ロータス ノーツとの相互運用

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-01-19

Microsoft Exchange Server を使用する組織は、電子メール、ディレクトリ、および予定表情報をロータス ノーツと統合しなければならない場合があります。こうした状況は、会社の合併時や、ロータス ノーツから Exchange への移行時に発生します。

Microsoft は、ロータス ノーツと Exchange との間のディレクトリ同期および空き時間検索の相互運用性を構成するためのツールを用意しています。ツールおよび関連するガイダンスは、ロータス ドミノとの相互運用性および移行に関する Web サイトから入手できます (このサイトは英語の場合があります)。

ロータス ドミノ ディレクトリと Active Directory ディレクトリ サービスとの間のディレクトリ同期を構成し、スケジュールに従って、または必要時に実行することができます。ディレクトリ情報は、一方向または双方向のいずれかで同期されます。同期されるフィールドを構成することによって、より柔軟なカスタマイズを行うことができます。

ロータス ドミノ 6.x および 7.x サーバーと Exchange 2007 サーバーとの間で、電子メール メッセージや予定表アイテム (割り当てられている To Do アイテムや招待の予定など) のメールをルーティングする場合は、SMTP メール ルーティングが使用されます。SMTP はスケーラビリティを備えており、インストール、監視、管理、およびトラブルシューティングのためのツールを新たに追加する必要はありません。ロータス ドミノ 5.x は SMTP に完全には準拠していないため、ロータス ドミノ 5.x と Exchange Server 2003 との間の相互運用性を得るには、メール コネクタ ツールが必要になります。このツールは、マイクロソフト コラボレーション プラットフォームの Web サイトから入手できます。

Microsoft のこれらのツールを使用することで、ロータス ノーツと Microsoft Office Outlook のユーザーが相互の予定表で空き時間情報を検索できます。ユーザーは特殊な機能やタスクを実行する必要はなく、使用しているメール プラットフォームに関係なく他のユーザーの空き時間情報を表示することができます。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。