッセージのサイズと優先度、メッセージ受信者の一覧などの統計情報を確認できます。電子メール メッセージの件名をログ出力することもできます。メッセージ追跡センターは、システム メッセージ、パブリック フォルダ メッセージ、および電子メール メッセージを含む、すべての種類のメッセージを検索します。
メッセージ追跡センターは、メッセージを追跡するサーバーごとに有効にする必要があります。メッセージ追跡センターを有効にすると、サーバーを経由するすべてのメッセージが、メッセージ追跡ログに追加されます。
開始する前に
このトピックの手順を実行する前に、「メールの流れと SMTP に関するトラブルシューティング」を参照してください。
この手順を実行するには、以下のアクセス許可が必要です。
- ローカル管理者グループのメンバおよび管理グループ レベルで適用された Exchange 管理者の役割を持つグループのメンバ
手順
サーバーのメッセージ追跡センターを有効にするには、次の手順を行います。
Exchange システム マネージャで、[サーバー] を展開し、メッセージ追跡を有効にするサーバーを右クリックします。次に、[プロパティ] をクリックします。
[全般] タブで、[メッセージの追跡を有効にする] チェック ボックスをオンにします。
サーバーに送信されたメッセージ、サーバーから送信されたメッセージ、およびサーバーを経由するメッセージの件名を記録するには、[件名のログ収集と表示を有効にする] チェック ボックスをオンにします。
注 : 件名のログ出力を有効にすると、パフォーマンスが多少低下します。 [ログ ファイルの保存] で、ログ ファイルの削除を禁止したり、ログ ファイルを保存する期間を変更できます。追跡ログの既定の保存期間は 7 日です。
注 : 大量のメールを処理するサーバーでは、追跡ログがすぐに大きくなります。ログ ファイル用、および同じディスクを使用するその他のサービスやアプリケーション用に、十分なディスクの空き容量があることを確認してください。 [OK] または [適用] をクリックします。変更を有効にするために、サービスを再開する必要はありません。
詳細情報
メッセージ追跡センターの使用方法の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 262162「[XADM] メッセージ追跡センターを使用してメッセージを追跡する」を参照してください。