ユーザーが Outlook Web Access のグローバル アドレス一覧にアクセスできない

 

トピックの最終更新日: 2008-02-06

ユーザーが Outlook Web Access でグローバル アドレス一覧 (GAL) を使用すると、次のエラーが表示される場合があります。

"アクセスが拒否されました。

Outlook Web Access は、Active Directory リソースにアクセスできませんでした。Active Directory オブジェクトが存在しないか、壊れているか、またはオブジェクトに対する十分なアクセス権がないことに原因があると考えられます。"

原因

Microsoft Exchange (Exchange 2000 Server 以降のバージョン) では複数の GAL を作成し、アクセス許可を使用することで GAL へのアクセスを制御できます。これにより、Microsoft Office Outlook を使用するユーザーが使用できる GAL を指定することができます。

Outlook Web Access では、Outlook とは異なるモデルに基づいてユーザーに表示される GAL が決定されます。Outlook Web Access では、ユーザーの globalAddressList 属性に記載されている最初の GAL が常に表示されます。ユーザーがその GAL に対するアクセス許可を持っていないと、アクセスが拒否されたことを示すエラー メッセージが表示されます。

解決方法

Outlook Web Access ユーザーが最初の GAL 以外の対象にアクセスできるようにするには、カスタム アドレス一覧を作成します。ユーザーがアクセスできるアドレス一覧を指定するには、各ユーザーのアカウントの querybaseDN パラメータを使用します。

詳細情報

Outlook Web Access ユーザーのためにアドレス一覧を作成し、アクセスを制御する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

グローバル アドレス一覧の詳細については、「グローバル アドレス一覧の管理」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。