<xsd:simpleType> 宣言の値

次の表に、認識されるすべての XSD 単純型を列挙して、適用される制限の概要を示します。

また、SQL Server では、<xsd:simpleType> 宣言で NaN 値をサポートしません。NaN 値を含むスキーマはサーバーで拒否されます。

単純型

制限事項

duration

年部分は -2^31 ~ 2^31-1 の範囲で指定する必要があります。月、日、時、分、秒は、いずれも 0 ~ 9999 の範囲で指定する必要があります。秒部分の小数点以下桁数は 3 桁まで指定できます。

dateTime

タイム ゾーンのサブフィールド内の時間部分は、-14 ~ 14 の範囲で指定する必要があります。年部分は 1 ~ 9999 の範囲で指定する必要があります。月部分は 1 ~ 12 の範囲で指定する必要があります。日部分は 1 ~ 31 の範囲で指定し、さらにカレンダーの日付として有効な値である必要があります。たとえば、1974-02-31 を指定した場合、2 月には 31 日までないので、SQL Server では無効な日付として検出され、エラーを返します。

秒部分は、100 ナノ秒の精度をサポートします。タイムゾーンは省略可能です。

SQL Server 2005 では、-9999 ~ 9999 の範囲で年がサポートされていました。SQL Server では、さらに制限された年の範囲がサポートされるようになりました。詳細については、「型指定された XML と型指定されていない XML の比較」を参照してください。

date

年部分は 1 ~ 9999 の範囲で指定する必要があります。月部分は 1 ~ 12 の範囲で指定する必要があります。日部分は 1 ~ 31 の範囲で指定し、さらにカレンダーの日付として有効な値である必要があります。たとえば、1974-02-31 を指定した場合、2 月には 31 日までないので、SQL Server では無効な日付として検出され、エラーを返します。

SQL Server 2005 では、-9999 ~ 9999 の範囲で年がサポートされていました。SQL Server では、さらに制限された年の範囲がサポートされるようになりました。詳細については、「型指定された XML と型指定されていない XML の比較」を参照してください。

gYearMonth

年部分は -9999 ~ 9999 の範囲で指定する必要があります。

gYear

年部分は -9999 ~ 9999 の範囲で指定する必要があります。

gMonthDay

月部分は 1 ~ 12 の範囲で指定する必要があります。日部分は 1 ~ 31 の範囲で指定する必要があります。

gDay

日部分は 1 ~ 31 の範囲で指定する必要があります。

gMonth

月部分は 1 ~ 12 の範囲で指定する必要があります。

decimal

この型の値は SQL 数値型の形式に従っている必要があります。この型では、内部的には合計 38 桁までの数値が表現されます。そのうち 10 桁は、小数部分の有効桁数として予約されています。

float

この型の値は、SQL real 型の形式に準拠している必要があります。

double

この型の値は、SQL float 型の形式に準拠している必要があります。

string

この型の値は、SQL nvarchar(max) 型の形式に準拠している必要があります。

anyURI

この型の値の長さは Unicode 文字 4,000 文字が上限です。