Office 2010 の更新プログラムを配布する

 

適用先: Office 2010

トピックの最終更新日: 2017-01-18

Microsoft Office 2010、Project 2010、および Visio 2013 クライアント用のソフトウェア更新プログラムを展開する方法について学習します。

この記事の内容

  • Windows インストーラー バージョン

  • 既存の Office 2010 インストールの保守

  • エンタープライズ展開ツールを使用した更新プログラムの展開

  • 更新戦略の選択

Microsoft は、Microsoft Office の新しいリリースを導入した後、アプリケーションのセキュリティ、パフォーマンス、および信頼性の向上に役立つ一連のソフトウェア更新プログラムを提供します。Microsoft がリリースするソフトウェア更新プログラムの種類を次の表に示します。

更新プログラム 定義

サービス パック

テスト済みの修正プログラムの累積セット、セキュリティ更新プログラム、重要な更新プログラム、およびソフトウェア更新プログラム。サービス パックには、顧客に要求された限られた数の設計変更または機能が含まれる場合もあります。サービス パックは製品の新しい基準バージョンを表します。

セキュリティ更新プログラム

製品に固有のセキュリティ関連の脆弱性に対して広範囲にリリースされる修正。セキュリティ関連の脆弱性は、その重大度に基づいて評価されます。重大度は、緊急、重要、警告、低として Microsoft のセキュリティ情報に示されます。

一般的な更新プログラム

特定の問題について広範囲にリリースされる修正。これは、セキュリティに関連しない非常に重要な問題を解決します。

修正プログラム

製品内の問題を解決する 1 つ以上のファイルで構成される 1 つの累積パッケージ。修正プログラムは、特定の顧客の状況に対処し、その顧客の組織以外には配布されない場合があります。

ソフトウェア更新プログラムは、フルファイル更新プログラムとしてリリースされます。フルファイル更新プログラムでは、更新プログラムによって変更されるすべてのファイルが置き換えられます。完全なファイルがインストールされるため、通常、フルファイル更新プログラムでは、元の Office インストール ソースへのアクセスは必要ありません。Office 2010 の最新の更新プログラムおよび関連製品の詳細については、「Microsoft Office、Office Server、および関連製品の Update Center」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=197069\&clcid=0x411) を参照してください。

Office 製品のサービス パックは、インストール済み製品に対する更新プログラムとしてのみ利用できます。サービス パックは基本の Office system 製品に統合されません。

Windows インストーラー バージョン

Office 2010 更新プログラムの展開に必要な Windows インストーラーの最小バージョンは、Windows インストーラー 3.1 です。Windows インストーラー 4.5 は、Windows Vista の Service Pack 2 (SP2) および Windows Server 2008 の Service Pack 2 (SP2) でリリースされました。Windows インストーラー 5.0 は、Windows Server 2008 R2 および Windows 7 でリリースされました。Windows インストーラーの詳細については、MSDN Web サイトの次のリソースを参照してください。

既存の Office 2010 インストールの保守

Office 2010 の展開機能によって、更新戦略の選択プロセスが簡素化されます。すべての更新プログラムをクライアントに直接配布し、既存の Office 2010 システムのインストールに最新のソフトウェア更新プログラムが適用されている状態にします。

ユーザーは、複数のフルファイル更新プログラムをクライアント コンピューターに直接適用できます。たとえば、ユーザーはフルファイルのセキュリティ更新プログラムを適用した後に、フルファイルの重要な更新プログラムなどを連続して適用できます。フルファイル更新プログラムでは、更新プログラムの影響を受けるすべてのファイルが完全に置き換えられます。たとえば、ユーザーのローカル インストール ソースが破損し、ユーザーがネットワーク上のソースにアクセスできない場合、フルファイル更新プログラムを送信できます。ユーザーは、ソースにアクセスできなくても、ほとんどの場合で更新プログラムを適用できます。Office 2010 のセットアップでは、既定のインストール プロセスの一環としてローカル インストール ソースがユーザーのコンピューターに作成されます。セットアップでは、2 つの手順を含むプロセスで、すべての Office 2010 製品がインストールされます。セットアップでは、まず、圧縮されたインストール ソース ファイルがユーザーのコンピューターにコピーされます。次に、Windows インストーラーが呼び出されて、ローカル インストール ソースから実際のインストールが実行されます。インストール後も、ローカル インストール ソースは、たとえば、ソフトウェア更新プログラムの適用など、元のソースへのアクセスが必要なあらゆるセットアップ保守操作で使用できます。

Office 2010 およびそれ以降のあらゆる更新プログラムをインストールするには、管理者権限が必要です。つまり、ユーザーがコンピューターの管理者でもある必要があるか、インストールを実行するための管理者特権をあなたがユーザーに付与できる必要があります。詳細については、「Office 2010 を管理者ではないユーザーに展開する」を参照してください。

注意

Microsoft Office 2003 では、大規模組織は、通常、製品を管理インストール ポイントからインストールしていました。ローカル インストール ソースからの製品のインストールはオプションでした。Office 2010 および 2007 Office system に、管理インストール オプションありません。ローカル インストール ソースが必要です。すべての更新プログラムがクライアントに直接適用されるため、ネットワーク ソースは変更されません。クライアント インストールは元のソースと同期された状態です。

更新プログラムのローカルへの配布

ユーザーが Office 2010 をインストールすると、セットアップによってインストール ファイルがローカル コンピューターの隠しフォルダーにコピーされます。Windows インストーラーは、このローカル インストール ソースを使用して、最初は Office をインストールし、その後は Office の修復と更新を行います。ローカル インストール ソースの詳細については、「Office 2010 のセットアップのアーキテクチャの概要」を参照してください。

ほとんどの場合でローカル更新戦略を使用することをお勧めしますが、特に次のような場合にお勧めします。

  • ソフトウェア更新プログラムを異なるユーザー グループに配布する、または異なる時間に配布する。

  • ネットワーク帯域幅の制限がある。

  • 制限されたネットワーク アクセスや信頼されないネットワーク アクセスを使用するユーザー (出張中のユーザーなど) をサポートする。

ローカル インストール ソースは常に使用できるため、オフライン ユーザーは、ソースへのアクセスが必要なあらゆる操作を実行できます。

サポートされる基準

Office 2010 の最初のリリースは製品の初期基準を表します。これ以降に続く各サービス パックは新しい基準を表します。

通常、フルファイル更新プログラムは、最新の 2 つの基準に基づいてサポートされます。たとえば、Service Pack 1 (SP1) への更新が完了したユーザーに対して、Office 2010 Service Pack 2 (SP2) が使用可能になった後にリリースされた更新プログラムを展開できます。

注意

以前の基準は、最新のサービス パックがリリースされた後の 12 か月間のみサポートされます。たとえば、SP1 に対するソフトウェア更新プログラムは、Office 2010 SP2 がリリースされた後、12 か月間サポートされます。12 か月の期間が経過すると、フルファイル更新プログラムの対象は、SP2 で更新されたクライアント コンピューターに限定されます。Microsoft のサポート ライフサイクルの詳細については、「マイクロソフト サポート ライフサイクル」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=108468&clcid=0x411) を参照してください。

エンタープライズ展開ツールを使用した更新プログラムの展開

以下のいずれかの方法を使用して、ソフトウェア更新プログラムを企業の環境内のユーザーに配布できます。

  • Microsoft Update

  • Windows Server Update Services

  • System Center Configuration Manager 2007

  • Microsoft Self-Extractor ファイル

  • Updates フォルダー

    注意

    Updates フォルダーの方法を使用するのは、Office 2010 の初期インストールを実行するときにソフトウェア更新プログラムを展開する場合に限られます。

Microsoft Update

Microsoft Update (Windows 7 が動作するコンピューター、および Windows Vista および Windows Server 2008 ファミリ に対する Windows Update) を使用すると、インターネットに直接接続するユーザーは、独自のコンピューターを管理したり、最新のソフトウェア更新プログラムをダウンロードしたりできます。ユーザーは、更新プログラムの確認と取得を定期的に実行するように自動スケジュールをセットアップできます。ユーザーは Microsoft Update を使用することをお勧めします。これにより、Windows と Microsoft Office を含め、Microsoft 製品向けの一元的で自動化されたソフトウェア更新プログラム ソリューションが実現します。Microsoft Update の詳細については、「Microsoft Update ホーム」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201921\&clcid=0x411) を参照してください。

Active Directory で管理する環境では、Office アプリケーションから Office.com および Microsoft Update へのアクセスを [ [ファイル] タブ | ヘルプにあるコマンドを無効にする] グループ ポリシー設定を使用して制御できます。この設定は、グループ ポリシー オブジェクト エディターの Microsoft 管理コンソール (MMC) スナップインの [ユーザーの構成\管理用テンプレート\Microsoft Office 2010\ユーザー インターフェイスの項目を無効にする] ノードで使用できます。

[[ファイル] タブ | ヘルプにあるコマンドを無効にする] ポリシー設定を有効にする場合、以下のオプションを無効にできます。これらのオプションは、[ファイル] タブをクリックし、Microsoft Office Backstage ビューの [ヘルプ] を選択することで、Office 2010 アプリケーションのユーザー インターフェイスで使用できます。

  • お問い合わせ: Office.com への既定のクライアント ブラウザーを起動し、製品サポートの連絡先情報を表示します。

  • 作業の開始: Office.com Web サイトへの既定のクライアント ブラウザーを起動します。

  • 更新プログラムのチェック: Microsoft Update Web サイトへの既定のクライアント ブラウザーを起動します。

[[ファイル] タブ | ヘルプにあるコマンドを無効にする] ポリシーを使用すると、ユーザーは、Microsoft ダウンロード センターで更新プログラムがあるかどうかを検索したり、Microsoft Update サイトを直接使用したりすることが妨げられません。これらのサイトでも Office ソフトウェア更新プログラムが提供されます。グループ ポリシーの詳細、およびグループ ポリシー設定の構成方法については、「Office 2010 のグループ ポリシーの概要」および「Office 2010 でグループ ポリシーを使用して設定を適用する」を参照してください。

Windows Server Update Services

Windows Server Update Services (WSUS) は無償のツールです。これを使用して、Microsoft 製品の最新の更新プログラムを企業のネットワーク内に展開できます。WSUS は、Microsoft Update に接続し、最新のソフトウェア更新プログラムを取得して、更新プログラムを企業の WSUS サーバーと同期します。自動または手動による同期を構成できます。プライマリ WSUS サーバーを使用すると、ネットワーク上の他の WSUS サーバーを更新できます。

WSUS の詳細については、「Windows Server Update Services 3.0 SP2 のファースト ステップ ガイド」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=199899\&clcid=0x411) を参照してください。

System Center Configuration Manager 2007

System Center Configuration Manager 2007 は、複雑で変化の早いビジネス環境で多くのクライアントを管理する中規模および大規模組織向けに設計されたソフトウェア配布ツールです。Configuration Manager 2007 は、Office を最初に展開するために使用できますが、これに加えて、更新プログラムを Microsoft Windows クライアントの混在環境に配布するために使用できます。

Configuration Manager 2007 を使用して Office を保守する場合、展開プロセスを厳密に制御できます。たとえば、Office をインストールする前に、Configuration Manager 2007 を使用して、クライアント コンピューターのソフトウェア要件を照会し、インストールの対象を、基準を満たすコンピューターに限定できます。

Configuration Manager 2007 の詳細については、「System Center Configuration Manager 2007」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=119683\&clcid=0x411) および「ソフトウェアの更新を展開する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201489\&clcid=0x411) を参照してください。

Microsoft Self-Extractor ファイル

Microsoft Self-Extractor を使用して、ソフトウェア インストールの更新、更新プログラム、修正プログラムを結合し、Microsoft Self-Extractor パッケージと呼ばれる自己展開型の実行可能ファイルを作成します。管理者は, .exe ファイルをダブルクリックするか, .exe ファイルをコマンド プロンプトで実行して、このパッケージをインストールできます。Configuration Manager 2007 または WSUS がない場合、この展開オプションが役に立ちます。

コマンド プロンプトで .exe ファイルを実行してパッケージをインストールする場合、スイッチを使用してパッケージの展開オプションおよびログ記録オプションを指定できます。また、[スタート] メニューの [検索] ボックスを使用するか、[スタート]、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックして, .exe ファイルを実行することもできます。

注意

製品の更新プログラムの .exe ファイルから .msp ファイルを抽出して実行することは推奨されません。コンピューターにインストールされた製品に更新プログラムが適用されない場合, .msp ファイルが不適切に適用されているとエラーが発生します。また、製品は、必要なすべての .msp ファイルが適用されるまで完全に更新されない場合があります。パッケージには検出ロジックが組み込まれており、適用可能な更新プログラムが正確に特定され、必要な更新プログラムのみがインストールされます。
ただし、Office の初期インストール中に更新プログラムを適用する場合は, .msp ファイルを Updates フォルダーに抽出し、Office 製品と共にインストールすることをお勧めします。
Office の以前のバージョンで使用されていた Microsoft Office Hotfix Installer (Ohotfix.exe) は、Office 2010 (または 2007 Office system) ではサポートされません。Office 2010 では、Ohotfix と互換性のない新しい Microsoft Self-Extractor テクノロジが使用されます。

初期インストールと共に展開する更新プログラムのための Updates フォルダーの使用方法については、「Office 2010 の初期インストールと共にソフトウェア更新プログラムを展開する」を参照してください。

以下のセクションでは、Microsoft Self-Extractor ファイルの使用方法について説明します。

  • Microsoft Self-Extractor のコマンド ライン スイッチ

  • フォルダー内のすべての Microsoft Self-Extractor パッケージの展開

  • サンプル バッチ ファイル

  • サンプル スクリプト

Microsoft Self-Extractor のコマンド ライン スイッチ

パッケージで使用可能なスイッチを確認するには、以下のいずれかのヘルプ スイッチを使用します。

/?

/h

/help

Microsoft Self-Extractor でサポートされるコマンド ライン スイッチを次の表に示します。

スイッチ 説明

/extract:[パス]

パッケージの内容をパス フォルダーに抽出します。パスを指定しない場合、[参照] ダイアログ ボックスが表示されます。

/log:[ログ ファイルのパス]

更新プログラムのインストールの詳細なログ記録を有効にします。パス情報に加えてファイル名も含める必要があります。このコマンドでは、新しいフォルダーは作成されません。したがって、既存のフォルダー名を使用する必要があります。指定したファイル名に加えて、実行する .MSI ファイルごとに独立したログ ファイルが作成されます。

/lang:lcid

パッケージで複数のロケールが使用可能な場合、ユーザー インターフェイスを、指定したロケールに設定します。

/quiet

パッケージをサイレント モードで実行します。

/passive

ユーザーの操作を要求しないで更新プログラムを実行します。

/norestart

コンピューターの再起動が必要な場合に、ユーザーにメッセージを表示しません。

/forcerestart

更新プログラムが完了したときに、コンピューターを強制的に再起動します。

/?

/h

/help

ヘルプ メッセージを表示します。

コマンド ライン スイッチの詳細については、Microsoft サポート技術情報の記事「912203: Microsoft Self-Extractor を使用して作成されたソフトウェア インストール パッケージ、更新プログラム パッケージ、修正プログラム パッケージでサポートされているコマンド ライン スイッチについて」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=108354\&clcid=0x411) を参照してください。

フォルダー内のすべての Microsoft Self-Extractor パッケージの展開

このセクションに含まれるバッチ ファイルと Visual Basic スクリプトの例を使用して、フォルダーに含まれるすべての Microsoft Self-Extractor パッケージを展開できます。このバッチ ファイルとスクリプト コードは、1 つのインストールが失敗しても後続のインストールが続行できるように書かれています。このバッチ ファイルとスクリプトの目的は例を示すことです。このバッチ ファイルとスクリプトはユーザーの特定のシナリオに合わせて構成する必要がある場合があります。前述のとおり、Microsoft Office Hotfix Installer ツールの Ohotfix.exe は、Office 2010 更新プログラムではサポートされません。

サンプル バッチ ファイル

次のバッチ ファイルでは、まず、既存のログ ファイルが削除され、次に、バッチ ファイルの格納先のディレクトリに含まれるすべての Microsoft Self-Extractor ファイルがインストールされます。

@echo off

del %temp%\oupdates.txt /q

for /f "delims=-; tokens=1,2,3,4,5" %%i in ('dir /b *kb*.exe') do echo %%j-%%i-%%k-%%l-%%m >> %temp%\oupdates.txt

for /f "delims=-; tokens=1,2,3,4,5" %%i in ('type %temp%\oupdates.txt') do %%j-%%i-%%k-%%l-%%m /log:%temp%\officeupdates.log /passive /norestart

サンプル スクリプト

次の Visual Basic スクリプトは、前述のバッチ ファイルと似た機能を提供します。このスクリプトでは、スクリプトの格納先のフォルダーに含まれるすべての Microsoft Self-Extractor ファイルがインストールされます。このコードでは、Microsoft Self-Extractor パッケージをサイレント モードでインストールすること、およびログ記録を有効にしてログ ファイルをユーザーの %temp% 一時フォルダー (例: C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp\<officeupdate>.log) に生成することが指定されています。これらのスイッチは、Microsoft Self-Extractor ファイル以外の実行可能 (.exe) ファイルを対象としません。したがって、Self-Extractor ファイルが含まれるフォルダーに、その他の種類の .exe ファイルを含めないようにすることをお勧めします。

Dim wShell 'As WshShell

Dim fso 'As FileSystemObject

Dim f 'As File

Dim sLogName 'As String

Dim sPatchFolder 'As String

Dim sPatchCmd 'As String

Const kTempFolder = 2

On Error Resume Next

sPatchFolder = Replace(Wscript.ScriptFullName, Wscript.ScriptName, "")

Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

Set wShell = CreateObject("WScript.Shell")

For Each f In fso.GetFolder(sPatchFolder).Files

If UCase(Right(f.Name, 4)) = ".EXE" Then

sLogName = fso.GetSpecialFolder(kTempFolder) & "\" & Left(f.Name, Len(f.Name) - 3) & "log"

sPatchCmd = f.Path & " /quiet /norestart /log:" & sLogName

wShell.Run sPatchCmd, 0, True

End If

Next

Office 2010 の初期インストールの後に、Microsoft Self-Extractor ファイルを使用してソフトウェア更新プログラムを展開する場合、メモ帳などのテキスト エディターを使用して、このセクションの Visual Basic スクリプトおよびバッチ ファイルのサンプルをユーザーの特定の要件に合わせて変更できます。カスタマイズの終了後にファイルを保存します。これで、このスクリプトまたはバッチ ファイルを実行して、新しい Microsoft Self-Extractor パッケージを続けてインストールできます。この場合、基本プロセスは次の手順に示されたとおりです。ここでは、Microsoft Office 2010 の更新プログラム (KB2202188) の 32 ビット エディション (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201488\&clcid=0x411) が例として使用されます。情報は、他の Office 更新プログラムにも適用されます。

フォルダー内に含まれるすべての Microsoft Self-Extractor パッケージを展開するには

  1. ソフトウェア更新プログラム ファイルをダウンロードします。たとえば、Microsoft Office 2010 の更新プログラム (KB2202188) の 32 ビット エディション (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201488\&clcid=0x411) をダウンロードします。

  2. ダウンロード用の .exe ファイル (この例では、office-kb2202188-fullfile-x86-glb.exe) をハード ディスク ドライブに保存します。保存先フォルダーは、Microsoft Self-Extractor パッケージの展開で使用するスクリプトまたはバッチ ファイルが含まれるフォルダーと同じフォルダーにします。たとえば、ファイルを C:\Office2010Updates に保存します。

  3. カスタマイズしたバッチ ファイルまたはスクリプト (「フォルダー内のすべての Microsoft Self-Extractor パッケージの展開」のサンプルに基づく) を実行し、C:\Office2010Updates フォルダーに含まれるすべての Microsoft Self-Extractor ファイルをインストールします。

Updates フォルダーを使用して Office 2010 製品の初期インストールと更新プログラムのインストールを結合する方法については、「Office 2010 の初期インストール時のソフトウェア更新プログラムの展開」を参照してください。

Updates フォルダー

Office 2010 の初期インストールを展開するときに Office 2010 のソフトウェア更新プログラム (サービス パック、修正プログラムなど) も展開する必要がある場合、セットアップで初期インストール プロセスの一環としてそれらを適用できます。Office 2010 の更新プログラムがリリースされた後に Office 2010 をインストールする場合、その更新プログラムを Updates フォルダーに格納することをお勧めします。Updates フォルダーには、インストール ポイントに存在するあらゆる Office 関連製品の更新プログラムを格納できます。Updates フォルダーでは、1 つのセットアップ カスタマイズ .msp 更新プログラムのみがサポートされます。セットアップ カスタマイズ .msp 更新プログラムを作成するには、Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用します。

セットアップは、初期インストール時に、インストールする Office 2010 製品に関連する更新プログラム (.msp ファイル) が Updates フォルダーにあるかどうかを確認し、インストール時に 1 つのセットアップ カスタマイズ .msp ファイルのみを適用します。最初の .msp ファイルをインストールするための順序は Windows の並べ替え順序を使用して決定されます。Updates フォルダー内の残りの更新プログラム ファイルは、インストールの最後でインストールされます。カスタマイズ更新プログラムを Office の更新プログラムと一緒にインストールする場合、そのカスタマイズ更新プログラムが最初にインストールされるようにカスタマイズ更新プログラムのファイル名を変更する必要があります。たとえば、Custom.MSP を 1_Custom.MSP に変更します。

セットアップは、初期展開中に、Updates フォルダーに通常存在するカスタマイズ .msp ファイルを特定します。また、セットアップ プロセスの開始時にカスタマイズ更新プログラムを検出し、製品の Windows インストーラー (MSI) ファイルのインストール時にその更新プログラムを Microsoft Windows インストーラーに直接渡します。これにより、製品の更新プログラムが適用される前に、管理者が指定した適切なオプションの状態とその他の設定が確実に確立されます。結果として、ユーザーは Office と一緒に最新の更新プログラムを受信します。

重要

Updates フォルダーは、Office 2010 の初期インストール時にソフトウェア更新プログラムを展開する目的でのみ使用できます。1 つのセットアップ カスタマイズ .msp 更新プログラムといくつかの更新プログラムが混合する場合、展開フェーズでは、セットアップ カスタマイズ更新プログラムのみが適用されます。更新プログラムはインストールが終了した後に適用されます。前述のとおり、プロダクト キー、自動モードの設定など、変更が確実に適用されるようにセットアップ カスタマイズ更新プログラムを最初に展開する必要があります。
Office の初期インストール後に、Updates フォルダーを使用して更新プログラムを展開することはできません。

以下のセクションでは、Updates フォルダーの使用方法について説明します。

  • Office 2010 の初期インストール時のソフトウェア更新プログラムの展開

  • Windows インストーラー更新プログラム (.msp) ファイルのテストと確認

  • Config.xml ファイルを変更した、更新プログラムの代替の場所の指定

  • SetupUpdates の構文

  • Config.xml の SetupUpdates 要素の変更

Office 2010 の初期インストール時のソフトウェア更新プログラムの展開

管理者は Updates フォルダーを使用して、Office 2010 製品の初期インストールと更新プログラムのインストールを組み合わせることができます。初期インストール時には、このフォルダーに含まれる Windows インストーラーの更新プログラム ファイルのみがインストールされます。したがって、この更新プログラムを Microsoft Self-Extractor パッケージから抽出する必要があります。また、この方法を使用して、カスタマイズ更新プログラムをインストールすることもできます。

Office カスタマイズ ツールを使用してセットアップ カスタマイズ更新プログラムを作成する場合は、カスタマイズ更新プログラムが最初にインストールされるようにカスタマイズ更新プログラムのファイル名を変更することをお勧めします。Setup.exe はインストール中に 1 つの更新プログラムのみを処理します。フォルダーに含まれる他のすべての更新プログラムは、インストールの最後で続けてインストールされます。カスタマイズ更新プログラムが最初に処理されるようにカスタマイズ更新プログラムの名前を変更するには、そのファイル名の先頭に "1" を追加します。

次の手順では、Microsoft Office 2010 の更新プログラム (KB2202188) の 32 ビット エディションが例として使用されます。この手順では、更新プログラム パッケージ (この例では office-kb2202188-fullfile-x86-glb.exe) のインストール方法が示され、更新プログラムを Updates フォルダーに挿入するのに必要な手順が重点的に説明されています。情報は、他の Office 更新プログラムにも適用されます。

注意

次の手順は、Office 2010 の初期インストールのみに関連します。Office 2010 の初期インストール後に、Microsoft Self-Extractor ファイルを使用してソフトウェア更新プログラムを展開する方法については、「フォルダー内のすべての Microsoft Self-Extractor パッケージの展開」を参照してください。

Updates フォルダーを使用して、ソフトウェア更新プログラムをインストールするには

  1. 圧縮された Office 2010 CD イメージをネットワークの場所にコピーします。詳細については、「Office 2010 のネットワーク インストール ポイントを作成する」を参照してください。

  2. Office カスタマイズ ツールを使用して、インストールに必要な変更を加えます。セットアップ カスタマイズ更新プログラム (.msp ファイル) を Updates フォルダーに保存します。前述のとおり、ファイル名の先頭が "1" になっていることを確認します。カスタマイズの詳細については、「Office 2010 の Office カスタマイズ ツール」および「Office 2010 をカスタマイズする」を参照してください。

  3. Config.xml ファイルを変更するには、インストールする製品用の製品フォルダーのルートに配置されている Config.xml ファイルを使用します。メモ帳などのテキスト エディターを使用してファイルを変更します。たとえば、インストール オプション (ネットワーク インストール ポイントのパス、インストールする製品、カスタム セットアップ オプションなど) やインストールする言語を指定できます。詳細については、「Office 2010 の Config.xml ファイル」を参照してください。

    Config.xml のカスタマイズが完了した後に、Config.xml ファイルを保存します。次の例に示すように、セットアップの /config コマンド ライン オプションを使用して、Config.xml ファイルの場所を指定できます。

    \\server\share\setup.exe /config \\server\share\ProPlus.WW\config.xml

    ここで、\\server\share は、Office 2010 のソース ファイルが含まれるネットワークの場所です。

  4. Microsoft Office 2010 の更新プログラム (KB2202188) の 32 ビット エディション (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201488\&clcid=0x411) をダウンロードします。

  5. .msp 更新プログラムを Microsoft Self-Extractor ファイル (この例では office-kb2202188-fullfile-x86-glb.exe) から抽出するには、/Extract:[抽出フォルダーのパス] スイッチを指定した .exe ファイルを実行します。たとえば、コマンド プロンプトで次のように入力します。

    office-kb2202188-fullfile-x86-glb.exe /extract:"c:\ExtractFiles"

    このコマンドによって, .msp ファイルの抽出が開始されます。抽出プロセスが開始される前に、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項が表示されます。ライセンス条項に同意すると、指定した場所 (この例では C:\ExtractFiles) にファイルが抽出されます。パスに引用符を使用する必要はありません。ただし、引用符を使用するとコマンド ラインが読みやすくなります。また、引用符を使用することで、スペースを含むパスの問題を回避することもできます。

  6. Windows インストーラー更新プログラム (.msp) ファイルを Updates フォルダーにコピーします。

  7. インストールする他のすべての Office 2010 更新プログラム パッケージについて、このプロセスを繰り返します。Windows インストーラーの更新プログラム ファイル名は一意です。したがって、ファイルが誤って上書きされるリスクはありません。上書きされると、インストールの問題が発生する可能性があります。追加の言語パックを含む製品を展開する場合、その言語パックのサービス パックが Updates フォルダーに追加されます。

    前の手順を完了すると、製品を展開できます。

注意

一部の状況では、顧客は Microsoft Self-Extractor ファイルを使用して更新プログラムをインストールできない場合があります。"このパッケージのインストールが失敗しました" のような汎用的なエラー メッセージが表示される場合があります。この場合、顧客は次の方法を使用して更新プログラムをインストールできます。

.msp ファイルを使用して、特定のソフトウェア更新プログラムをインストールするには

  1. .msp 更新プログラムを Microsoft Self-Extractor ファイル (この例では Office2010-kbxxxxxxx-fullfile-x86-glb.exe) から抽出するには、/extract:[抽出フォルダーのパス] スイッチを指定して .exe ファイルを実行します。たとえば、コマンド プロンプトで次のように入力します。

    Office2010-kbxxxxxxx-fullfile-x86-glb.exe /extract:"c:\UpdatesToInstall"

  2. UpdatesToInstall ディレクトリに移動します。コマンド プロンプトで次のように入力します。

    cd c:\updatestoinstall

  3. C:\UpdatesToInstall フォルダーに抽出された .msp ファイルごとに、msiexec /update [update.msp] コマンドを実行します。たとえば、コマンド プロンプトで次のように入力します。

    msiexec.exe /update clview.msp /l*v "clview.log"

    .msp ファイルの抽出後に, .msp ファイルをダブルクリックして更新プログラムをインストールすることもできます。ただし, .msp をダブルクリックすると、追加のログは提供されません。

    複数の .msp ファイルを同時にインストールすることもできます。これを行うには、ファイル名をセミコロン (;) で区切ります。たとえば、コマンド プロンプトで次のように入力します。

    msiexec.exe /update clview.msp;access.msp /l*v "updates.log"

Windows インストーラー (.msp) ファイルのテストと確認を行う

Office 2010 のネットワーク インストール ポイントの Updates フォルダーに .msp ファイルをコピーする前に、更新プログラムをテストし, .msp ファイルのリストを確認する場合、まず、更新プログラムをテスト コンピューターにインストールし、Visual Basic スクリプトを使用して .msp ファイルを目的のフォルダーに抽出した後に, .msp ファイルを目的のフォルダーから Updates フォルダーにコピーすることができます。この方法について、次の手順で詳細に説明します。

.msp ファイルをテスト コンピューターから抽出して Updates フォルダーにコピーするには

  1. ユーザーのコンピューターにインストールするすべての Office 2010 アプリケーションをテスト コンピューターにインストールします。

  2. Microsoft Update を実行し、必要なすべての Office 2010 更新プログラムをテスト コンピューターに適用します。

  3. アプリケーションが期待どおりに動作することを確認します。

  4. 次の Visual Basic スクリプトを "CollectUpdates.vbs" として保存します。次に、このスクリプトを実行して、テスト コンピューターにインストールされた更新プログラム ファイルを目的のフォルダーに抽出します。このスクリプトでは、%Temp%\Updates が目的のフォルダーとして使用されます。ここで、%Temp% は、Windows の一時フォルダーです。

    Dim oMsi,oFso,oWShell

    Dim Patches,SumInfo

    Dim patch,record,msp

    Dim qView

    Dim sTargetFolder,sMessage

    Const OFFICEID = "000-0000000FF1CE}"

    Const PRODUCTCODE_EMPTY = ""

    Const MACHINESID = ""

    Const MSIINSTALLCONTEXT_MACHINE = 4

    Const MSIPATCHSTATE_APPLIED = 1

    Const MSIOPENDATABASEMODE_PATCHFILE = 32

    Const PID_SUBJECT = 3 'Displayname

    Const PID_TEMPLATES = 7 'PatchTargets

    Set oMsi = CreateObject("WindowsInstaller.Installer")

    Set oFso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

    Set oWShell = CreateObject("Wscript.Shell")

    'Create the target folder

    sTargetFolder = oWShell.ExpandEnvironmentStrings("%TEMP%")&"\Updates"

    If Not oFso.FolderExists(sTargetFolder) Then oFso.CreateFolder sTargetFolder

    sMessage = "Patches are being copied to the %Temp%\Updates folder." & vbCrLf & "A Windows Explorer window will open after the script has run."

    oWShell.Popup sMessage,20,"Office Patch Collector"

    'Get all applied patches

    Set Patches = oMsi.PatchesEx(PRODUCTCODE_EMPTY,MACHINESID,MSIINSTALLCONTEXT_MACHINE,MSIPATCHSTATE_APPLIED)

    On Error Resume Next

    'Enum the patches

    For Each patch in Patches

       If Not Err = 0 Then Err.Clear

        'Connect to the patch file

        Set msp = oMsi.OpenDatabase(patch.PatchProperty("LocalPackage"),MSIOPENDATABASEMODE_PATCHFILE)

        Set SumInfo = msp.SummaryInformation

        If Err = 0 Then

            If InStr(SumInfo.Property(PID_TEMPLATES),OFFICEID)>0 Then

                'Get the original patch name

                Set qView = msp.OpenView("SELECT `Property`,`Value` FROM MsiPatchMetadata WHERE `Property`='StdPackageName'")

                qView.Execute : Set record = qView.Fetch()

                'Copy and rename the patch to the original file name

                oFso.CopyFile patch.PatchProperty("LocalPackage"),sTargetFolder&"\"&record.StringData(2),TRUE

            End If

        End If 'Err = 0

    Next 'patch

    oWShell.Run "explorer /e,"&chr(34)&sTargetFolder&chr(34)

  5. 必要なすべての .msp ファイルが目的のフォルダー (%Temp%\Updates) に入っていることを確認します。

  6. すべての .msp ファイルを、テスト コンピューターの %Temp%\Updates から Office 2010 ネットワーク インストール ポイントの Updates フォルダーにコピーします。

Config.xml ファイルを変更した、更新プログラムの代替の場所の指定

管理者は、Config.xml ファイルの SetupUpdates 要素を使用して、更新プログラムを Updates フォルダー以外のフォルダーで検索するようにセットアップに指示できます。

SetupUpdates の構文

Config.xml の SetupUpdates では、次の構文が使用されます。

<SetupUpdates [CheckForSUpdates="Yes" | "No"] [SUpdateLocation="path-list"]/>

次の表に SetupUpdates の各属性を示します。

属性 説明

CheckForSUpdates

セットアップは SUpdateLocation のパス一覧を使用して、セットアップ カスタマイズ ファイルを検索します。既定値は Yes です。

値を No に設定した場合、セットアップは、SUpdateLocation のパス一覧を使用したセットアップ カスタマイズ ファイルの検索を行いません。

SupdateLocation="path-list"

セミコロンで区切られた、フォルダーへの絶対パスの一覧を指定します。

セットアップは、指定されたすべてのフォルダーで、インストールする製品用に作成されたセットアップ カスタマイズ ファイルを検索し、見つかったファイルをファイル名のアルファベット順に適用します。セットアップのコマンド ラインでセットアップ カスタマイズ ファイルが指定された場合は、そのファイルが最初に適用され、その後、SetupUpdates 要素で指定されたフォルダー内で見つかったすべてのファイルが適用されます。

カスタマイズ ファイルは製品固有です。セットアップは、インストールする製品に関連するカスタマイズ ファイルのみを適用します。ただし、同じ製品に対する複数のカスタマイズ ファイルが Updates フォルダーに格納されている場合、セットアップは、すべてのファイルをアルファベット順でユーザーの構成に適用します。

Config.xml の SetupUpdates 要素の変更

管理者は、Config.xml の SetupUpdates 要素を変更して、更新プログラムの代替の場所を指定できます。

Config.xml の SetupUpdates 要素を変更するには

  1. メモ帳などのテキスト エディター ツールで Config.xml ファイルを開きます。

  2. 次の構文例のように、SetupUpdates 要素で使用するオプションを入力します。

    <SetupUpdates CheckForSUpdates="Yes" SUpdateLocation="\\server1\share;\\server2\share" />

    この場合、path-list には、セミコロンで区切られた、フォルダーへの絶対パスの一覧が指定されています ("\\server1\share;\\server2\share")。

  3. Config.xml ファイルを、編集前にそのファイルが格納されていたフォルダーと同じフォルダーに保存します。

Config.xml ファイルの SetupUpdates 要素の詳細については、「Office 2010 の Config.xml ファイル」の「SetupUpdates 要素」を参照してください。

更新戦略の選択

次の表に、ユーザーの組織で推奨ソフトウェア更新プログラム ソリューションの決定に役立つ基準を示します。

顧客の種類 ニーズ 推奨ソリューション

大規模企業

ソフトウェア更新プログラムの高度な管理

System Center Configuration Manager 2007

Updates フォルダー (初期インストールの場合のみ)

注意

ユーザー グループごとにカスタマイズが異なる場合, .msp ファイル用の異なる場所を選択できます。

Microsoft Updates の配布のみ

Windows Server Update Services

中規模企業

ソフトウェア更新プログラムの高度な管理

System Center Configuration Manager 2007

Updates フォルダー (初期インストールの場合のみ)

注意

ユーザー グループごとにカスタマイズが異なる場合, .msp ファイル用の異なる場所を選択できます。

Microsoft Updates の配布のみ

Windows Server Update Services

小規模企業

1 台以上の Windows ベースのコンピューターがあり、1 人以上の IT 管理者がいる環境での Microsoft Updates の配布

Windows Server Update Services

他のすべてのシナリオ

Microsoft Update

Microsoft Self-Extractor ファイル

Updates フォルダー (初期インストールの場合のみ)

注意

Updates フォルダーは .msp ファイルに対してのみ適用できます。

コンシューマー

すべてのシナリオ

Microsoft Update