ソフトウェア更新プログラムを含むインストール ソースを作成する (Windows SharePoint Services 3.0)

サーバー ファームの展開では、すべての Web サーバーに同じバージョンのソフトウェア更新プログラムを適用する必要があります。つまり、既存のサーバー ファームに新しい Web サーバーを追加する前に、この新しい Web サーバーにサーバー ファームの残りの Web サーバーと同じソフトウェア更新プログラムをインストールする必要があります。これを行うには、このトピックの手順に従って、製品版のソフトウェア コピーを含み、さらにサーバー ファームにインストールされているバージョンと一致するソフトウェア更新プログラムを含むインストール ソース (スリップストリーム** インストール ソースと呼ばれる) を作成することをお勧めします。更新したこのインストール ソースからセットアップを実行すると、新しい Web サーバーにサーバー ファームの残りの Web サーバーと同じバージョンのソフトウェア更新プログラムをインストールできます。

注意

この記事では、ソフトウェア更新プログラム**という用語を、このソフトウェア製品の改善または修正に使用される Service Pack、更新プログラム、更新プログラムのロールアップ、Feature Pack、重要な更新プログラム、セキュリティ更新プログラム、修正プログラムなど、更新のすべての種類を示す一般的な用語として使用します。

Updates フォルダの使用

インストール ソースを作成するには、製品版ソフトウェアの Updates フォルダにソフトウェア更新プログラムを追加する必要があります。

Updates フォルダを使用するには

  1. 製品の製品版のソース メディアから、サーバー ファーム内のサーバーのインストール ポイントとして使用できるフォルダにファイルをコピーします。

  2. 適切なソフトウェア更新プログラムのパッケージをダウンロードします。

  3. 次のコマンドを使用してソフトウェア更新プログラムのファイルを抽出します。

    <パッケージ>** /extract: <パス>**

    /extract スイッチを使用する場合は、ファイルの抽出先フォルダ名を指定する必要があります。たとえば、x86 システムの場合は次のとおりです。

    wssv3sp2-kb953338-x86-fullfile-ja-jp.exe /extract: <C:\WSS> \Updates

    <C:\WSS>** は、製品版の Windows SharePoint Services 3.0 から抽出したファイルをコピーした場所です。

    注意

    Updates フォルダには既定の場所を使用する必要があります。SupdateLocation="path-list" プロパティを使用して別の場所を指定すると、セットアップが応答しなくなります。

  4. Windows SharePoint Services 3.0 ソフトウェア更新プログラム パッケージから抽出したファイルを、前の手順で作成した Updates フォルダにコピーします。

  5. これで、この場所をインストール ポイントとして使用できます。または、このソースのイメージを作成し、CD-ROM に書き込むことができます。

    注意

    以前に製品版のソースをコピーした場所にソフトウェア更新プログラム ファイルを抽出すると、ソースは更新され、すぐに使用することができます。

更新したインストール ソースを作成する代わりに、次の場所で、Windows SharePoint Services 3.0 の Service Pack 2 (SP2) を更新したバージョンとしてダウンロードできます。

言語テンプレート パック

既にソフトウェア更新プログラムが適用された言語テンプレート パックをインストールするのに使用できるインストール場所を作成するには、次の手順を使用します。

言語テンプレート パックで Updates フォルダを使用するには

  1. リリース済み製品の言語テンプレート パック パッケージをダウンロードします。

  2. 言語テンプレート パック パッケージからファイルを抽出します。

  3. 抽出されたファイルを、サーバー ファーム内のサーバーのインストール ポイントとして使用できるフォルダにコピーします。

  4. リリース済み製品の更新された言語テンプレート パック パッケージをダウンロードします。

  5. 更新された言語テンプレート パック パッケージからファイルを抽出します。

  6. 抽出されたこれらのファイルを、手順 3. でリリース済み製品のファイルを格納した Updates フォルダにコピーします。

    これで、この場所をインストール ポイントとして使用できます。または、このソースのイメージを作成し、CD-ROM に書き込むことができます。

  7. 既にソフトウェア更新プログラムが適用された言語テンプレート パックをインストールするには、この場所からセットアップを実行し、次に SharePoint 製品とテクノロジ構成ウィザードを実行して構成を完了させます。

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このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なブックに収められています。

入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Windows SharePoint Services 3.0 のダウンロード可能なコンテンツ」を参照してください。