サイトの利用状況を分析する

この記事の内容:

  • 管理者用の利用状況の概要ページ

  • 検索サービス管理者用の利用状況レポート

  • サイト コレクションの管理者用の利用状況レポート

  • サイトの利用状況を分析する

サイト利用状況のレポートは、Web サイトの効果の判断に便利です。たとえば、利用状況の統計データにより、頻繁に表示されたコンテンツやほとんどアクセスされなかったコンテンツを特定できます。この情報は、そのまま残すべきコンテンツと削除を検討すべきコンテンツを切り分けるのに役立ちます。

利用状況レポートは、Web サイトから収集され、コンテンツ データベースに保存されているログ データを基に作成されます。ログ データは、Web サイト上のトランザクションをまとめた記録です。Microsoft Office SharePoint Server 2007 では、利用状況レポートのデータはリスト形式で表示されます。

サイトの利用状況の統計データに加え、サイトの記憶域スペースの使用量や、サイトで生成されるアクティビティのレベルも追跡できます。 Office SharePoint Server 2007では、これらの情報は、サイトのクォータの追跡の一部として収集されます。

管理者用の利用状況の概要ページ

共有サービス管理 Web サイトの管理者およびサイト コレクションの管理者は、概要ページで、過去 30 日間のサイトの利用状況に関する情報を確認できます。概要ページには、サイトおよびサイト コレクションに関する以下の情報が表示されます。

  • 過去 24 時間以内の要求とクエリ

  • 1 日あたりの平均要求数

  • 1 日あたりの要求数のグラフ

  • 上位のページ要求

  • 上位ユーザー

  • 上位参照元ホストのグラフ

  • 上位参照元ページのグラフ

  • 上位ページ

  • 上位ジャンプ先ページ

  • 上位クエリ (検索利用状況レポートが有効になっている場合)

  • 検索結果の上位ジャンプ先ページ (検索利用状況レポートが有効になっている場合)

検索サービス管理者用の利用状況レポート

共有サービスの管理者は、以下の情報を追跡する検索利用状況レポートを表示できます。

  • 過去 30 日間の 1 日あたりのクエリ数

  • 過去 12 か月間の 1 月あたりのクエリ数

  • 過去 30 日間の上位クエリ

  • 過去 30 日間の上位のクエリ元サイト コレクション

  • 過去 30 日間の検索範囲あたりのクエリ数

サイト コレクションの管理者用の利用状況レポート

共有サービス管理サイトのサイト コレクションの管理者は、以下の情報を追跡する利用状況の概要のページを表示できます。

  • サイト コレクションで使用している記憶域の総容量

  • Web ディスカッションで使用している記憶域スペースの割合

  • 許可されている記憶域スペースの最大容量

  • 階層内のすべてのサイトのユーザー数

  • すべてのサイトの総ヒット数および最近の帯域幅利用状況

サイト コレクションの管理者は、以下の条件でフィルタした月単位および日単位の総ヒット数を含むサイト利用状況のレポートも表示できます。

  • ページ

  • ユーザー

  • オペレーティング システム

  • ブラウザ

  • 参照元の URL

サイトの利用状況を分析する

サイトの利用状況を分析するには、以下の手順をこの順序で実行します。

  1. 利用状況の分析処理の有効化 (Office SharePoint Server)

  2. サイトの利用状況分析データを表示する

  3. サイト コレクションの利用状況の概要を表示する

関連項目

概念

サイト コレクションとサブサイトの作成、削除、および表示
サイト コレクションの所有権を管理する
サイトの設定を構成する