アウトダイヤルについて
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-05-22
Microsoft Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージング サーバーには、ユーザーの内部および外部呼び出しのダイヤルに使用する多数のアウトダイヤル設定があります。アウトダイヤルを構成するには、ダイヤル情報グループ、ダイヤル情報のエントリ、およびダイヤルの制限を UM ダイヤル プラン、および UM メールボックス ポリシーに構成する必要があります。さらに、UM ダイヤル プランを構成して、組織でのアウトダイヤルの制御を可能にするダイヤルまたはアクセス コード、国番号のプレフィックス、および国内/地域内番号と国際番号の形式を提供することもできます。ここでは、ダイヤル情報グループ、ダイヤル情報のエントリ、およびダイヤルの制限、さらに、それらを使用して組織でアウトダイヤルを制御する方法について説明します。
概要
アウトダイヤルは、ユーザーが UM ダイヤル プランまたは UM 自動応答に呼び出しを行って、内部または外部の電話番号を呼び出したり転送したりする場合に使用するプロセスです。ユーザーが UM ダイヤル プランまたは UM 自動応答に呼び出しを行って電話を掛けるとき、ユニファイド メッセージング サーバーでは、電話を掛けるためのダイヤル プラン、自動応答、および該当する場合は UM メールボックス ポリシーに構成された設定が使用されます。アウトダイヤル プロセスは、次の場合に発生します。
- ユニファイド メッセージング サーバーが発信者のために外部の電話番号に電話を掛ける場合。
- ユニファイド メッセージング サーバーが呼び出しを自動応答に転送する場合。
- ユニファイド メッセージング サーバーが、UM が有効な、または無効な組織のユーザーに呼び出しを転送する場合。
- UM が有効なユーザーは、Exchange 2007 の Microsoft Office Outlook 2007 または Outlook Web Access にある電話での再生機能を使用します。
ユニファイド メッセージングのアウトダイヤル機能を使用できるユーザーは、2 種類あります。認証されたユーザーと認証されていないユーザーです。UM ダイヤル プランに構成されているサブスクライバ アクセス番号に呼び出しを行うユーザーは、最初は認証されていません。UM 自動応答に呼び出しを行うすべてのユーザーは、認証されていません。ユーザーがサブスクライバ アクセス番号に呼び出しを行うと、内線番号と PIN が提供されておらず、Exchange 2007 メールボックスにログオンしていないので、認証されていないと解釈されます。次の図は、認証されていないユーザーのアウトダイヤル プロセスを示しています。
ユーザーは、自分の内線番号と PIN を提供し、Exchange 2007 メールボックスのログオンに成功した後に認証されます。次の図は、認証されているユーザーのアウトダイヤル プロセスを示しています。
ユーザーが UM ダイヤル プランに構成されているサブスクライバ アクセス番号に呼び出しを行い、Exchange 2007 メールボックスにログインしないで、電話を掛けるか転送しようとする場合は、UM ダイヤル プランのアウトダイヤル設定のみがその呼び出しに適用されます。ユーザーはメールボックスにログオンしなかったので、認証されていません。ただし、匿名または認証されていないユーザーが UM 自動応答に呼び出しを行うと、自動応答に構成されているアウトダイヤル設定と、自動応答に関連付けられているダイヤル プランに構成されているアウトダイヤル設定の両方がその呼び出しに適用されます。
ユーザーは、ダイヤル プランに構成されているサブスクライバ アクセス番号に呼び出しを行い、Exchange 2007 メールボックスへのログオンに成功すると、認証されたユーザーになります。認証されたユーザーに関連付けられている UM ダイヤル プランと、UM メールボックス ポリシーの構成設定の両方が、ユーザーが作成したアウトダイヤルに適用されます。
アウトダイヤル設定
組織にアウトダイヤル情報を適用するためには、いくつかの設定を構成する必要があります。アウトダイヤルを制御するには、作成した UM ダイヤル プラン、UM 自動応答、および UM メールボックス ポリシーを構成する必要があります。次のアウトダイヤル設定は、ダイヤル プラン、自動応答、および UM メールボックス ポリシーに対して構成されます。
- 外線、国/地域、および国際アクセス コード
- 国番号のプレフィックス
- 国内/地域内番号および国際番号の形式
- 構成された国内/地域内番号および国際ダイヤル情報グループ
- 許可された国内/地域内番号および国際ダイヤル情報グループ
- ダイヤル情報エントリ
- ダイヤルの制限
Exchange 2007 組織のアウトダイヤルを正常に構成するには、まず、アウトダイヤルで各コンポーネントを使用する方法と構成する方法を理解する必要があります。次の表は、アウトダイヤルが正しく機能するように、UM ダイヤル プラン、UM 自動応答、および UM メールボックス ポリシーで構成する必要がある各コンポーネントを示しています。
アウトダイヤル コンポーネント
コンポーネント | 説明 |
---|---|
ダイヤル コード、番号のプレフィックス、および番号の形式 |
ダイヤル コード、番号のプレフィックス、および番号の形式は、送信呼び出し時にダイヤルする正しい番号を決定するために、ユニファイド メッセージング サーバーで使用されます。ダイヤル コード、番号のプレフィックス、および番号の形式を構成することにより、UM ダイヤル プランに関連付けられている UM 自動応答に呼び出しを行うユーザー、またはダイヤル プランに構成されているサブスクライバ アクセス番号に呼び出しを行うユーザーの送信呼び出しを制限できます。 ダイヤル コード、番号のプレフィックス、および番号の形式の詳細については、「ダイヤル コード、番号のプレフィックス、および番号の形式について」を参照してください。 |
ダイヤル情報グループ |
ダイヤル情報グループは、電話を送信呼び出しの構内交換機 (IP/PBX) に送信する前に変更できるようにするために作成されます。ダイヤル情報グループを使用して、番号を削除したり、ユニファイド メッセージング サーバーが掛ける電話番号に番号を追加したりします。たとえば、7 桁の電話番号にプレフィックスとして 9 を自動的に追加するダイヤル情報グループを作成し、外線へのアクセスを提供することができます。この例では、送信呼び出しを行うユーザーは、組織の外部のユーザーに届くようにするために電話番号の前に 9 をダイヤルする必要はありません。 各ダイヤル情報グループには、ダイヤル情報グループ内のユーザーが作成できる国内/地域内および国際呼び出しの種類を決定するダイヤル情報エントリが含まれています。ダイヤル情報グループは、UM ダイヤル プランまたは UM 自動応答に関連付けられているユーザー、および UM ダイヤル プランに関連付けられている UM メールボックス ポリシーに関連付けられているユーザーに適用されます。各ダイヤル情報グループには、少なくとも 1 つのダイヤル情報エントリが含まれている必要があります。 |
ダイヤル情報エントリ |
各ダイヤル情報エントリにより、ダイヤル情報グループ内のユーザーが作成できる呼び出しの種類が決まります。ダイヤル情報グループを作成するときは、1 つ以上のダイヤル情報エントリを構成します。 各ダイヤル情報エントリを構成するときは、名前、番号マスク、およびダイヤル番号を入力する必要があります。また、コメントを入力することもできます。コメントは、ダイヤル情報エントリの使い方を説明したり、ダイヤル情報エントリを適用するユーザーのグループを示すために使用されます。番号マスクとダイヤル番号をダイヤル情報エントリに追加すると、電話番号の数字を文字 x に置き換えて、たとえば 91425xxxxxxx とすることができます。アスタリスク (*) 記号をワイルドカード文字として使用することもできます (91425* など)。 |
ダイヤルの制限 |
ダイヤルの制限は、ダイヤル情報グループを使用して、指定された UM メールボックス ポリシーと関連付けられているユーザーにダイヤルの制限を適用します。ユーザーが国内/地域または国際電話番号に電話を掛けられるようにする場合にも使用できます。 ダイヤル情報グループを UM ダイヤル プランで作成してから、そのダイヤル情報グループを UM メールボックス ポリシーに追加します。ダイヤル情報グループが UM メールボックス ポリシーに追加されると、すべての設定または定義されたルールが、UM メールボックス ポリシーに関連付けられて UM が有効なユーザーに適用されます。 |
アウトダイヤルが正常に機能するようにするには、ダイヤル プラン、自動応答、および UM メールボックス ポリシーでアウトダイヤルを構成する際に次の図の手順に従うことをお勧めします。
アウトダイヤルの構成
アウトダイヤルの構成
ダイヤル情報グループは、UM ダイヤル プランに構成されている 1 つ以上のダイヤル情報エントリの集合です。UM ダイヤル プランで構成できるダイヤル情報グループは 2 種類あります。国内/地域内と、国際です。国内/地域内ダイヤル情報グループは、国内または地域内でダイヤルする電話番号に適用されます。国際ダイヤル情報グループは、ある国または地域から別の国または地域にダイヤルする国際電話番号に適用されます。
各 UM ダイヤル プランには、1 つ以上のダイヤル情報グループが含まれます。ただし、ダイヤル情報グループをユーザーのセットに適用するには、ダイヤル情報グループの作成後に、UM ダイヤル プランおよび UM 自動応答で許可されているダイヤル情報グループの一覧、および UM ダイヤル プランに関連付けられている UM メールボックス ポリシーに、構成したダイヤル情報グループを追加する必要があります。
ダイヤル情報グループにより、管理者は、UM が有効で特定のカテゴリに分類されるユーザーのグループに適用されるダイヤル情報エントリを指定できます。たとえば、ダイヤル情報グループを使用して、国際電話を掛けることができるグループおよび国内または市内に電話を掛けることができるグループを指定することができます。ダイヤル情報グループは、Exchange 管理コンソールまたは Set-UMDialPlan コマンドレットを Exchange 管理シェルで使用して作成できます。ダイヤル情報グループを作成する場合は、そのダイヤル情報グループで少なくとも 1 つのダイヤル情報エントリを定義する必要があります。
ユーザーが番号をダイヤルすると、ユニファイド メッセージング サーバーで電話番号が取得され、ダイヤル情報エントリ内で一致するものが検索されます。一致が見つかると、ダイヤル情報グループに構成されているダイヤル情報エントリが適用されます。ユニファイド メッセージング サーバーはダイヤル情報エントリを調べ、ダイヤル情報エントリの「ダイヤル番号」セクションに一覧で表示されている電話番号または数字を確認し、ダイヤルする番号を特定します。ダイヤル情報エントリの「ダイヤル番号」セクションに一覧で表示されている番号が、ユニファイド メッセージング サーバーによってダイヤルされます。
次の表は、ダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリの例を示しています。この例では、「Local-Calls-Only」および「Low-Rate」が作成されたダイヤル情報グループです。ダイヤル情報グループ「Local-Calls-Only」および「Low-Rate」には、それぞれ 2 つのダイヤル情報エントリがあります。それぞれ、91425* と 91206*、91509* と 91360* です。
ダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリ
名前 | 番号のマスク | ダイヤル番号 | コメント |
---|---|---|---|
Local-Calls-Only |
91425* |
91* |
市内通話 |
Local-Calls-Only |
91206* |
91* |
市内通話 |
Low-Rate |
91509* |
9* |
国内通話 |
Low-Rate |
91360* |
9* |
国内通話 |
たとえば、ユーザーが 9-1-425-555-1234 とダイヤルすると、ユニファイド メッセージング サーバーがダイヤルする番号は 4255551234 となります。ユニファイド メッセージング サーバーでは、数字ではない文字 (この例ではハイフン) は削除され、ダイヤル情報エントリにある番号のマスクが適用されます。この例では、ユニファイド メッセージング サーバー上で番号のマスク 91* が適用されます。これは、ユニファイド メッセージング サーバーに対して、9 と 1 をダイヤルしないで、番号 1 の右に表示される電話番号の他のすべての番号をダイヤルするように指示しています。
Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、1 つまたは複数の国内/地域内および国際ダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリを作成し、構成することができます。ただし、多数または複雑なダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリを作成する場合は、コンマ区切り (CSV) ファイルを Exchange 管理シェルで使用することができます。ダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリの一覧をインポートしたりエクスポートすることができます。
.csv ファイルで定義したダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリの一覧をインポートするには、次のように Set-UMDialPlan コマンドレットを実行します。
Set-UMDialPlan "MyUMDialPlan" -ConfiguredInCountryOrRegionGroups $(IMPORT-CSV c:\dialrules\InCountryRegion.csv)
.UM ダイヤル プランに構成されているダイヤル情報グループの一覧を取得するには、次のように Get-UMDialPlan コマンドレットを実行します。
(Get-UMDialPlan -id "MyUMDialPlan").ConfiguredInCountryOrRegionGroups | EXPORT-CSV C:\incountryorregion.csv
.csv ファイルを使用するには、正しい形式で作成し、保存する必要があります。.csv ファイルの各行は、1 つのダイヤル情報エントリを表します。ただし、各ダイヤル情報エントリは同じダイヤル情報グループに構成されます。このファイルの各エントリには、すべてコンマで区切られている 4 つのセクションがあります。これらのセクションは、名前、番号のマスク、ダイヤル番号、およびコメントです。すべてのセクションが必須なので、コメントのセクションを除くすべてのセクションに正しい情報を入力する必要があります。次のセクションのテキスト エントリとコンマの間にスペースを挿入してはいけません。また、エントリ間または最後には空白行を挿入してはいけません。以下は、国内/地域内のダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリの作成に使用できる .csv ファイルの例です。
名前,番号のマスク,ダイヤル番号,コメント
低レート,91425xxxxxxx,9xxxxxxx,市内通話
低レート,9425xxxxxxx,9xxxxxxx,市内通話
低レート,9xxxxxxx,9xxxxxxx,市内通話
任意,91*,91*,国内/地域内番号へのオープン アクセス
長距離,91408*,91408*,長距離
以下は、国際ダイヤル情報グループおよびダイヤル情報エントリの作成に使用できる .csv ファイルの例です。
名前,番号のマスク,ダイヤル番号,コメント
国際,901144*,901144*,国際通話
国際,901133*,901133*,国際通話
構成されたダイヤル情報グループの適用
ダイヤル情報グループは、UM ダイヤル プランで作成されます。Exchange 管理コンソールまたは Set-UMDialPlan コマンドレットを Exchange 管理シェルで使用すると、国内/地域内または国際ダイヤル情報グループを作成できます。UM ダイヤル プランで適切なダイヤル情報グループを作成してダイヤル情報エントリを定義した後、UM ダイヤル プラン、UM 自動応答、または UM メールボックス ポリシーと関連付けられているユーザーに、ユニファイド メッセージング システムへのアクセス方法に応じて、作成したダイヤル情報グループを適用することができます。
UM ダイヤル プランで作成したダイヤル情報グループは、以下に対して適用できます。
同じダイヤル プラン サブスクライバ アクセス番号に呼び出しを行うが、Exchange 2007 メールボックスにはログオンしないすべてのユーザーに設定が適用されます。「MyAllowedDialRuleGroup」という名前の付いた国内/地域内ダイヤル情報グループを同じダイヤル プランに適用するには、Exchange 管理シェルの Set-UMDialPlan コマンドレットを次のように使用します。
Set-UMDialPlan -Identity MyUMDialPlan -AllowedInCountryOrRegionGroups MyAllowedDialRuleGroup
1 つまたは複数の UM メールボックス ポリシーUM メールボックス ポリシーに構成されている設定は、指定された UM メールボックス ポリシーに関連付けられているすべてのユーザーに適用されます。UM メールボックス ポリシーに構成されている設定は、サブスクライバ アクセス番号に呼び出しを行い、Exchange 2007 メールボックスにログオンするユーザーに適用されます。「MyAllowedDialRuleGroup」の名前の付いた国内/地域内ダイヤル情報グループを 1 つの UM メールボックス ポリシーに適用するには、以下のように、Exchange 管理コンソールの [ダイヤルの制限] タブを使用するか、Exchange 管理シェルの Set-UMMailboxPolicy コマンドレットを使用します。
Set-UMMailboxPolicy -Identity MyUMMailboxPolicy --AllowedInCountryOrRegionGroups MyAllowedDialRuleGroup
UM ダイヤル プランに関連付けられている 1 つまたは複数の自動応答これは、UM 自動応答に呼び出しを行うすべてのユーザーに適用されます。「MyAllowedDialRuleGroup」という名前の付いた国内/地域内ダイヤル情報グループを 1 つの UM 自動応答に適用するには、Exchange 管理シェルの Set-UMAutoAttendant コマンドレットを次のように使用します。
Set-UMAutoAttendant -Identity MyUMAutoAttendant -AllowedInCountryOrRegionGroups MyAllowedDialRuleGroup
次の表は、ユニファイド メッセージングでダイヤル情報グループを適用する方法を示しています。
アウトダイヤル情報の適用
発信者の種類 | 範囲 | 適用されるアウトダイヤル設定 |
---|---|---|
サブスクライバ アクセスまたは Outlook Voice Access |
ユーザーがダイヤル プランのサブスクライバ アクセス番号をダイヤルし、メールボックスにログオンする |
UM メールボックス ポリシー |
匿名の発信者 |
ユーザーがダイヤル プランのサブスクライバ アクセス番号をダイヤルする |
UM ダイヤル プラン |
匿名の発信者 |
ユーザーが自動応答のパイロット番号をダイヤルする |
UM 自動応答 |
組織内部からの発信者 |
ユーザーが電話番号での再生を呼び出す |
UM メールボックス ポリシー |
ダイヤル情報の適用
アウトダイヤル プロセスは、次の場合に発生します。
- ユニファイド メッセージング サーバーが発信者のために外部の電話番号に電話を掛ける場合。
- ユニファイド メッセージング サーバーが呼び出しを自動応答に転送する場合。
- ユニファイド メッセージング サーバーが、UM が有効な、または無効な組織のユーザーに呼び出しを転送する場合。
- UM が有効なユーザーは、Exchange 2007 の Microsoft Office Outlook 2007 または Outlook Web Access にある電話での再生機能を使用します。
各アウトダイヤル シナリオでは、ユニファイド メッセージング サーバーで、構成されたアウトダイヤル情報が適用され、ユーザーに対する呼び出しが行われます。ただし、シナリオおよびユーザーが呼び出しを開始する方法に応じて、ユニファイド メッセージング サーバーでは、ダイヤルされる電話番号に対して、一部のアウトダイヤル情報のみが適用されます。他のアウトダイヤル シナリオのユニファイド メッセージング サーバーでは、構成されているすべてのアウトダイヤル情報が、ダイヤルされる電話番号に適用されます。呼び出しが開始された方法に基づいて適用されるアウトダイヤル情報は、以下の図に示されます。
図 1 は、ユーザーが電話での再生機能を使用して電話を掛ける場合に、アウトダイヤル情報がどのように適用されるかを示しています。
図 2 は、ユーザーが個人用連絡先に電話を掛ける場合に、アウトダイヤル情報がどのように適用されるかを示しています。
図 3 は、ユニファイド メッセージングで有効なユーザーが他の UM が有効なユーザーに電話を掛ける場合に、アウトダイヤル情報がどのように適用されるかを示しています。
図 4 は、UM が有効なユーザーが UM が無効なユーザーに電話を掛ける場合に、アウトダイヤル情報がどのように適用されるかを示しています。
詳細情報
- ユニファイド メッセージング ダイヤル プランの詳細については、「ユニファイド メッセージング ダイヤル プランについて」を参照してください。
- ユニファイド メッセージング メールボックス ポリシーの詳細については、「ユニファイド メッセージング メールボックス ポリシーについて」を参照してください。
- ユニファイド メッセージング自動応答の詳細については、「ユニファイド メッセージング自動応答について」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。