Exchange システム マネージャで SMTP サービスの診断ログを有効にする方法
この手順では、Exchange システム マネージャで SMTP サービスの診断ログを有効にする方法について説明します。この手順は、Windows イベント ビューアのアプリケーション ログに書き込まれる情報量を増やしたい場合に実行します。
Windows イベント ビューアのアプリケーション ログでは、追加の SMTP サービス イベントを確認できます。ログ出力された追加イベントの説明を確認し、問題の根本的な原因を特定してください。
開始する前に
このトピックの手順を実行する前に、以下の点を考慮してください。
診断ログレベルを [最大] に設定すると、多くのイベントがアプリケーション イベント ログに書き込まれる可能性があります。このため、最善の方法として、アプリケーションとシステムのイベント ログ サイズを 30 MB に設定し、必要に応じてイベントを上書きするオプションを有効にしてください。問題を解決した後には、忘れずに既定の設定 [なし] を再度適用してください。
手順
Exchange システム マネージャで SMTP サービスの診断ログを有効にするには、次の操作を行います。
SMTP 仮想サーバーをホストする Exchange Server オブジェクトのプロパティを表示します。
[診断ログ] タブをクリックします。
[サービス] の [MSExchangeTransport] をクリックします。
[分類] で、[Routing Engine/Service]、[Categorizer]、[Queuing Engine]、[Exchange Store Driver]、[NTFS Store Driver]、[SMTP Protocol]、[Connection Manager] を含む、SMTP サービスが提供するすべての分類を選択します。
[ログ出力のレベル] で、適切なログ レベルを選択します。トラブルシューティングの際に、最も詳細な情報を得るには、MSExchangeTransport サービスのイベント ログ出力のレベルを [最大] に設定するのが適切です。
詳細情報
SMTP サービス診断ログの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 265139 の Exchange 2000 Server および Exchange Server 2003 で SMTP プロトコルのログを有効にする方法についての記事を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。
インターネット インフォメーション サービスを介してログ出力される SMTP プロトコル情報を確認することにより、SMTP イベントに関する詳細データを収集することもできます。この追加情報は、アプリケーション ログではなく個別のログ ファイルに出力されます。詳細については、以下を参照してください。
- インターネット インフォメーション サービスの SMTP プロトコル ログを有効にする方法の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 303738「Windows Server 2003 および Windows 2000 でインターネット インフォメーション サービス用の SMTP プロトコルのログ収集を有効にする方法」を参照してください。
- インターネット インフォメーション サービスの SMTP プロトコル ログを確認する方法の詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の文書番号 257538「[XFOR] インターネット メールまたは不要な広告電子メールから追加情報を取得する方法」を参照してください。