非運用環境でのデータの保護と回復 (Office SharePoint Server)

この記事の内容 :

  • 開発環境

  • 発行サイトにおけるオーサリング環境とステージング環境

この記事には、開発環境、オーサリング環境とステージング環境など、非運用環境でのデータの保護と回復に関する推奨事項が記載されています。

開発環境

開発環境でコード プロジェクトを管理するには、ソース コントール システムを使用することをお勧めします。ソース コントロール システムでコードを作成していないこと、および開発環境で可変コンテンツを作成していないことが想定されます。したがって、開発環境でデータを保護することはお勧めできません。

開発環境でソース コントロールを使用する場合の推奨事項の詳細については、「Office SharePoint Server 2007 用のサイトを設計および構築する」を参照してください。

バージョン管理

コンテンツのバージョン管理 : 非推奨

データベース スナップショット : 非推奨

削除防止

ごみ箱 : 非推奨

サイト キャプチャ : 非推奨

コンテンツのバックアップと回復

ソース コントロール システムをサポートしているバックアップおよび回復システムを使用してください。

ファームのバックアップと回復

開発環境を頻繁に再構築したり、新しい開発環境を構築することが予想されます。インストール用のサーバー イメージを保持しておくと役立つことがあります。すべての構成を簡潔にすると共に、わかりやすく文書化してください。

発行サイトにおけるオーサリング環境とステージング環境

発行サイトにおけるオーサリング環境とステージング環境には別々の計画を使用することをお勧めします。

オーサリング環境における推奨事項

オーサリング環境のデータには、他のシステムに反映されるコンテンツの改訂や変更が多数加えられます。したがって、オーサリング環境の保護には、バージョン管理、削除防止、およびバックアップと回復を使用してください。

バージョン管理

コンテンツのバージョン管理 : 推奨

データベース スナップショット : 推奨

削除防止

ごみ箱 : 推奨

サイト キャプチャ : 推奨

バックアップと回復

非常にアクティブなサイトの場合、差分バックアップを毎日行うか、増分バックアップをサポートしているバックアップ ツールを使用することを検討してください。

ステージング環境における推奨事項

ステージング環境はオーサリング環境または運用環境のどちらかと同一であることが想定されます。したがって、バージョン管理、削除防止、またはバックアップと回復を使用してステージング環境を保護することはお勧めできません。

バージョン管理

コンテンツのバージョン管理 : 非推奨

データベース スナップショット : 非推奨

削除防止

ごみ箱 : 非推奨

サイト キャプチャ : 非推奨

バックアップと回復

非推奨

ファームのバックアップと回復

ステージング環境は頻繁に再構築することが予想されます。インストール用のサーバー イメージを保持しておくと役立つことがあります。すべての構成を簡潔にすると共に、わかりやすく文書化してください。カスタマイズはパッケージ化して、展開しやすくしておくようにしてください。

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このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なブックに収められています。

入手できるすべてのブックの一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。