Get-MailboxDatabase

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-09-26

Get-MailboxDatabase コマンドレットを使用して、ストレージ グループ、サーバー、または組織から 1 つ以上のメールボックス データベース オブジェクトを取得します。

構文

Get-MailboxDatabase [-Identity <DatabaseIdParameter>] [-DomainController <Fqdn>] [-IncludePreExchange2007 <SwitchParameter>] [-Status <SwitchParameter>]

Get-MailboxDatabase -Server <ServerIdParameter> [-DomainController <Fqdn>] [-IncludePreExchange2007 <SwitchParameter>] [-Status <SwitchParameter>]

Get-MailboxDatabase -StorageGroup <StorageGroupIdParameter> [-DomainController <Fqdn>] [-IncludePreExchange2007 <SwitchParameter>] [-Status <SwitchParameter>]

解説

Get-MailboxDatabase コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。

  • Exchange 表示専用管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータなしで Get-MailboxDatabase コマンドレットを使用する場合は、Exchange 組織のすべてのメールボックス データベースに関する情報が取得されます。

Server パラメータ付きで Get-MailboxDatabase コマンドレットを使用する場合は、指定したサーバーにあるすべてのメールボックス データベースに関する情報が取得されます。

StorageGroup パラメータ付きで Get-MailboxDatabase コマンドレットを使用する場合は、指定したストレージ グループにあるすべてのメールボックス データベースに関する情報が取得されます。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Server

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.ServerIdParameter

Server パラメータには、メールボックス データベース情報を取得するサーバーの名前を指定します。このパラメータを指定すると、コマンドは指定したサーバーにあるすべてのメールボックス データベースに関する情報を取得します。

StorageGroup

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.StorageGroupIdParameter

StorageGroup パラメータには、メールボックス データベース情報を取得するストレージ グループの名前を指定します。このパラメータを指定すると、コマンドは指定したストレージ グループにあるすべてのメールボックス データベースに関する情報を取得します。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

Active Directory ディレクトリ サービスからデータを取得するドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、コマンドに DomainController パラメータを含めます。

Identity

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.DatabaseIdParameter

Identity パラメータにはメールボックス データベースを指定します。次の値を使用できます。

  • GUID
  • 識別名 (DN)
  • <サーバー>\<ストレージ グループ>\<データベース名>
  • <サーバー>\<データベース名>
  • <ストレージ グループ>\<データベース名>

サーバー名を指定しない場合、コマンドレットはローカル サーバー上のデータベースを検索します。同じ名前のデータベースが複数ある場合、コマンドレットは、指定された範囲内にある同じ名前のデータベースをすべて取得します。

IncludePreExchange2007

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

IncludePreExchange2007 パラメータには、Exchange Server 2007 のメールボックス データベースに加えて、以前のバージョンの Exchange Server のメールボックス データベースに関する情報を含めることを指定します。

Status

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Status パラメータには、次の属性に関する情報を取得するかどうかを指定します。

  • BackupInProgress
  • マウント済み
  • OnlineMaintenanceInProgress

このパラメータに何らかの値を指定する必要はありません。

このパラメータを指定する場合は、追加の属性を表示できるように出力を書式設定する必要があります。たとえば、出力を format-list にパイプ処理します。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

例外

例外 説明

 

最初の例では、Exchange 2003 サーバーに存在するメールボックス データベースなど、Exchange 組織のすべてのメールボックス データベースに関する情報を取得する方法を示しています。

2 番目の例では、Server01 の MailboxDatabase01 に関する情報を取得する方法を示しています。この例では、状態情報も取得し、出力を Format-List コマンドにパイプ処理して、メールボックス データベースに関するすべての情報を表示できるようにしています。

3 番目の例では、名前とストレージ グループの表示方法、およびすべてのメールボックス データベースについてデータベースがマウントされているかどうかを示しています。

Get-MailboxDatabase -IncludePreExchange2007
Get-MailboxDatabase -Identity Server01\StorageGroup01\MailboxDatabase01 -Status | format-list
Get-MailboxDatabase -Status | format-table Name,StorageGroup,Mounted

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。