System Center Essentials 2010 を 1 台のサーバーにインストールする方法

適用対象: System Center Essentials 2010

System Center Essentials 2010 を環境に展開するには、まず、指定した Essentials 管理サーバーにサーバー コンポーネントをインストールする必要があります。

注意

Essentials 2010 を含むディスク イメージをバーチャル マシンに展開するためのシステム準備ツール (Sysprep.exe) を使用することはできません。バーチャル マシンに Essentials 2010 をインストールするには、『展開ガイド』のこのセクションにある説明に従ってセットアップ プログラムを使用するか、「System Center Essentials 2010 でコマンド プロンプトを使用する方法」の説明に従ってコマンド プロンプトを使用してください。

Essentials 2010 は簡単にインストールして構成できるよう設計されているので、すぐにオブジェクトの管理を開始できます。Essentials 2010 をインストールしたら、[概要] ページにあるリンクを使って、オブジェクトの展開、およびソフトウェアや更新管理の構成に関する説明を確認してください。

Essentials 2010 をインストールするには

  1. Essentials 管理サーバーにするサーバーを指定します。このサーバーは、ソフトウェア要件とハードウェア要件をすべて満たしている必要があります。これらの要件の詳細については、「System Center Essentials 2010 のシステム要件とサポートされているプラットフォーム」を参照してください。

  2. 製品 CD を CD ドライブに挿入します。

  3. CD のルートから SetupSCE.exe を実行します。

    ヒント

    ネットワーク共有からの Essentials 2010 のインストールに関する追加情報については、「Essentials の初期セットアップと構成のトラブルシューティング」を参照してください。

  4. System Center Essentials 2010 セットアップ ウィザードが開いたら [リリース ノート] をクリックし、展開に関する重要な情報を読みます。次に、[インストール] をクリックして Essentials のインストールを開始します。

    注意

    セットアップ ウィザードを使用していないときにリリース ノートを活用する場合は、「Release Notes for System Center Essentials 2010 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=155032) を参照してください。

    注意

    製品の更新プログラムを確認する場合は、[セットアップ中に、System Center Essentials 2010 の最新の更新プログラムを取得し、更新プログラムの確認に Microsoft Update を使用する] チェック ボックスをオンにします。

  5. [製品登録] ページで、必要に応じてプロダクト キーを入力して、[次へ] をクリックします。

  6. [使用許諾契約書] ページで契約書を読み、契約書に同意するチェックボックスをオンにして [次へ] をクリックします。

  7. Essentials 2010 をインストールするサーバーが、適切なハードウェアとソフトウェアの要件を満たしている場合は、他のコンポーネントもインストールできるようになります。インストールする Essentials コンポーネントを選択して、[次へ] をクリックします。

  8. Essentials および選択したコンポーネントのインストールに必要なハードウェアとソフトウェアの前提条件を環境が満たしているかどうかがチェックされ、最低要件を満たさなかった条件を確認するようにというメッセージが表示されます。システム要件の問題を解決したら、[次へ] をクリックします。

  9. Essentials 2010 は、Essentials で使用されるデータを保存するデータベースをホストするためにデータベース サーバー インスタンスを使用します。ローカルのデータベース インスタンスを使用するオプションを選択するか、環境内で Essentials 2010 がこの目的で使用できるリモート データベース サーバーを検索するオプションを選択して、[次へ] をクリックします。

    注意

    セットアップ時に SQL Server 2008 Express エディションをインストールするオプションを選択した場合、Essentials 2010 は SQL Server をインストールする場所を決定します。SQL サーバーを異なる場所にインストールする場合、手動でインストールする必要があります。

  10. レポート機能を選択した場合は、Essentials レポート用に SQL Server 2008 Reporting Services インスタンスを指定する必要があります。Essentials 2010 でサポートされている SQL Server 2008 Reporting Services のローカル インスタンスのみを選択できます。Reporting Services インスタンスを選択し、そのインスタンスに複数の URL が構成されている場合は、レポート サーバー用の特定の URL を指定して [次へ] をクリックします。

    重要

    Essentials 2010 は、他のアプリケーションと共有されていない SQL Server レポート サービスのインスタンスを必要とします。Essentials 2010 のインストール中に、SQL Server レポート サービスの既存のインスタンスが選択されると、そのインスタンス上で公開済みのすべてのレポートが削除されます。

  11. Essentials 2010 がプログラム ファイルを保存する場所を選択します。[ソフトウェア ファイルと更新ファイルの場所] で、ソフトウェア ファイルと更新ファイルをローカルに保存するパスを入力するか、Microsoft Update から 管理されたコンピューターごとに更新ファイルをダウンロードするオプションを選択します。[次へ] をクリックして続行します。

  12. Virtualization Management 機能をインストールすることを選択した場合は、関連するファイルの保存場所を入力して [次へ] をクリックします。

  13. 管理されるコンピューター、および指定した Essentials 管理サーバーで管理タスク (ソフトウェアや更新プログラムの展開など) を実行する管理者の資格情報を持つユーザーのユーザー名、パスワード、ドメインを入力して [次へ] をクリックします。

  14. カスタマー エクスペリエンス向上プログラム、エラー報告プログラム、オペレーション データ レポート プログラムに参加するかどうかを選択し、[次へ] をクリックします。

  15. [インストールの概要] ページを確認します。前のページに戻って設定を変更する場合は [前へ] を、Essentials 2010 のインストールを開始するには [インストール] をクリックします。

インストール中、その進行状況が表示されます。セットアップ ウィザードが閉じた後に Essentials コンソールを起動する場合は、チェック ボックスをオンにします。

Essentials 2010 のインストール完了後に SQL Server Management Studio で Essentials データベース インスタンスに接続するには、インストール中に使用したデータベース インスタンスの名前を選択します。Essentials 2010 がインストールされている SQL Server の場合、この名前は [サーバーに接続] ダイアログ ボックスの「<コンピューター名>\Essentials」です。

参照:

タスク

System Center Essentials 2010 のファイアウォールの例外

概念

Essentials の初期セットアップと構成のトラブルシューティング
System Center Essentials 2010 のシステム要件とサポートされているプラットフォーム
System Center Essentials 2010 でサポートされているトポロジとパフォーマンス ガイダンス