エクスポート (0) 印刷
すべて展開

免責事項について

Exchange 2010
 

適用先: Exchange Server 2010 SP3, Exchange Server 2010 SP2

Microsoft Exchange Server 2010 には、ハブ トランスポート サーバーで処理される電子メール メッセージに、HTML またはテキストの免責事項を付加する機能があります。免責事項は通常、法的な情報や不明または未確認のメール送信者に関する警告を提示する目的や、組織によって決まるその他の理由で使用します。

Exchange 2013 または Exchange Online での免責事項については、「電子メール免責事項、法的免責事項、共通署名、または電子メール フッター/ヘッダーの追加」を参照してください。

以下に、電子メールの免責条項の例を示します。

 

重要な通知:この電子メール メッセージは、メッセージに含まれる機密情報を受信する資格を持ったユーザーにのみに受信してもらうためのものです。Contoso のお取引先への電子メール メッセージには、機密情報や法的に権利を有する情報が含まれている場合があります。目的の受信者でない限り、このメッセージの読み取り、コピー、転送、または保存を行わないでください。このメッセージを誤って受信した場合は、メッセージを送信者に転送し、コンピューター システムから完全に削除してください。

免責事項のもう 1 つの例は、電子メールの署名の使用です。多くの組織では、電子メールに一定の署名を適用することが必要です。送信者の名前、役職、部門、会社、場所、および連絡先詳細などの詳細が、署名で必要になる場合があります。また、組織によっては、ロゴやその他のブランドの構成要素を署名に入れる必要がある場合もあります。

免責事項を作成する方法の詳細については、「免責事項を構成する」を参照してください。

Exchange 2010 では、ハブ トランスポート サーバーで作成したトランスポート ルールで定義する条件と例外に基づいて、免責事項を対象化 (特定の免責事項を特定の電子メール メッセージに割り当てること) できます。トランスポート ルールにより、ビジネス ニーズに応じて、特定の免責事項を電子メール メッセージに柔軟に割り当てることができます。たとえば、内部メッセージおよび外部メッセージ、または特定の部門やオフィスのユーザーによって送信されたメッセージに対して、異なる免責事項を指定できます。ただし、免責事項を適用するトランスポート ルールを複数構成する場合は、使用するトランスポート ルールの条件を慎重に検討して、複数の免責事項が同じメッセージに割り当てられないようにしてください。免責事項を対象化するために使用できるトランスポート ルールの述語の詳細については、「トランスポート ルールの述語」を参照してください。

独自の免責事項の使用が必要な可能性があるビジネス条件の例を、以下に示します。

  • 国または地域によって異なるさまざまな法的要件

  • 国または地域によって異なるさまざまなビジネス要件や規制要件

  • さまざまな言語

  • 内部ユーザーに送信される、安全でない可能性のある電子メール メッセージ

免責事項を作成するときには、電子メール メッセージ内での外観、位置、および動作を変更することができます。次の要素を使って免責事項をカスタマイズすることができます。

免責事項のテキストは、メッセージに挿入されるテキストです。Exchange 2010 は、元のメッセージと同じメッセージ形式を使用して、電子メール メッセージに免責事項を挿入します。たとえば、メッセージを HTML で作成する場合、免責事項は HTML で付加されます。メッセージをテキスト形式で作成する場合、免責事項のテキストは、HTML タグを削除してから、テキスト形式メッセージに追加されます。

重要重要 :
Exchange 2010 では、免責事項のテキストの最大文字数は 5, 000 文字です。この文字数には、HTML タグとインラインのカスケード スタイル シート (CSS) スタイルが含まれます。

Exchange 2010 の免責テキストは HTML タグを含めることができます。これにより、HTML で使用できる豊富なスタイル機能でメッセージを作成することができます。また、HTML タグはインラインのカスケード スタイル シート (CSS) を含めることができます。HTML 形式で送信されたメッセージは、豊富な免責事項メッセージを表示することができます。

注記注 :
また、HTML タグを使用しない、テキストだけの免責事項のトランスポート ルールを構成することもできます。

Exchange 2010 では、IMG タグを使用して、画像を HTML 免責事項に追加することができます。次に例を示します。

<IMG src="http://myserver.mydomain.com/images/companylogo.gif">
注記注 :
IMG タグを使用して追加した画像は、メッセージに埋め込まれているわけではありません。電子メール クライアントがアクセスできる Web サーバー上に画像を配置する必要があります。

免責事項で IMG タグを使用するかどうかを決める際には、Outlook Web Access、Outlook Web App、および Outlook 2007 以降では、外部 Web コンテンツ (画像を含む) は既定でブロックされる点に留意してください。ブロックされた外部コンテンツを表示するには、ユーザーが特別の操作を実行する必要があります。したがって、IMG タグを使用して HTML 免責事項に追加された画像は、既定では表示できない場合があります。受信者が使用する可能性の高い電子メール クライアントで、IMG タグを使用した免責事項をテストして、要件を満たしているかどうかを確認することをお勧めします。

Exchange 2010 では、Active Directory 属性 (DisplayNameFirstNameLastNameDepartmentCompany など) を免責事項と個人用署名に追加できます。免責事項ルールがトリガーされると、属性名が、送信者の Active Directory ユーザー アカウントの対応する値に置き換えられます。属性を免責事項または個人用の署名で使用するには、2 つのパーセント記号 (%%) で囲む必要があります。たとえば、DisplayName 属性を使用するには、%%DisplayName%% を使用する必要があります。

免責事項および個人用の署名で使用できる属性の完全な一覧については、「トランスポート ルールの述語」の ADAttribute プロパティに関する説明を参照してください。

電子メール メッセージ内で免責事項の開始または終了位置と、元のメッセージの開始または終了位置を、明確に特定する必要がある場合があります。Exchange 2010 では、HTML タグ <HR> を使用して、区切り線を作成できます。また、インラインの CSS スタイルを HTML タグの中で使用して、HTML 免責事項メッセージの周囲に線や枠を追加することができます。

免責事項を追加するトランスポート ルールを構成するとき、Exchange では免責事項をメッセージの "先頭に追加する" か "追加する" かを決定できます。免責事項をメッセージの先頭に追加すると、免責事項は最新メッセージのテキストの前に挿入されます。免責事項をメッセージに追加すると、免責事項はメッセージ スレッドの最後に挿入されます。Exchange は以前の免責事項が付加されているかどうかを確認しません。

次に、IMG タグおよび埋め込み CSS で HTML 免責事項を作成するために使用された免責事項テキストの例を示します。

<div style="font-size:9pt;  font-family: 'Calibri',sans-serif;">
%%displayname%%</br>
%%title%%</br>
%%company%%</br>
%%street%%</br>
%%city%%, %%state%% %%zipcode%%</div>
&nbsp;</br>
<div style="background-color:#D5EAFF; border:1px dotted #003333; padding:.8em; ">
<div><img alt="Fabrikam"  src="http://fabrikam.com/images/fabrikamlogo.png"></div>
<span style="font-size:12pt;  font-family: 'Cambria','times new roman','garamond',serif; color:#ff0000;">HTML Disclaimer Title</span></br>
<p style="font-size:8pt; line-height:10pt; font-family: 'Cambria','times roman',serif;">This message contains confidential information and is intended only for the individual(s) addressed in the message. If you are not the named addressee, you should not disseminate, distribute, or copy this e-mail. If you are not the intended recipient, you are notified that disclosing, distributing, or copying this e-mail is strictly prohibited.  </p>
<span style="padding-top:10px; font-weight:bold; color:#CC0000; font-size:10pt; font-family: 'Calibri',Arial,sans-serif; "><a href="http://www.fabrikam.com">Fabrikam, Inc. </a></span></br></br>
</div>
注記注 :
上記の HTML 免責事項は一例です。このまま使用するためのものではありません。

暗号化メッセージなど、メッセージの中には Exchange が元のメッセージの内容を変更できないものがあります。Exchange では組織でこれらのメッセージをどう処理するかを制御できます。免責事項を作成するときに、変更できないメッセージを免責事項を含むメッセージ エンベロープでラップするか、免責事項を付加できない場合はメッセージを拒否するか、または免責事項アクションを無視して、メッセージを免責事項なしで配信するかを決定できます。

次の一覧で、各フォールバック アクションについて説明します。

  • Wrap   元のメッセージに免責事項を挿入できない場合、Exchange は、新しいメッセージ エンベロープで元のメッセージを包む、つまり "ラップ" します。そのうえで、免責事項が新しいメッセージに挿入されます。

    重要重要 :
    元のメッセージが新しいメッセージ エンベロープでラップされると、以降のトランスポート ルールは元のメッセージではなく新しいメッセージ エンベロープに適用されます。したがって、元のメッセージを新しいメッセージの本文でラップする免責事項アクションを含むトランスポート ルールは、他のトランスポート ルールを構成した後で構成する必要があります。
    注記注 :
    元のメッセージを新しいメッセージ エンベロープでラップできない場合、元のメッセージは配信されません。メッセージの送信者は、メッセージが配信されなかった理由を説明する配信不能レポート (NDR) を受信します。
  • Reject   免責事項を元のメッセージに挿入できない場合、Exchange はメッセージを配信しません。メッセージの送信者は、メッセージが配信されなかった理由を説明する NDR を受信します。

  • Ignore   免責事項を元のメッセージに挿入できない場合、Exchange は元のメッセージを変更せずに配信します。免責事項は付加されません。

トランスポート メッセージング ポリシーは、Microsoft Exchange Hosted Services によって拡張されるか、または Microsoft Exchange Hosted Services のサービスとしても使用可能です。

Exchange Hosted Services は、次の 4 つの個別のホスト サービスで構成されています。

  • Hosted Filtering は、メールから感染するマルウェアから組織を保護します

  • Hosted Archive は、規制準拠のための保存要件に対応するために役立ちます

  • Hosted Encryption は、データを暗号化して機密を保持します

  • Hosted Continuity は、緊急事態が発生したときやその直後にメールへのアクセス状態を維持するために役立ちます

これらのサービスは、社内で管理されている業務用の Exchange サーバーや、サービス プロバイダーを通じて提供される Hosted Exchange メール サービスと統合することができます。Exchange Hosted Services について詳しくは、「Microsoft Exchange Hosted Services」をご覧ください (このサイトは英語の場合があります)。

 © 2010 Microsoft Corporation.All rights reserved.
この情報は役に立ちましたか。
(残り 1500 文字)
フィードバックをいただき、ありがとうございました
表示:
© 2014 Microsoft