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Access 2010 での変更点

更新: 2012 年 2 月 21 日

Microsoft Office Access 2007 から Microsoft Access 2010 でのいくつかの変更により、移行時の検討事項が影響を受ける場合があります。Microsoft Office Access 2003 からアップグレードする場合は、「Office Access 2007 での変更点」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=164065&clcid=0x411) および「Access 2007 での移行に関する考慮事項」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=164070&clcid=0x411) も参照してください。

この記事の内容

新機能

ここでは、特に IT 管理者に関連する Access 2010 の新機能について説明します。他のリソースについては、TechNet の Access 2010 リソース センター (英語) (http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=207810&clcid=0x411) (英語) を参照してください。

Web 上のデータベース共有

Office Access 2007 では、Web へのデータベース共有のサポートは、リストの公開とデータベース ライブラリへのデータベースの移動に限定されていました。Access 2010 では、Microsoft SharePoint Server 2010 の Access Services にアクセスできる場合は、Access 2010 を使用して Web データベースを作成できるようになりました。ユーザーは、Web ブラウザー ウィンドウでそのようなデータベースを利用できます。ただし、デザインを変更するには、Access 2010 を使用する必要があります。一部のデスクトップ データベース機能は Web では使用できませんが、集計フィールド、データ マクロなどの新機能を使用して多くの同等操作を実行できます。

.pdf および .xps へのエクスポート

Access 2010 では、データを .pdf ファイル形式 (Portable Document Format) または .xps ファイル形式 (XML Paper Specification) にエクスポートして、印刷、投稿、および電子メールによる配信を行うことができます。Office Access 2007 でもこのような機能を実行できましたが、ダウンロード可能なアドインを使用する必要がありました。Office Access 2007 SP2 以降、およびそれに続く Access 2010 では、この機能は製品自体に組み込まれたので、追加ソフトウェアをインストールする必要がなくなりました。フォーム、レポート、データシートを .pdf ファイルまたは .xps ファイルにエクスポートすると、書式の属性をすべて維持したまま情報を配布しやすい形式に変換でき、他のユーザーは自分のコンピューターに Access をインストールしなくてもその出力を印刷したり確認したりできます。

外部データ ソースとしての Web サービスへの接続

外部データ ソースとして Web サービスに接続できるようになりました。これには、Web サービス管理者から提供される Web サービス定義ファイルが必要です。定義ファイルをインストールした後、リンク テーブルとして Web サービス データに接続できます。

Backstage ビュー

Microsoft Office Backstage は Microsoft Office Fluent ユーザー インターフェイス (UI) の一部であり、リボンと連携する機能です。Backstage ビューは [ファイル] タブから使用でき、そこには、最適化と修復、データベースの新規作成など、データベース全体に適用するコマンドが含まれます ([ファイル] タブは、以前のリリースの Microsoft Office で使用されていた Microsoft Office ボタンおよび [ファイル] メニューに代わる機能です)。コマンドは、画面の左端のタブ上に配置され、各タブにはそれぞれ関連するコマンドまたはリンクのグループが含まれます。たとえば、[新規作成] をクリックすると、新しいデータベースを最初から作成したり、作成するデータベース用に高度なデザインのデータベース テンプレートをライブラリから選択したりする各種ボタンが表示されます。

変更された機能

ここでは、特に IT 管理者に関連する Access 2010 の機能変更の概要を説明します。

Access 2010 と Access 2007 の間の下位互換性

Access 2010 には、Office Access 2007 でサポートされていない機能が追加されています。Office Access 2007 SP1 では、このような機能が含まれているデータベースを開けませんが、Office Access 2007 SP2 では、限定的な表示とデザインの機能が提供されています。

セキュリティ強化

セキュリティ強化機能および Microsoft SharePoint Foundation 2010 との強力な統合によって、以前より効率的にデータを管理でき、以前より安全に情報追跡アプリケーションを作成できるようになりました。追跡アプリケーションのデータを SharePoint Foundation 2010 のリストに保存することによって、変更履歴の監査、削除された情報の復元、およびデータ アクセス権限の設定を行うことができます。

Office Access 2007 で導入されていた新しいセキュリティ モデルは、Access 2010 でさらに進化しました。信頼性に関する判断は、Microsoft Office Trust Center と統合されています。信頼できる場所の指定によって、保護されたフォルダー内の全データベースの信頼が容易になりました。以前より安全なサンドボックス機能が提供され、Office Access 2007 アプリケーションの読み込み時にコードやマクロを無効にできます (つまり、安全でないコマンドは実行できません)。信頼できるマクロはサンドボックス モードでも実行されます。

SQL Server 2008 のデータ型のサポート

Access 2010 の Access プロジェクト (.adp) では、Microsoft SQL Server 2008 で導入された以下の新しい 7 つのデータ型が制限付きでサポートされます。

  • date

  • datetime2

  • datetimeoffset

  • time

  • geography

  • geometry

  • hierarchyID

以下の 3 つのデータ型は、Access 2010 でテーブル モードまたはデザインの表示モードを使用するときにはサポートされません。

  • geography

  • geometry

  • hierarchyID

この 3 つのデータ型のいずれかを使用してテーブル、ビュー、ストアド プロシージャ、および関数を作成するには、代替手段として、SQL Server 2008 のデザイン ツールを使用します。これらのデータ型を参照するレポート、フォーム、モジュール、およびマクロをデザインする場合には、Access 2010 を使用できます。

削除された機能

ここでは、Access 2010 で削除された、特に IT 管理者に関連する機能について説明します。

カレンダー コントロール (mscal.ocx)

Access 2010 では、Microsoft カレンダー コントロール (mscal.ocx) は使用できなくなりました。代わりに、Access 2010 の日付選択コントロールを使用できます。以前のバージョンの Access でカレンダー コントロールを使用していたアプリケーションを Access 2010 で開くと、エラー メッセージが表示され、カレンダー コントロールは表示されません。

Microsoft レプリケーション競合ビューアー

Access 2010 では Microsoft レプリケーション競合ビューアーは使用できなくなりました。同等の機能として、データベース レプリカ セットの ReplicationConflictFunction プロパティを使用して、同期の競合を解決するカスタム プロシージャを作成できます。詳細については、「ReplicationConflictFunction プロパティを使用する方法」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=165394&clcid=0x411) を参照してください。

スナップショット ファイル形式

Access 2010 では、レポートをスナップショット ファイルとしてエクスポートする機能は使用できなくなりました。元のレポートのレイアウトと書式を維持するには、スナップショット ファイル形式の代わりに, .pdf ファイル形式と .xps ファイル形式を使用できます。

データ アクセス ページ

Office Access 2007 以降、データ アクセス ページを作成、変更、またはインポートする機能はサポートされなくなりました。ただし、Office Access 2007 データベース内のデータ アクセス ページ機能自体は有効でした。Access 2010 では、データ アクセス ページが含まれているデータベースを開くことはできますが、データ アクセス ページは動作しなくなります。データ アクセス ページを開こうとすると、Microsoft Office Access ではデータ アクセス ページに対するこの操作はサポートされていないことを示すエラー メッセージが表示されます。

データ アクセス ページを使用する代替方法として、Web データベースを作成し、Access Services を使用して SharePoint サイトに発行する方法があります。詳細については、「SharePoint Server 2010 における Access Services の新機能 」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=182566&clcid=0x411) を参照してください。

Lotus 1-2-3、Paradox、Jet2.x、および Red2 の IISAM

Lotus 1-2-3、Paradox、Jet2.x、および Red 2 の IISAM (インストール可能な索引順次アクセス方式) は、Access 2010 では使用できません。これらのいずれかの IISAM について、リンク、インポート、またはエクスポートを行う必要がある場合は、Office Access 2007 以前のバージョンを使用してください。Jet 2.x または Red 2 データベースに対するリンク、インポート、またはエクスポートや、Lotus 1-2-3 または Paradox へのリンク テーブルの選択または貼り付けを試行すると、次のどちらかのエラー メッセージが表示されることがあります。

  • インストール可能な ISAM ドライバーが見つかりませんでした。
  • この操作は、この種類の IISAM ではサポートされていません。この操作を実行するには、2007 Microsoft Office system 以前のバージョンを使用してください。

移行時の検討事項

Access 2010 への移行を計画するときは、Access 2010 の新機能、変更された機能、削除された機能を確認してください。Access 2010 と Office Access 2007 は、ネイティブなファイル形式が同じであるなど、多くの類似点があるので、Access 2010 に移行するとき Office Access 2007 の既存の移行ドキュメントも参考資料として利用できます。

VBA の設定の移行

Office 2010 では、Visual Basic for Applications (VBA) 6.0 から VBA 7.0 に更新されました。VBA 7.0 の設定は、移行後には既定の設定にリセットされ、元の設定は自動的には再設定されません。このようになるのは、以下の表に示すように、VBA 用のレジストリ設定が Office 2010 では異なるハイブにあるからです。

バージョン レジストリ サブキー

Office 2000 ~ Office 2007

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\VBA\6.0\Common

Office 2010

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\VBA\7.0\Common

この問題を修正するには、VBA 6.0 のレジストリ キーを 6.0 のハイブから 7.0 のハイブにコピーします。

詳細については、「Office 2010 に移行するユーザー レジストリ設定」および「Office 2010 の 32 ビット バージョンと 64 ビット バージョンとの互換性」(http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=185841&clcid=0x411) を参照してください。

変更履歴

日付 説明

2012 年 2 月 21 日

2012/02/20

2010 年 12 月 16 日

2010/12/13

2010/05/12

初期発行

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