Exchange 2010 の前提条件

適用先: Exchange Server 2010 SP2

トピックの最終更新日: 2012-02-15

ここでは、すべての Microsoft Exchange Server 2010 サーバーの役割に必要な Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 以上または Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムの前提条件をインストールする場合の手順を説明します。また、Exchange 管理ツールに関する Windows 7 および Windows Vista オペレーティング システムの前提条件をインストールする場合の手順についても説明します。

前提条件

  • フォレストの機能レベルが最低でも Windows Server 2003 であり、スキーマ マスターによって Service Pack 1 (SP1) 以降のバージョンの Windows Server 2003 が実行されていることを確認します。Windows の機能レベルの詳細については、「ドメインとフォレストの管理」を参照してください。
  • SP2 以降のバージョンの Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 の完全インストール オプションは、Exchange 2010 のサーバーの役割または管理ツールを実行するすべてのサーバーで使用される必要があります。
  • エッジ トランスポート サーバーの役割を除くすべてのサーバーの役割について、まず、内部の適切な Active Directory フォレストおよびドメインに参加する必要があります。
Bb691354.note(ja-JP,EXCHG.141).gif注 :
メールボックス サーバーの役割をインストールしていて、そのサーバーをデータベース可用性グループ (DAG) のメンバーにしたい場合は、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 の Enterprise Edition を実行している必要があります。Standard Edition では、DAG に必要な機能がサポートされていません。サーバーに Exchange がインストールされている場合は、Windows をアップグレードできません。
Bb691354.note(ja-JP,EXCHG.141).gif注 :
メールボックス サーバーの役割をインストールする場合は、タスク スケジューラを有効にして実行しておく必要があります。また、メールボックス サーバーが DAG のメンバーになり、レプリケートされたデータベースをホストする場合は、スクリプトが自動的にスケジュールされて実行されるようにする必要があります。
Windows Server 2008 SP2 への Exchange 2010 SP1 および SP2 修正プログラムのインストール

Windows Server 2008 SP2 には、以下の修正プログラムが必要になります。

Windows Server 2008 R2 への Exchange 2010 SP1 および SP2 修正プログラムのインストール

Bb691354.warning(ja-JP,EXCHG.141).gif警告:
以下の修正プログラムは Windows Server 2008 R2 RTM のみに適用されます。Exchange を Windows Server 2008 R2 SP1 にインストールする場合は、これらの修正プログラムを適用する必要はありません。

Windows Server 2008 R2 RTM のクライアント アクセス サーバーには、以下の修正プログラムが必要になります。

Windows Server 2008 R2 のハブ トランスポートとメールボックス サーバーには以下の修正プログラムが必要です:

データベース可用性グループ (DAG) に属する Windows Server 2008 R2 を実行しているメールボックス サーバーでは、以下の修正プログラムを適用することを強くお勧めします。

Windows 7 および Windows Vista への Exchange 2010 SP1 および SP2 修正プログラムのインストール

Windows 7 および Windows Vista には、以下の修正プログラムが必要になります。

Windows Server 2008 SP2 オペレーティング システムの前提条件をインストールする

  1. Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 (SP1) をインストールします。詳細については、「Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1」を参照してください。
  2. Windows Vista x64 および Windows Server 2008 x64 の更新用 Microsoft .NET Framework 3.5 ファミリの更新プログラムをインストールします。詳細については、「Windows Vista x64 および Windows Server 2008 x64 用の Microsoft .NET Framework 3.5 ファミリの更新プログラム (英語)」、およびサポート技術情報の文書番号 959209「.NET Framework 3.5 Service Pack 1 を更新が利用可能であります。」を参照してください。
  3. Windows リモート管理 (WinRM) 2.0 および Windows PowerShell V2 (Windows6.0-KB968930.msu) をインストールします。詳細については、サポート技術情報の文書番号 968930 「Windows 管理フレームワークのコア パッケージ (Windows PowerShell 2.0 および WinRM 2.0)」を参照してください。
  4. ハブ トランスポートまたはメールボックス サーバーの役割をホストするサーバーに、Microsoft フィルター パックをインストールします。Exchange 2010 RTM (Release To Manufacturing) 版については、「2007 Office System コンバーター: Microsoft Filter Pack (英語)」を参照してください。Exchange 2010 SP1 については、「Microsoft Office 2010 Filter Packs」を参照してください。フィルター パックの登録の詳細については、「Exchange 2010 でフィルター パック IFilter を登録する」を参照してください。
    Bb691354.note(ja-JP,EXCHG.141).gif注 :
    Exchange 2010 RTM では、2007 Office System コンバーター: Microsoft Filter Pack (英語)」を参照してください。ただし、Microsoft Office 2010 フィルター パック (英語) にアップグレードするようお勧めします。
  5. 管理者特権でコマンド プロンプトを開き、Exchange 2010 インストール メディアの \Scripts フォルダーに移動し、次のコマンドのいずれかを使用して必要なオペレーティング システム コンポーネントをインストールします。
    • 以下の例は、クライアント アクセス、ハブ トランスポート、およびメールボックスのサーバーの役割が標準インストールされるサーバーに使用します。
      sc config NetTcpPortSharing start= auto
      ServerManagerCmd -ip Exchange-Typical.xml -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセス、ハブ トランスポート、メールボックス、およびユニファイド メッセージング サーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      sc config NetTcpPortSharing start= auto
      ServerManagerCmd -i Desktop-Experience
      ServerManagerCmd -ip Exchange-Typical.xml -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセスおよびハブ トランスポートのサーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      sc config NetTcpPortSharing start= auto
      ServerManagerCmd -ip Exchange-Typical.xml -Restart
    • 以下の例は、ハブ トランスポートおよびメールボックスのサーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      ServerManagerCmd -ip Exchange-Typical.xml -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセスおよびメールボックスのサーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      sc config NetTcpPortSharing start= auto
      ServerManagerCmd -ip Exchange-Typical.xml -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセス サーバーの役割のみをホストするサーバーに使用します。
      sc config NetTcpPortSharing start= auto
      ServerManagerCmd -ip Exchange-CAS.xml -Restart
    • 以下の例は、ハブ トランスポート サーバーの役割のみをホストするサーバーに使用します。
      ServerManagerCmd -ip Exchange-Hub.xml -Restart
    • 以下の例は、メールボックス サーバーの役割のみをホストするサーバーに使用します。
      ServerManagerCmd -ip Exchange-MBX.xml -Restart
    • 以下の例は、ユニファイド メッセージング サーバーの役割のみをホストするサーバーに使用します。
      ServerManagerCmd -ip Exchange-UM.xml -Restart
    • 以下の例は、エッジ トランスポート サーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      ServerManagerCmd -ip Exchange-Edge.xml -Restart
Windows Server 2008 SP2 への Exchange 2010 SP1 修正プログラムのインストール

Windows Server 2008 SP2 では、次の修正プログラムが必要であり、オペレーティング システムの前提条件がインストールされた後にインストールする必要があります。

上記の前提条件および修正プログラムをインストールした後、Exchange 2010 のインストール前に Microsoft Update から重要または推奨の更新プログラムをインストールしておくことをお勧めします。

Windows Server 2008 R2 オペレーティング システムの前提条件をインストールします。

  1. ハブ トランスポートまたはメールボックス サーバーの役割をホストするサーバーに、Microsoft フィルター パックをインストールします。Exchange 2010 RTM については、「2007 Office System コンバーター: Microsoft Filter Pack (英語)」を参照してください。Exchange 2010 SP1 については、「Microsoft Office 2010 Filter Packs」を参照してください。フィルター パックの登録の詳細については、「Exchange 2010 でフィルター パック IFilter を登録する」を参照してください。
    Bb691354.note(ja-JP,EXCHG.141).gif注 :
    Exchange 2010 RTM では、2007 Office System コンバーター: Microsoft Filter Pack (英語)」を参照してください。ただし、Microsoft Office 2010 フィルター パック (英語) にアップグレードするようお勧めします。
  2. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] > [アクセサリ] > [Windows PowerShell] の順に移動します。管理者特権で Windows PowerShell コンソールを開き、次のコマンドを実行します。
    Import-Module ServerManager
  3. Add-WindowsFeature コマンドレットを使用して、必要なオペレーティング システム コンポーネントをインストールします。
    • 以下の例は、クライアント アクセス、ハブ トランスポート、およびメールボックスのサーバーの役割が標準インストールされるサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server,Web-ISAPI-Ext,Web-Digest-Auth,Web-Dyn-Compression,NET-HTTP-Activation,Web-Asp-Net,Web-Client-Auth,Web-Dir-Browsing,Web-Http-Errors,Web-Http-Logging,Web-Http-Redirect,Web-Http-Tracing,Web-ISAPI-Filter,Web-Request-Monitor,Web-Static-Content,Web-WMI,RPC-Over-HTTP-Proxy -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセス、ハブ トランスポート、メールボックス、およびユニファイド メッセージング サーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server,Web-ISAPI-Ext,Web-Digest-Auth,Web-Dyn-Compression,NET-HTTP-Activation,Web-Asp-Net,Web-Client-Auth,Web-Dir-Browsing,Web-Http-Errors,Web-Http-Logging,Web-Http-Redirect,Web-Http-Tracing,Web-ISAPI-Filter,Web-Request-Monitor,Web-Static-Content,Web-WMI,RPC-Over-HTTP-Proxy,Desktop-Experience -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセスおよびハブ トランスポートのサーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server,Web-ISAPI-Ext,Web-Digest-Auth,Web-Dyn-Compression,NET-HTTP-Activation,Web-Asp-Net,Web-Client-Auth,Web-Dir-Browsing,Web-Http-Errors,Web-Http-Logging,Web-Http-Redirect,Web-Http-Tracing,Web-ISAPI-Filter,Web-Request-Monitor,Web-Static-Content,Web-WMI,RPC-Over-HTTP-Proxy -Restart
    • 以下の例は、ハブ トランスポートおよびメールボックスのサーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセスおよびメールボックスのサーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server,Web-ISAPI-Ext,Web-Digest-Auth,Web-Dyn-Compression,NET-HTTP-Activation,Web-Asp-Net,Web-Client-Auth,Web-Dir-Browsing,Web-Http-Errors,Web-Http-Logging,Web-Http-Redirect,Web-Http-Tracing,Web-ISAPI-Filter,Web-Request-Monitor,Web-Static-Content,Web-WMI,RPC-Over-HTTP-Proxy -Restart
    • 以下の例は、クライアント アクセス サーバーの役割のみをホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server,Web-ISAPI-Ext,Web-Digest-Auth,Web-Dyn-Compression,NET-HTTP-Activation,Web-Asp-Net,Web-Client-Auth,Web-Dir-Browsing,Web-Http-Errors,Web-Http-Logging,Web-Http-Redirect,Web-Http-Tracing,Web-ISAPI-Filter,Web-Request-Monitor,Web-Static-Content,Web-WMI,RPC-Over-HTTP-Proxy -Restart
    • 以下の例は、ハブ トランスポートまたはメールボックスのサーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server -Restart
    • 以下の例は、ユニファイド メッセージング サーバーの役割のみをホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,Web-Server,Web-Basic-Auth,Web-Windows-Auth,Web-Metabase,Web-Net-Ext,Web-Lgcy-Mgmt-Console,WAS-Process-Model,RSAT-Web-Server,Desktop-Experience -Restart
    • 以下の例は、エッジ トランスポート サーバーの役割をホストするサーバーに使用します。
      Add-WindowsFeature NET-Framework,RSAT-ADDS,ADLDS -Restart
Windows Server 2008 R2 への Exchange 2010 SP1 および SP2 修正プログラムのインストール

Windows Server 2008 R2 では、次の修正プログラムが必要であり、オペレーティング システムの前提条件がインストールされた後にインストールする必要があります。

上記の前提条件および修正プログラムをインストールした後、Exchange 2010 のインストール前に Microsoft Update から重要または推奨の更新プログラムをインストールしておくことをお勧めします。

Windows Vista SP2 オペレーティング システムの Exchange 管理ツール向けの前提条件をインストールする

  1. Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 をインストールします。詳細については、「Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1」を参照してください。
  2. Windows Vista x64 および Windows Server 2008 x64 の更新用 Microsoft .NET Framework 3.5 ファミリの更新プログラムをインストールします。詳細については、「Windows Vista x64 および Windows Server 2008 x64 用の Microsoft .NET Framework 3.5 ファミリの更新プログラム (英語)」、およびサポート技術情報の文書番号 959209「.NET Framework 3.5 Service Pack 1 を更新が利用可能であります。」を参照してください。
  3. Windows リモート管理 (WinRM) 2.0 および Windows PowerShell V2 (Windows6.0-KB968930.msu) をインストールします。詳細については、サポート技術情報の文書番号 968930 「Windows 管理フレームワークのコア パッケージ (Windows PowerShell 2.0 および WinRM 2.0)」を参照してください。
  4. 必要なオペレーティング システム コンポーネントをインストールします。
    1. [コントロール パネル] を開き、[プログラム] をクリックします。
    2. [Windows の機能の有効化または無効化] をクリックします。
    3. [インターネット インフォメーション サービス (IIS)] > [Web 管理ツール] > [IIS 6 と互換性のある管理] の順に移動します。
    4. [IIS 6 管理コンソール] のチェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
Windows 7 オペレーティング システムの Exchange 管理ツール向けの前提条件をインストールする

  1. [コントロール パネル] を開き、[プログラム] をクリックします。
  2. [Windows の機能の有効化または無効化] をクリックします。
  3. [Microsoft .NET Framework 3.5.1] を選択します。
  4. [インターネット インフォメーション サービス (IIS)] > [Web 管理ツール] > [IIS 6 と互換性のある管理] の順に移動します。
  5. [IIS 6 管理コンソール] のチェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
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