構造化ストレージの設計と実装 (データベース エンジン)

クライアント/サーバー データベース システムは、次の 2 つのコンポーネントから構成されます。

  • クライアントベースのユーザーがデータにアクセスするためのインターフェイスを提供するプログラム

  • サーバー上のデータを管理し格納するためのデータベース構造

たとえば、SQL Server 2005 を使用して当座預金口座アプリケーションを作成する場合、口座の取り引きデータを管理するためのデータベース構造と、データベースへのユーザー インターフェイスの役割を果たすアプリケーションを用意する必要があります。これにより、ユーザーが当座預金口座の情報にアクセスできるようになります。

ビジネス上のニーズを満たすデータベースを作成するには、データベースのパフォーマンスが最適になるように、各コンポーネントを設計、作成、およびメンテナンスする方法を理解する必要があります。

このセクションの内容

  • データベース
    データベースを使ってデータを表示、管理、アクセスする方法について説明します。データベースの設計、実装、および管理についても説明します。

  • 連合データベース サーバー
    連合データベース層を実装する場合の設計に関するガイドラインと注意事項について説明します。

  • テーブル
    テーブルを使ってデータ行を格納する方法や複数のテーブル間のリレーションシップを定義する方法について説明します。

  • インデックス
    インデックスを使用して、テーブル内のデータへのアクセスを高速化する方法について説明します。

  • パーティション テーブルとパーティション インデックス
    パーティション分割により、大きなテーブルやインデックスの管理性と拡張性を向上する方法について説明します。

  • ビュー
    1 つ以上のテーブル内のデータを参照するための代替方法となる、ビューとその機能について説明します。

  • アセンブリ (データベース エンジン)
    Transact-SQL ではなく、Microsoft .NET Framework CLR (共通言語ランタイム) がサポートするマネージ コード言語の 1 つを使用して作成された関数、ストアド プロシージャ、トリガ、ユーザー定義集計、ユーザー定義型の配置に、SQL Server でアセンブリがどのように使用されるかについて説明します。

  • シノニム
    シノニムを使用してベース オブジェクトを参照する方法について説明します。シノニムは、スキーマに属するオブジェクトの別名です。

  • 構造化ストレージの設計と実装方法に関するトピック
    さまざまなデータベース タスクの手順に関するトピックが記載されています。