空間ストレージの設計と実装 (データベースエンジン)

空間データは、幾何オブジェクトの物理的な位置と形状に関する情報を表します。それらのオブジェクトは、点の位置である場合もあれば、国、道、湖などのより複雑なオブジェクトである場合もあります。

SQL Server では、geometry と geography の 2 つの空間データ型がサポートされています。SQL Server では、どちらのデータ型も .NET 共通言語ランタイム (CLR) のデータ型として実装されています。

geometry データ型

SQL Server によってサポートされている geometry データ型 (平面) は、Open Geospatial Consortium (OGC) Simple Features for SQL Specification version 1.1.0 に準拠しています。

OGC の仕様の詳細については、以下を参照してください。

SQL Server は、https://schemas.microsoft.com/sqlserver/profiles/gml/SpatialGML.xsd のスキーマで定義されている既存の GML 3.1 標準のサブセットをサポートしています。

geography データ型 (測地) は、GPS の緯度経度座標などの楕円体 (球体地球) データを格納します。

空間データの使用 (データベースエンジン)
SQL Server データベースエンジンの空間データの型に関する情報や、空間データインスタンスの作成方法、空間インスタンスのプロパティやその他の情報のクエリおよび取得の方法、既存の空間インスタンスを変更して新しいインスタンスを作成する方法などの情報が含まれています。
空間インデックスの使用 (データベースエンジン)
SQL Server データベースエンジンの空間インデックスの概要や、空間インデックスの作成、変更、および削除に関する情報が含まれています。