Planning Server のパフォーマンスとスケーラビリティ

PerformancePoint Planning のパフォーマンスとスケーラビリティは、展開される環境によって決まります。ネットワーク パフォーマンス、使用パターンとプロファイル、アーキテクチャ、およびハードウェアはすべて Planning Server のパフォーマンスに影響を与えます。

拡張性のある展開トポロジを使用すると、パフォーマンスの要求の増加に応じてシステムを拡張できます。設計時の環境では、スタンドアロンの構成でも適切なパフォーマンスを提供できます。しかし、テスト環境や運用環境では、前のセクションで説明した 5 台または 8 台のコンピュータのトポロジの方が Microsoft Office PerformancePoint Server 2007 システムのスケール アップやスケール アウトに対応できます。PerformancePoint Server システムは、PerformancePoint Server サーバー上のシステム リソースを増やす (たとえば、プロセッサ、メモリ、ディスクの追加など) ことによってスケール アップできます。同じ PerformancePoint Server システムで、1 つ以上のクラスタにフロントエンド Web サーバー コンピュータを複数台展開すれば、ビジネス ユーザーからの要求の増加に合わせてスケール アウトできます。

一般に、Planning の展開のパフォーマンスは、最もパフォーマンスの低いサーバー (システムのボトルネック) によって決まります。パフォーマンス向上のために重要なのは、システム内のボトルネックを特定し、ハードウェアの変更やソフトウェアの構成によってそれらに対処することです。

PerformancePoint Server システムの構成は、接続タイムアウト、圧縮、暗号化、およびログ構成に関するパフォーマンス構成を最適化するためにサーバー レベルで制限されています。詳細については、『PerformancePoint Server 2007 操作ガイド』の「PerformancePoint 構成ファイルの編集」を参照してください。これらの設定に加えて、Planning Server には、運用システムのパフォーマンスをモニタリング、特定、および詳細に設定するためのパフォーマンス カウンタも用意されています。パフォーマンス カウンタは以下のとおりです。