詳細テンプレートをカスタマイズする方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-27

ここでは、詳細テンプレート エディタを使用して、詳細テンプレートをカスタマイズする方法について説明します。

既定の詳細テンプレートを使用する方法と、ユーザーのニーズに合うようにテンプレートをカスタマイズする方法があります。詳細テンプレート エディタを使用すると、以下の Microsoft Outlook オブジェクトをカスタマイズできます。

  • 連絡先
  • ユーザー
  • グループ
  • メールボックス エージェント
  • パブリック フォルダ
  • 検索ダイアログ ボックス–

フィールド サイズの変更、フィールドの追加または削除、タブの追加または削除、フィールドの再配置を実行して、これらのオブジェクトをカスタマイズできます。これらのテンプレートのレイアウトは、言語に応じて異なる可能性があります。

サポートされる言語は、アラビア語、バスク語、ブラジル語、ブルガリア語、カタルニア語、簡体字中国語、繁体字中国語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、ドイツ語、ギリシャ語、英語、エストニア語、フィンランド語、フランス語、ヘブライ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ラトビア語、リトアニア語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、セルビア語、スロバキア語、スロベニア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、およびウクライナ語です。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

アクセス許可、役割の委任、および Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

また、この手順を実行する前に、次のことを確認してください。

  • Exchange 2007 RTM (Release to Manufacturing) 版では、その他の詳細テンプレート管理タスクを実行するには、詳細テンプレート エディタ スナップインを Microsoft 管理コンソール (MMC) に追加する必要があります。詳細については、「Microsoft 管理コンソールに詳細テンプレート エディタを追加する方法」を参照してください。
  • Exchange 2007 Service Pack 1 (SP1) では、Exchange 管理コンソールの [ツールボックス] ノードから詳細テンプレート エディタにアクセスできます。

手順

Exchange 2007 RTM

Microsoft 管理コンソールを使用して詳細テンプレートをカスタマイズするには、次の操作を行います。

  1. 詳細テンプレート エディタのコンソール ルートで、[詳細テンプレート] をクリックします。

    詳細ウィンドウに、以下の列が表示されます。

    • テンプレートの種類   この列には、カスタマイズ可能なテンプレートの種類が表示されます。
    • 言語   この列には、テンプレートが作成された言語の一覧が表示されます。
    • ID   この列には、テンプレートの固有な ID の一覧が表示されます。
    • 作成日時   この列には、テンプレートが作成された日時の一覧が表示されます。
    • 最終変更日時   この列には、テンプレートが最後に変更された日時の一覧が表示されます。
  2. テンプレートを編集するには、テンプレートを右クリックしてから、[編集] をクリックします。たとえば、英語の連絡先の詳細テンプレートは、次の図のように表示されます。

    Outlook 2007 の既定の詳細テンプレート

  3. [編集] をクリックした後、さまざまなタスクを実行して詳細テンプレートをカスタマイズできます。

    • デザイナ ウィンドウでオブジェクトを移動するには、オブジェクトを選択し、テンプレートの新しい場所にドラッグします。オブジェクトを移動するときは、配置ラインが表示されます。

    • ラベルのテキストを変更するには、デザイン ウィンドウでラベルを選択します。プロパティ ウィンドウで、[テキスト] ボックスに新しいテキストを入力します。ショートカット キーを作成するには、アンパサンド (&) 記号を使用します。ショートカットとして使用する文字の前に、アンパサンド (&) を置きます。

    • オブジェクトのサイズを変更するには、オブジェクトを選択し、サイズ変更ハンドルをドラッグしてオブジェクトの形とサイズを調整します。

    • オブジェクトを削除するには、オブジェクトを選択し、Del キーを押します。

      note注 :
      詳細テンプレート エディタには、[元に戻す] ボタンがなく、操作を元に戻すためのショートカット キーを使用することもできません。テンプレートへの追加を元に戻すには、Del キーを使用する必要があります。削除を元に戻すには、設定を再度適用する必要があります。また、変更を保存しないで詳細テンプレート エディタを終了することにより、元の設定に戻すことができます。保存した後に変更を元に戻す場合は、テンプレートを復元することができます。テンプレートを復元すると、すべてのカスタマイズ設定は失われ、テンプレートは元の構成に復元されます。詳細テンプレートを復元する方法の詳細については、「詳細テンプレートを既定の構成に復元する方法」を参照してください。
    • [編集] ボックス、[リスト ボックス][複数値ドロップダウン] ボックス、または [複数値リスト ボックス] を追加するには、ツールボックス ウィンドウで、オブジェクトをデザイン ウィンドウにドラッグします。プロパティ ウィンドウの属性ドロップダウン ボックスをクリックし、Exchange に使用される属性を選択して、オブジェクトの属性を設定します。

      note注 :
      Exchange にオブジェクトが使用されるためには、オブジェクトを属性にリンクする必要があります。また、属性は Outlook でエンド ユーザーに表示されるコンテンツを決定します。属性を選択しない場合は、ランダム属性が自動的に選択されます。
    • [グループ ボックス] を追加するには、オブジェクトをデザイン ウィンドウにドラッグしてから、プロパティ ウィンドウで、[テキスト] ボックスに名前を入力します。類似したオブジェクトをグループ化するには、[グループ ボックス] を使用します。

    • テンプレートにタブを追加するには、既存のタブを右クリックしてから、[タブの追加] をクリックします。空のタブが表示されます。タブの名前を付けるには、プロパティ ウィンドウの [テキスト] ボックスに名前を入力します。

    • テンプレートからタブを削除するには、タブを右クリックしてから、[タブの削除] をクリックします。警告が表示されます。[OK] をクリックし、タブの削除を確認します。

    • ユーザーがタブ上で Tab キーを使用してオブジェクト間を移動するときのタブ移動順序を変更するには、デザイン ウィンドウでオブジェクトを選択してから、プロパティ ウィンドウの [TabIndex] ボックスを使用して順序を変更します。

      note注 :
      ユーザーが Tab キーを使用してオブジェクトのラベル (たとえば、[名前][エイリアス]) にアクセスできないようにするには、タブ移動順序の最後になるようにラベルの順序を変更します。
  4. 詳細テンプレートに変更を保存するには、[ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックします。

  5. テンプレートを閉じるには、右上隅にある X をクリックします。

Exchange 2007 SP1

Microsoft 管理コンソールを使用して詳細テンプレートをカスタマイズするには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理コンソールを起動します。

  2. コンソール ツリーで、[ツールボックス] をクリックします。

  3. 結果ウィンドウで [詳細テンプレート エディタ] をクリックしてから、操作ウィンドウで [ツールを開く] をクリックします。

  4. 詳細テンプレート エディタのコンソール ルートで、[詳細テンプレート] をクリックします。

    詳細ウィンドウに、以下の列が表示されます。

    • 言語   この列には、テンプレートが作成された言語の一覧が表示されます。
    • テンプレートの種類   この列には、カスタマイズ可能なテンプレートの種類が表示されます。
    • ID   この列には、テンプレートの固有な ID の一覧が表示されます。
    • 作成日時   この列には、テンプレートが作成された日時の一覧が表示されます。
    • 最終変更日時   この列には、テンプレートが最後に変更された日時の一覧が表示されます。
  5. テンプレートを編集するには、テンプレートを右クリックしてから、操作ウィンドウで [編集] をクリックします。たとえば、英語 (米国) の連絡先の詳細テンプレートは、次の図のように表示されます。

    Outlook 2007 の既定の詳細テンプレート

  6. [編集] をクリックした後、さまざまなタスクを実行して詳細テンプレートをカスタマイズできます。

    • デザイナ ウィンドウでオブジェクトを移動するには、オブジェクトを選択し、テンプレートの新しい場所にドラッグします。オブジェクトを移動するときは、配置ラインが表示されます。

    • ラベルのテキストを変更するには、デザイン ウィンドウでラベルを選択します。プロパティ ウィンドウで、[テキスト] ボックスに新しいテキストを入力します。ショートカット キーを作成するには、アンパサンド (&) 記号を使用します。ショートカットとして使用する文字の前に、アンパサンド (&) を置きます。

    • オブジェクトのサイズを変更するには、オブジェクトを選択し、サイズ変更ハンドルをドラッグしてオブジェクトの形とサイズを調整します。

    • オブジェクトを削除するには、オブジェクトを選択し、Del キーを押します。

      note注 :
      詳細テンプレート エディタには、[元に戻す] ボタンがなく、操作を元に戻すためのショートカット キーを使用することもできません。テンプレートへの追加を元に戻すには、Del キーを使用する必要があります。削除を元に戻すには、設定を再度適用する必要があります。また、変更を保存しないで詳細テンプレート エディタを終了することにより、元の設定に戻すことができます。保存した後に変更を元に戻す場合は、テンプレートを復元することができます。テンプレートを復元すると、すべてのカスタマイズ設定は失われ、テンプレートは元の構成に復元されます。詳細テンプレートを復元する方法の詳細については、「詳細テンプレートを既定の構成に復元する方法」を参照してください。
    • [編集] ボックス、[リスト ボックス][複数値ドロップダウン] ボックス、または [複数値リスト ボックス] を追加するには、ツールボックス ウィンドウで、オブジェクトをデザイン ウィンドウにドラッグします。プロパティ ウィンドウの属性ドロップダウン ボックスをクリックし、Exchange に使用される属性を選択して、オブジェクトの属性を設定します。

      note注 :
      Exchange にオブジェクトが使用されるためには、オブジェクトを属性にリンクする必要があります。また、属性は Outlook でエンド ユーザーに表示されるコンテンツを決定します。属性を選択しない場合は、ランダム属性が自動的に選択されます。
    • [グループ ボックス] を追加するには、オブジェクトをデザイン ウィンドウにドラッグしてから、プロパティ ウィンドウで、[テキスト] ボックスに名前を入力します。類似したオブジェクトをグループ化するには、[グループ ボックス] を使用します。

    • テンプレートにタブを追加するには、既存のタブを右クリックしてから、[タブの追加] をクリックします。空のタブが表示されます。タブの名前を付けるには、プロパティ ウィンドウの [テキスト] ボックスに名前を入力します。

    • テンプレートからタブを削除するには、タブを右クリックしてから、[タブの削除] をクリックします。警告が表示されます。[OK] をクリックし、タブの削除を確認します。

    • ユーザーがタブ上で Tab キーを使用してオブジェクト間を移動するときのタブ移動順序を変更するには、デザイン ウィンドウでオブジェクトを選択してから、プロパティ ウィンドウの [TabIndex] ボックスを使用して順序を変更します。

      note注 :
      ユーザーが Tab キーを使用してオブジェクトのラベル (たとえば、[名前][エイリアス]) にアクセスできないようにするには、タブ移動順序の最後になるようにラベルの順序を変更します。
  7. 詳細テンプレートに変更を保存するには、[ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックします。

  8. テンプレートを閉じるには、右上隅にある X をクリックします。

詳細情報

詳細テンプレート エディタの詳細については、以下のトピックを参照してください。

ツールボックスを使用する方法の詳細については、「ツールボックスの使用」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。