既定のメールボックスの制限の構成

 

[制限] タブの制限の設定を使用すると、メールボックス ストアのメールボックスの最大サイズと、削除済みアイテムの処理方法を設定できます。[<メールボックス ストア名> のプロパティ] ダイアログ ボックスの [制限] タブで制限の設定にアクセスできます。

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note注 :
個々のユーザーに対しては、Active Directory ユーザーとコンピュータを使用してそのユーザーの制限の設定を構成することにより、ストアの制限の設定を上書きできます。

次の表は、メールボックス ストアに対して設定できる制限の説明です。既定では、制限は設定されていません。

メールボックス ストアの [制限] タブで設定できるオプション

オプション 説明

[警告を表示するサイズ (KB)]

ユーザーのメールボックスが指定したサイズ制限を超えると、ユーザーはメールボックスからメッセージを削除するよう警告する電子メールを受信します。既定では、このオプションはオフになっています。

[送信を禁止するサイズ (KB)]

ユーザーのメールボックスが指定したサイズ制限を超えると、ユーザーはメールボックスからメッセージを削除するよう警告する電子メールを受信します。また、メールボックス サイズが指定した制限より小さくなるまで、ユーザーは電子メール メッセージを送信できません。既定では、このオプションはオフになっています。

[送受信を禁止するサイズ (KB)]

ユーザーのメールボックスが指定したサイズ制限を超えると、ユーザーはメールボックスからメッセージを削除するよう警告する電子メールを受信します。また、メールボックスが指定した制限より小さくなるまでユーザーは電子メール メッセージを送信できず、受信電子メール メッセージは配信不能レポート (NDR) 付きで送信者に返されます。

[警告メッセージの発行間隔]

このドロップダウン リストを使用して、いつ警告メッセージを生成するかをスケジュールします。標準のメンテナンス スケジュールのいずれかを選択するか、[カスタマイズ] をクリックして固有のスケジュールを設定します。

このプロセスは CPU とディスクを集中的に使用するため、サーバーのパフォーマンスが低下する可能性があります。この種の保守は、ピーク時間を避けてスケジュールしてください。

[削除済みアイテムの保存期間 (日)]

電子メール メッセージなどの削除済みアイテムが完全に削除される前にサーバーに保持される日数を指定できます。0 ~ 24855 の数値を入力できます。「0」と入力すると、削除済みアイテムはサーバーから直ちに削除されます。

削除済みアイテムがサーバーに残っている限り、Outlook ユーザーは Outlook の [削除済みアイテムを復元] 機能を使用してそれらを復元できます。

[削除済みメールボックスの保存期間 (日)]

削除済みメールボックスが完全に削除される前にサーバーに保持される日数を指定できます。この値を設定すると、指定した日数の間は、誤って削除したメールボックスを回復できます。

0 ~ 24855 の数値を入力できます。「0」と入力すると、削除済みメールボックスはサーバーから直ちに削除されます。

[ストアのバックアップが完了するまで、メールボックスとアイテムを削除しない]

削除済みのメールボックスとアイテムを、バックアップが実行されるまでサーバー上に保持できます。バックアップが実行された後、指定した設定に従ってメールボックスとアイテムは削除されます。