OLAP キューブに基づく Excel レポートを計画する

この記事の内容 :

  • OLAP キューブに基づく Excel レポートの作成について

  • OLAP 関数

  • OLAP 式

OLAP キューブに基づく Excel レポートの作成について

Microsoft Office Excel 2007 OLAP (Online Analytical Processing) の新しい関数および式を使用して、高度にカスタマイズ可能なレポートおよび分析モデルを作成することができます。外部データ ソースから最新のビジネス データを取り込むように自動的に更新させることができます。

OLAP 関数

新しい Office Excel 2007 OLAP 関数を使用して、OLAP キューブからのデータをレポートするツールとして Office Excel 2007 ワークシートを使用することができます。以下の OLAP 関数を使用すると、Office Excel 2007 ワークシート セルに直接 Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services データをインポートして、体系化されていないデータを分析することができます。

  • CUBEMEMBER   OLAP キューブに多次元式 (MDX) を送信し、メンバまたは組をフェッチします。

  • CUBEVALUE   OLAP キューブに 1 つ以上の MDX を送信し、集計値をフェッチします。

  • CUBESET   キューブ内に集合を定義し、その集合をワークシート セルに配置するようになっている OLAP キューブに MDX を送信します。

  • CUBESETCOUNT   集合の要素の数を返します。

  • CUBERANKEDMEMBER   集合内の N 番目の項目をフェッチします。

  • CUBEMEMBERPROPERTY   OLAP キューブからメンバ プロパティ値を返します。

  • CUBEKPIMEMBER   OLAP キューブから主要業績評価指標 (KPI) の目標、価値、状況、または傾向を返します。

OLAP 式

Excel OLAP 式では、Office Excel 2007 ワークシートに SQL Server 2005 Analysis Services データをさらに別の方法で表示することができます。Excel OLAP 式を使用すると、ピボットテーブル レポートを使用した場合よりもデータの配置を細かく制御できるレポートを作成することができます。また、Excel OLAP 方式を使用してレポートにカスタムの MDX を書き込むことができます。

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入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。