組み込みツールを使用してファームをバックアップする (Windows SharePoint Services 3.0)

[アーティクル]
05/17/2012

SharePoint 製品とテクノロジを使用して Windows SharePoint Services 3.0 のデータをバックアップおよび復元するには、2 つの方法があります。

SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを使用して、Windows SharePoint Services 3.0 をバックアップし、復元できます。このツールでは、ユーザーインターフェイスからバックアップと復元を実行できます。この方法で、サーバーファーム、Web アプリケーション、およびサーバーファーム内の任意またはすべてのコンテンツデータベースをバックアップできます。Stsadm コマンドラインツールでは、バックアップと復元の履歴、およびバックアップと復元のジョブの状態を表示できます。
Stsadm コマンドラインツールを使用して、サーバーファーム、Web アプリケーション、およびサーバーファーム内の任意またはすべてのコンテンツデータベースをバックアップできます。また、Stsadm を使用して、バックアップと復元の履歴を表示したり、バックアップと復元のジョブの状態を表示したりできます。この方法でデータをバックアップおよび復元する場合は、SQL Server 2000 ツールまたは SQL Server 2005 ツールは必要ありません。ただし、この方法でバックアップと復元を実行するには、Windows SharePoint Services 3.0 または Microsoft Office 2007 リリースのいずれかのサーバー製品がインストールされているコンピュータの管理者グループのメンバである必要があります。

Windows SharePoint Services 3.0 の組み込みツールを使用すると、完全なサーバーファームまたは特定の Web アプリケーションとコンテンツデータベースをバックアップし、復元できます。バックアップと復元の実行時にこれらの組み込みツールを使用すると、検索、共有サービスのプロバイダなど、サーバーファームの要素が同期されます。

Windows SharePoint Services 3.0 環境を初めてバックアップする前に、次の手順を使用して、SQL Server ボリュームシャドウコピーサービス (VSS) が自動的に開始するように設定されていることを確認する必要があります。この操作を実行するには、ローカルコンピュータの Administrators グループのメンバである必要があります。

[スタート] ボタンをクリックして、[管理ツール] をクリックし、[サービス] をポイントします。
サービスの一覧で、[SQL Server VSS Writer] を探します。
[状態] が [開始] に設定されていることと、[スタートアップの種類] が [自動] に設定されていることを確認します。
これらのプロパティのどちらかが必要な値に設定されていない場合は、[SQL Server VSS Writer] を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
必要に応じて、[全般] タブの [スタートアップの種類] で [自動] を選択します。
必要に応じて、[サービスの状態] 領域の [開始] をクリックして、[OK] をクリックします。

Windows SharePoint Services 3.0 に付属のデータ保護ツールと、データを保護するためのその他のツールとの比較については、「バックアップと復旧のツール選択 (Windows SharePoint Services)」を参照してください。

組み込みツールを使用して Windows SharePoint Services 3.0 のデータをバックアップおよび復元するには、次の手順を実行します。

組み込みツールを使用して Windows SharePoint Services 3.0 をバックアップする

ファームをバックアップするには、次の 2 つの手順のうちどちらかを実行できます。

注意

SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトでは、バックアップを自動化できません。Stsadm コマンドラインツールを使用したバックアップの自動化には、カスタムバッチファイルと Microsoft Windows のタスクスケジューラが必要です。

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関連項目

概念

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