Remove-IPBlockListEntry

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2011-01-12

Remove‑IPBlockListEntry コマンドレットを使用して、コマンドレットが実行されるコンピュータの接続フィルタ エージェントの構成情報から IP アドレスを削除します。

構文

Remove-IPBlocklistEntry -Identity <IPListEntryIdentity> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-Server <ServerIdParameter>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

Remove‑IPBlockListEntry コマンドレットの実行時に Identity パラメータを指定しなかった場合は、Exchange 管理シェルによってパラメータの入力を求められます。

IP 禁止一覧のエントリの構成は、接続フィルタ エージェントによって使用されます。

Remove-IPBlockListEntry コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカル Administrators グループ

エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで Remove‑IPBlockListEntry コマンドレットを実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。

アクセス許可、役割の委任、および Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.IPListEntryIdentity

削除する IP アドレスの Identity パラメータを指定する必要があります。IP 禁止一覧に IP アドレスを追加すると、Identity パラメータの値は自動的に大きくなります。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータで値を指定する必要はありません。

Server

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.ServerIdParameter

Remove-IPBlockListEntry コマンドレットを実行する別のハブ トランスポート サーバーを指定するには、コマンドに Server パラメータを指定します。Server パラメータを使用しない場合、コマンドの実行されたローカル サーバー上でコマンドレットが実行されます。

このコマンドレットを使用して、他のエッジ トランスポート サーバーをリモートで構成することはできません。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータで値を指定する必要はありません。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

説明

次のコード例は、コマンドが実行されるコンピュータの IP 禁止一覧から IP アドレスまたは IP アドレスの範囲を削除する Remove‑IPBlockListEntry コマンドを示しています。

例 1

次の例では、IP 禁止一覧から IP アドレス 192.168.0.100 を削除します。

Get-IPBlockListEntry | Where {$_.IPRange -eq '192.168.0.100'} | Remove-IPBlockListEntry

例 2

次の例では、IP 禁止一覧から IP アドレスの範囲 192.168.0.0/24 を削除します。

Get-IPBlockListEntry | Where {$_.IPRange -eq '192.168.0.0/24'} | Remove-IPBlockListEntry
note注 :
Remove-PBlockListEntry コマンドを使用する場合、IP 禁止一覧エントリの Identity 属性を指定する必要があります。Identity 属性は、IP 禁止一覧エントリの初回作成時に自動的に割り当てられる整数値です。IP 禁止一覧から特定の IP アドレスまたは IP アドレスの範囲Get-IPBlockListEntry コマンドの出力を使用します。

コード

Remove-IPBlockListEntry -Identity <Integer>

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。