リソース予約ポリシーを設定する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2012-08-31

ここでは、Exchange Management Shell を使用してリソース予約ポリシーを設定する方法について説明します。

note注 :
Exchange 管理コンソールを使用して、リソース予約ポリシーを設定することはできません。

リソース予約ポリシーは次の指定を行います。

  • リソースをスケジュールできるユーザー
  • リソースをスケジュールできる時間
  • リソースの予定表に表示される会議情報
  • 会議の開催者が受信する応答メッセージ

開始する前に

Set-MailboxCalendarSettings コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Exchange 管理シェルを使用してリソース予約ポリシーを設定するには、次の操作を行います

  • リソース予約ポリシーを設定するには、次のコマンドを実行します。

    Set-MailboxCalendarSettings
    
  • リソースをスケジュールできるユーザーを制御するには、Set-MailboxCalendarSettings コマンドと共に次のパラメーターを使用します。

    • AllBookInPolicy
    • AllRequestInPolicy
    • AllRequestOutOfPolicy
    • BookInPolicy
    • RequestInPolicy
    • RequestOutOfPolicy
    • ForwardRequestsToDelegates
    • TentativePendingApproval
    • ResourceDelegates
    note注 :
    AllRequestInPolicy および AllRequestOutOfPolicy の両方が True に設定されると、ポリシー外要求のみが代理人に転送されます。 Microsoft Exchange は自動的にポリシー内要求を受理し、代理人にポリシー要求を転送しません。
  • リソースをスケジュールできる時間を制御するには、Set-MailboxCalendarSettings コマンドと共に次のパラメーターを使用します。

    • AllowConflicts
    • BookingWindowInDays
    • EnforceSchedulingHorizon
    • MaximumDurationInMinutes
    • AllowRecurringMeetings
    • ScheduleOnlyDuringWorkingHours
    • ConflictPercentageAllowed
    • MaximumConflictInstances
  • リソースの予定表に表示される会議情報を制御するには、Set-MailboxCalendarSettings コマンドと共に次のパラメーターを使用します。

    • DeleteAttachments
    • DeleteComments
    • RemovePrivateProperty
    • DeleteSubject
    • DisableReminders
    • AddOrganizerToSubject
    • DeleteNonCalendarItems
    • OrganizerInfo
  • 会議の開催者が受信する応答メッセージをカスタマイズするには、Set-MailboxCalendarSettings コマンドと共に次のパラメーターを使用します。

    • AddAdditionalResponse
    • AdditionalResponse

構文およびパラメーターの詳細については、関連トピック「Set-MailboxCalendarSettings」を参照してください。

リソース メールボックスのカスタム属性の設定方法の詳細については、「Set-ResourceConfig」を参照してください。

詳細情報

リソース スケジューリングの管理方法の詳細については、「リソース スケジューリングの管理」を参照してください。

Microsoft Outlook Web Access を使用してリソース メールボックスのプロパティを構成する方法の詳細については、Outlook Web Access のヘルプの「リソース設定」トピックを参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。