配信状態通知の管理

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2008-11-11

配信状態通知 (DSN) は、Microsoft Exchange Server 2007 管理者または電子メールの送信者に特定のメッセージの状態を通知します。DSN メッセージは、ローカル Exchange 受信者間や、ローカル Exchange サーバーとインターネット上のリモート電子メール サーバー間の電子メール接続に関する問題をトラブルシューティングする場合の重要な部分です。DSN メッセージでは、以下の 3 種類の状態のいずれかが通知されます。

  • 成功   成功状態は 2.x.x 状態コードで示されます。成功状態コードは、2 台の電子メール サーバー間の SMTP (簡易メール転送プロトコル) 通信中に、送信側サーバーから受信側サーバーに発信されたコマンドが有効であった場合に返されます。
  • 持続的なエラー   持続的なエラーは、4.x.x 状態コードで示されます。持続的なエラー状態コードは、メッセージを配信する電子メール サーバーで、一時的で、解決できる可能性があるエラーが発生した場合に返されます。サーバーは、電子メール管理者が定義した日数、メッセージ配信の再試行を続けます。
  • 恒久的なエラー   永続的なエラー状態は、5.x.x 状態コードで示されます。恒久的なエラー状態コードは、メッセージを配信する電子メール サーバーで、サーバーが解決できないエラーが発生した場合に返されます。

Exchange 2007 では、DSN メッセージのテキストを変更して、企業ポリシー、ヘルプ デスクへの連絡のためのガイドライン、またはその他の通信標準に一致するように、DSN メッセージをカスタマイズすることができます。DSN メッセージが特定の環境に一致するため、この機能によって電子メール ユーザーと管理者は、発生する可能性がある問題に対してより効果的なトラブルシューティングを行うことができます。

note注 :
現在、Exchange 2007 では、開封確認メッセージのテキストを変更できません。また、開封確認メッセージはメッセージ送信者の言語にローカライズされません。

以下のトピックでは、Exchange 2007 で DSN メッセージを管理および構成する方法について説明します。

以下のトピックでは、上記の一覧に示すトピックで説明されている手順を使用して DSN メッセージを管理する際に役立つ補足情報を紹介します。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。