復元ファームを作成する (Office SharePoint Server 2007)

[アーティクル]
06/12/2012

古いサイトコレクションまたはサイトを復元するときは、復元ファームを作成することをお勧めします。復元ファームは、通常、一時的なデータ復元先にすることができる単一のサーバーファームです。このファームは、ライブファームとして使用するためのものではありません。このファームをネットワークで参照したり、このファームからユーザーにサービスを提供したりすることはできません。復元ファームには、プライマリファームと同じハードウェアは不要です。このファームは仮想ファームにすることができます。

復元ファームは、バックアップが行われたときのライブファームの環境と同じである必要があります。これには次の内容が含まれます。

同一の更新プログラムとソフトウェアバージョン。ただし、エディションは同じでなくてもかまいません。
同一の有効な機能とテンプレート。
復元ファームでは、送信メールおよび [サイトの使用確認と削除] を有効にしない。詳細については、「使用されていない Web サイトを管理する (Office SharePoint Server サーバーの全体管理ヘルプ)」を参照してください。

Active Directory ディレクトリサービスまたは Active Directory ドメインサービスを実行してるコンピュータ、他のファームコンピュータ、および System Center Data Protection Manager (DPM) サーバーのいずれかが実行されている環境では、復元ファームをそれらとは別のコンピュータにする必要があります。SQL Server のバージョンは、バックアップ時にインストールされたバージョンと同じか、またはそれよりも新しいバージョンにする必要があります。可能な場合は、Service Pack 2 (SP2) を適用した Microsoft SQL Server 2005、またはより新しいバージョンを使用することをお勧めします。

DPM を実行している環境では、復元ファームを単一サーバーインストールにする必要があります。

復元ファームを作成する

スタンドアロンコンピュータに、単純なサーバーファームを作成します。詳細については、「シンプルサーバーファームに展開する (Office SharePoint Server)」を参照してください。
(DPM 用の復元ファームを作成する場合) 復元ファームでは、SP2 を適用した SQL Server 2005、またはより新しいバージョンを実行する必要があります。また、SQL Server VSS Writer サービス (SQLWriter) も実行する必要があります。詳細については、「SQL ライタサービス」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=123427&clcid=0x411) を参照してください。
(DPM 用の復元ファームを作成する場合) DPM 管理者コンソールを使用して、復元の開始元の DPM サーバーから、復元ファームに DPM 保護エージェントをインストールします。
Web アプリケーションを作成して、名前を付けます。詳細については、「Web アプリケーションを作成または拡張する」を参照してください。

(DPM 用の復元ファームを作成する場合) Web アプリケーションの名前は DPMRecoveryWebApplication にする必要があります。Web アプリケーションの作成時に作成された初期コンテンツデータベースはそのまま残し、それ以外のコンテンツデータベースは Web アプリケーションに追加しないでください。追加すると、復元が失敗する可能性があります。
復元先のファームには、元の保護対象サイトと同じパスを持つサイトコレクションが含まれている必要があります。サイトコレクションが存在しない場合は、復元を実行する前に、適切なパスを持つ空のサイトコレクションを復元先のファームに作成できます。

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