フルテキスト検索のサーバー プロパティを表示または変更する方法 (SQL Server Management Studio)

SQL Server のインスタンスのフルテキスト プロパティは、SQL Server Management Studio で表示できます。

フルテキスト検索のサーバー プロパティを表示および変更するには

  1. オブジェクト エクスプローラでサーバーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. [サーバーのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[詳細設定] ページをクリックし、フルテキスト検索に関するサーバーの情報を表示します。フルテキスト プロパティは次のとおりです。

    • [既定のフルテキスト言語]

      フルテキスト インデックス列に、既定の言語を指定します。フルテキスト インデックス データの言語の分析は、データの言語に依存します。このオプションの既定値は、サーバーの言語です。表示される設定に対応する言語については、「sys.fulltext_languages (Transact-SQL)」を参照してください。

      注意注意

      このサーバー プロパティの詳細については、「default full-text language オプション」を参照してください。

    • [フルテキスト アップグレード オプション]

      このサーバー プロパティは、データベースを SQL Server 2000 または SQL Server 2005 から SQL Server 2008 以降のバージョンにアップグレードする際のフルテキスト インデックスの移行方法を制御します。このプロパティは、データベースのアタッチ、データベース バックアップの復元、ファイル バックアップの復元、またはデータベース コピー ウィザードを使用したデータベースのコピーによってアップグレードする場合に適用されます。

      選択肢は次のとおりです。

      • [インポート]
        フルテキスト カタログがインポートされます。通常、インポートの方が再構築よりもかなり高速に処理されます。たとえば、CPU を 1 つだけ使用している場合、インポートは、再構築の約 10 倍の速さで実行されます。ただし、インポートされたフルテキスト カタログでは、SQL Server 2008 で導入された新しい拡張機能であるワード ブレーカが使用されません。そのため、最終的にはフルテキスト カタログの再構築が必要になることがあります。

        注意注意

        再構築はマルチスレッド モードで実行できます。10 を超える CPU が使用可能な場合に、再構築でそれらの CPU をすべて使用できるようにすると、再構築の方がインポートよりも高速に実行されることがあります。

        フルテキスト カタログが使用できない場合は、関連付けられたフルテキスト インデックスが再構築されます。このオプションは SQL Server 2005 データベースでのみ使用できます。

      • [再構築]
        フルテキスト カタログは、導入された新しい拡張機能であるワード ブレーカを使用して再構築されます。インデックスの再構築には時間がかかり、アップグレード後にかなりの量の CPU とメモリが必要になる可能性があります。

      • [リセット]
        フルテキスト カタログがリセットされます。SQL Server 2005 のフルテキスト カタログ ファイルは削除されますが、フルテキスト カタログのメタデータおよびフルテキスト インデックスは保持されます。アップグレード後、すべてのフルテキスト インデックスで変更の追跡は無効化されており、クロールは自動的には開始されません。アップグレードの完了後、手動で完全作成を実行するまで、カタログは空のままになります。

      フルテキスト アップグレード オプションの選択については、「フルテキスト検索のアップグレード」を参照してください。

      注意注意

      フルテキスト アップグレード オプションは、sp_fulltext_serviceupgrade_option 操作を使用して設定することもできます。