アップグレードしたサイトを確認する (Office SharePoint Server)

段階的なアップグレード オプションを使用してサイト コレクションをアップグレードした後は、アップグレードしたサイトを元のサイトと比較して確認および検証できるように、元のサイトをしばらくの間オンラインで維持します。この期間中に、IT 管理者、サイト所有者、作成者、および開発者はサイトを確認して、以下の作業を行うことができます。

注意

古いサイトの URL が段階的なアップグレード中に変更されるため、サイトの所有者にレビューの準備ができたことを通知する際には、必ず URL を入れてください。 [サイト コンテンツのアップグレード状態] ページには、前のバージョンと新しいバージョンのサイトの URL が示されています。

  • 古いサイトと新しいサイトを比較して、不一致やエラーを探します。たとえば、すべてのハイパーリンクをチェックします。特に、ハードコーディングされた URL は機能しないことがあります。

  • 不足しているコンポーネントがあれば、Office SharePoint Designer などの SharePoint 互換の Web ページ エディタを使用して、元のサイトから新しいサイトにコピーします。

  • 正しく機能しなくなった Web パーツがあれば、それを更新または再展開します。Web パーツに問題がある場合は、URL 構文の最後に「contents=1」を追加し (http://siteurl/?contents=1)、Enter キーを押します。これにより、[Web パーツ ページの管理] ページが表示されて、壊れた Web パーツ ページを削除および修正できます。

    注意

    変更するためにページをチェックアウトした場合は、必ずそのページを再度チェックインしてください。

  • サイト定義バージョンにリセットする必要があるページがあるかどうかを決定します。カスタマイズされているページがあり新しいバージョンで機能していないように見える場合は、サイト定義バージョンにリセットして、新しいバージョンの外観と機能を適用した後カスタマイズを再適用するかどうか、そのページについて検討する必要があります。この手順はサイト内の [サイトの設定] ページから実行でき、個々のページをリセットすることも、サイト全体をリセットすることもできます。

    ページが表示されない場合は、URL 構文 (http://siteurl/_layouts/settings.aspx) を直接入力して、[サイトの設定] ページを確認することができます。[サイトの設定] ページの動作に問題がなく、アップグレードに成功した場合は、マスタ ページかホーム ページに問題がある可能性があります。[サイトの設定] ページが動作しない場合は、ログ ファイルを開いて、問題に関する情報がないかどうかを確認します。ログ ファイルの場所は、%COMMONPROGRAMFILES%\Microsoft Shared\Web server extensions\12\LOGS です。

  • 必要に応じて、Version 2 のサイトに戻します。詳細については、「以前のバージョンのサイトに戻す (Office SharePoint Server)」を参照してください。

アップグレードしたサイトの確認とカスタマイズの再適用の詳細については、「ブラウザおよび Microsoft Office SharePoint Designer 2007 にカスタマイズを再適用する」を参照してください。

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入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。