Test-ReplicationHealth

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2008-03-06

レプリケーション、クラスタ サービス、ストレージ グループ レプリケーション、および再生の状態のすべての要素を確認し、レプリケーション システムの完全な概要を提供するには、Test-ReplicationHealth コマンドレットを使用します。

構文

Test-ReplicationHealth [-ActiveDirectoryTimeout <Int32>] [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-MonitoringContext <$true | $false>] [-TransientEventSuppressionWindow <UInt32>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 1 (SP1) には、Test-ReplicationHealth という新しいコマンドレットが導入されています。このコマンドレットは、連続レプリケーションおよび連続レプリケーション パイプラインの予防的監視用に設計されています。Test-ReplicationHealth とその他のコマンドレットを使用した連続レプリケーションの監視の詳細については、「連続レプリケーションの監視」を参照してください。

Test-ReplicationHealth コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに Exchange サーバー管理者の役割、および対象サーバーのローカルの Administrators グループが委任されている必要があります。Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

ActiveDirectoryTimeout

省略可能

System.Int32

ActiveDirectoryTimeout パラメータには、それぞれのディレクトリ サービスの操作が完了するために許容される秒数を指定します。この時間以内に操作が完了しなければタイムアウトになります。既定値は 15 秒です。

Confirm

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

Confirm パラメータを指定すると、コマンドの処理が一時停止します。処理を続行するには、コマンドの処理内容を確認する必要があります。Confirm パラメータで値を指定する必要はありません。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

ディレクトリ サービスからのデータ取得に使用されるドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定するには、DomainController パラメータを使用します。

MonitoringContext

省略可能

System.Boolean

MonitoringContext パラメータには、コマンドの結果に監視イベントとパフォーマンス カウンタを含めるかどうかを指定します。このパラメータに指定できる値は $true または $false の 2 つです。$true を指定した場合、結果にはサービスに関する情報に加え、監視イベントとパフォーマンス カウンタが含まれます。

TransientEventSuppressionWindow

省略可能

System.UInt32

TransientEventSuppressionWindow パラメータには、キューの長さのテストが失敗と見なされるまでの分数を指定します。このパラメータは、一時的な負荷の生成による失敗の数を減らすために使用します。

WhatIf

省略可能

System.Management.Automation.SwitchParameter

WhatIf パラメータには、オブジェクトに対して行われる操作をシミュレートすることを指定します。WhatIf パラメータを使用することで、実際に変更を加えずに、発生する変更内容を表示することができます。WhatIf パラメータで値を指定する必要はありません。

入力の種類

戻り値の種類

エラー

エラー 説明

 

この例では、パラメータを指定せずに Test-ReplicationHealth コマンドレットを使用して、クラスタ化メールボックス サーバーのレプリケーションの状態をテストします。

Test-ReplicationHealth

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。