アプリケーションの作成
更新 : 2009-04-09
Planning 管理コンソールを使用して、アプリケーションを作成できます。
メモ : |
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PerformancePoint Server のドキュメントでは、Office SharePoint Server 2007 と Windows SharePoint Services 3.0 を総称して Windows SharePoint Services と SharePoint Services という用語を使用しています。 |
Planning 管理コンソールを使用したアプリケーションの作成
Planning 管理コンソールを開き、Microsoft Office PerformancePoint Server 2007 を実行中のコンピュータに接続します。
接続が確立したら、ナビゲーション ウィンドウで [アプリケーション] をクリックし、[作成]**** をクリックします。
[アプリケーション名] ボックスに、新しいアプリケーションの名前を入力します。
[ラベル]**** ボックスに、新しいアプリケーションの一意のラベルを入力します。ラベルにアンダースコア文字 (_) は使用できません。
[説明] ボックスに、アプリケーションの説明を入力します。
[SQL サーバー名]**** ボックスに、Microsoft SQL Server 2005 を実行している、アプリケーション データベースを格納するコンピュータの名前を入力します。
メモ : Microsoft SQL Server 2005 の名前付きインスタンスを使用している場合は、サーバー名を MyServerName\ThisInstanceName の形式で入力します。
[アプリケーション データベース名] ボックスに、アプリケーション データベースとして使用する SQL Server データベースの名前を入力します。
(オプション) [ステージング データベース名]**** ボックスに、新しいアプリケーションのステージング データベースとして使用する SQL Server データベースの名前を入力します。ステージング データベースとアプリケーション データベースは、SQL Server を実行しているコンピュータ上に置かれている必要があります。
ここでステージング データベース名を入力しない場合は、[アプリケーションの編集] ダイアログ ボックスを使用して後からデータベースを作成できます。
[ステージング データベース名]**** ボックスにステージング データベース名を入力した場合、Planning Server で CreateStagingDB.sql スクリプトが生成されます。既定では、Planning Server では指定された名前を使用してステージング データベースが作成されます。または、手順 16 で [手動実行のアプリケーション作成スクリプトの生成] を選択して手動でステージング データベースを作成でき、Planning Server は指定された場所で CreateStagingDB.sql スクリプトを生成します。
ここで指定したデータベースが既に存在する場合は、データベースが作成できないことを示すエラー メッセージが表示されます。
[フォーム テンプレートの場所]**** ボックスに、アプリケーションのフォーム テンプレートを格納するネットワーク共有または Microsoft SharePoint® 製品とテクノロジ Web サイトの URL を入力します。Microsoft Office PerformancePoint Server 2007 は割り当てを通じてユーザーにフォーム テンプレートを配布します。ユーザーは指定された URL で割り当てのフォーム テンプレートにアクセスします。
セキュリティ保護された展開の場合、フォーム テンプレートを格納するすべてのディレクトリに権限が適用されることを確認してください。
注意 : アプリケーション フォーム テンプレートの格納場所を指定しない場合、Excel 用 PerformancePoint アドインのユーザーにエラーが表示される場合があります。また、ユーザーが標準以外の場所に格納できるようになります。Excel 用 PerformancePoint アドインのユーザーがフォーム テンプレートを標準以外の場所に保存した場合、Planning Business Modeler はフォーム テンプレートのリストを表示できません。
[レポートの保存場所] ボックスに、アプリケーションの関連レポートを格納するネットワーク共有または SharePoint 製品とテクノロジ Web サイトの URL を入力します。PerformancePoint Server は割り当てを通じてユーザーにレポートを配布します。ユーザーは指定された URL でアプリケーションのレポートにアクセスします。
注意 : アプリケーション レポートの格納場所を指定しない場合、Excel 用 PerformancePoint アドインのユーザーにエラーが表示される場合があります。また、ユーザーが標準以外の場所に格納できるようになります。Excel 用 PerformancePoint アドインのユーザーがレポートを標準以外の場所に保存した場合、Planning Business Modeler はレポートのリストを表示できません。
[割り当てフォームの場所]**** ボックスに、割り当てを格納するネットワーク共有または SharePoint 製品とテクノロジ Web サイトの URL を入力します。
[割り当てマスタ フォームの場所] ボックスに、アプリケーションのマスタ フォームを格納するネットワーク共有または SharePoint 製品とテクノロジ Web サイトの URL を入力します。
[ネイティブの SQL/MDX ルールの有効化]**** チェック ボックスをクリックしてオンにします。この機能が有効な場合、ビジネス アナリストが SQL、MDX クエリ言語、または MDX スクリプトでルールを記述できます。
重要 : ネイティブの SQL Server ルールおよびネイティブの MDX ルールを有効にすると、多数のオブジェクトに影響を及ぼす処理を実行できるため、セキュリティ リスクが発生する可能性があります。
[Excel のマクロ サポートの有効化] チェック ボックスをクリックしてオンにし、Excel 用 PerformancePoint アドインのユーザーが PerformancePoint Server 用に作成したマクロを使用できるようにします。
メモ : Excel のマクロ サポートを無効にした場合、Microsoft Office PerformancePoint Server 2007 関連のマクロは使用できなくなります。ただし、Excel のユーザー セキュリティ設定に応じて、他の Excel マクロは実行できます。
(オプション) Planning Server で自動生成される SQL Server データ定義言語 (DDL) アプリケーション作成スクリプトを Planning Server で実行する必要がある場合は、[アプリケーション作成スクリプトを自動的に実行します]**** をクリックしてオンにします。
[アプリケーション作成スクリプトを自動的に実行します] オプションの使用は、テスト展開などの、運用以外の展開に最適です。
[アプリケーション作成スクリプトを自動的に実行します]**** を選択した場合は、既定のモデル サイトの以下の情報を指定する必要があります。
[モデル サイト名] ボックスに、新しいアプリケーションの既定のモデル サイトの名前を入力します。
[モデル サイトのラベル]**** ボックスに、アプリケーションの既定のモデル サイトの一意なラベルを入力します。
(オプション) [SQL FileGroup] ボックスに、既定のモデル サイトに関連付けられる SQL FileGroup の名前を入力します。****
メモ : Planning Server では SQL Server FileGroup が作成されません。SQL Server データベース管理者は、先にアプリケーション データベースで SQL Server FileGroup を作成しておく必要があります。作成しない場合は、既存の SQL Server FileGroup を指定できます。
[Analysis Services サーバー名] ボックスで、モデル サイト データを保存する SQL Server Analysis Services インスタンスを含むコンピュータの名前を入力します。
運用環境で使用するアプリケーションを作成するには、手順 9 で示す手動実行オプションを使用します。
メモ : 分散展開では、作成スクリプトが自動実行される前、または Planning 外部データベース機能の使用が必要な場合に、データベース管理者は PerformancePoint Server サービス ID アカウントに dbcreator 権限を付与する必要があります。詳細については、「アプリケーション データベースをホストする SQL Server の準備」を参照してください。単一サーバー インストールでは、この手順は不要です。
(オプション) PerformancePoint Planning Server が生成する DDL スクリプトをカスタマイズし、スクリプトを手動で実行する場合は、[手動実行のアプリケーション作成スクリプトの生成]**** をクリックしてオンにします。
手動での DDL スクリプトの実行を決定した場合は、スクリプトの実行後にアプリケーションを初期化する必要があります。これを行うには、[アプリケーション] ページで [初期化] をクリックして [アプリケーションの初期化]**** ダイアログ ボックスを開きます。
このオプションを選択した場合は、[出力フォルダ場所] ボックスで、生成されたスクリプトが格納される DDL の場所を入力します。
スクリプトをカスタマイズするには、指定された場所に移動し、必要に応じてスクリプトを変更し、スクリプトを手動で実行します。
以下に、生成されたスクリプトを実行する必要がある順に示します。
CreateAppDB.sql
CreateAppDB.sql には、
CREATE DATABASE
ステートメントが含まれます。データベース管理者は、CreateAppDB.sql をカスタマイズして、ログ ファイルのサイズやアプリケーション データベースのサイズなどの構成要素を設定できます。TypeLibMasterSchema.sql
TypeLibMasterSchema.sql には、
CREATE TABLE
ステートメントが含まれます。データベース管理者は、このスクリプトで SQL FileGroup データを追加することもできます。UpdateApplicationsStatusScript.sql
メモ : アプリケーション データベースで TypeLibMasterSchema.sql を手動実行する場合、以下のメッセージが表示されます。
"Warning!The maximum key length is 900 bytes.The index 'Sec_ConsolidationMethod_PK' has maximum length of 1040 bytes.For some combination of large values, the insert/update operation will fail."
"Warning!The maximum key length is 900 bytes.The index 'Sec_ExchangeRate_PK' has maximum length of 1040 bytes.For some combination of large values, the insert/update operation will fail."
これらのメッセージは無視してください。ここでは、これらのメッセージは害のないことが検証されています。今後の製品リリースではこれらのメッセージは削除される予定です。
CreateStagingDB.sql
[OK] をクリックして [アプリケーションの作成]**** ダイアログ ボックスを閉じます。